2015/11/15
YMOTOHASHI
アストンマーチン・DBS V12と呼ばれる車を紹介していきます。スポーツカーの中でも最高級と呼ばれるこの車、今回はこのDBS V12の走行評価、デザイン評価、乗り心地評価、さらに全体を通した総合評価を見ていきたいと思います。
評価に入る前に、まずはDBS V12がどのような車なのかを紹介していきます。
DBS V12はアストンマーチンが製造、販売したスポーツカーです。
DBSと呼ばれるモデルには2種類存在しており、1967年~1972年に製造された「DBS」と、2007年~2012年に製造された「DBS V12」が存在します。ここではDBS V12(以下、DBS)について紹介します。
DBSは6リッターのV12DOHCのエンジンを搭載し、
最高出力は517PS、0-100km/hは4.3秒、最高時速は307km/Lとなっています。
トランスミッションは6速MTのみでしたが、
後からパドルシフト付きの6速ATタイプ「タッチトロニックII」を発売。さらにその後にはオープンモデルの「ヴォランテ」が発売されました。
かつて、映画「007 カジノ・ロワイヤル」にて、ジェームズ・ボンドが実際に乗っていた車で、映画の公開と同時に、この車の発売が発表されました。
DBSは2012年に生産を終了していまいましたが、同社から後継モデルとして「ヴァンキッシュ」が発売されています。
DBSの大まかな説明は以上です。
続いて、本題の走行評価、デザイン評価、乗り心地評価を見ていきましょう。
まずはDBSの走行評価から見ていきましょう。
DBSはV型12気筒DOHC 48Vエンジンを搭載、総排気量5935ccで
最高出力517ps(380kw)/6500rpm 最大トルク58.1kg・m(570N・m)/5750rpmとなっており、
最高時速は307km/L、0-100km加速は4.3秒となっています。
車体サイズは全長4,721mm・幅1,905mm・高さ1,280mmとなっており、若干横幅が広めな感じで、車重量は1,695kgとなります。
軽量化にもこだわっており、軽量マグネシウム合金やカーボンを使用することで従来の素材の場合より30kgも軽量化されています。
安定した足回り、軽量化されたボディによりハンドリング性能がかなり優秀でV12エンジンからの加速性能もかなり高く評価されています。
加速もハンドリングも申し分無く走行性能はかなり高い評価となりました。
続いてDBSのデザイン評価を見ていきます。
DBSは1台製造するのにおよそ200時間かかると言われています。
その200時間の大半はデザイン面にかかっており、塗装はなんと全て手作業のスプレー吹き付け、さらに塗装後の磨きも全て手作業で行われています。
シート作りにも1台分のシート作りには携わるのは2人までとされ、これは縫い方が人によって異なってしまうため、均一化を図るための措置だと言われています。
ボディは曲線美とシャープさの両立に成功しているかなりカッコよい車でありアストンマーチンらしさが出ており高い評価となりました。
続いてDBSの乗り心地評価を見ていきます。
DBSにはADS(アダプティブ・ダンピング・システム)を採用しており、ダンパーに可変減衰力機構を備えさせることによって悪路でも安定した乗り心地を実現しています。
さらにDBSのシートは電動リクライニングが可能なスポーツシートを標準搭載されており、ゆったりと心地よい運転をすることができます。
最後に、DBSの走行評価、デザイン評価、乗り心地評価を総合しての評価を見ていきましょう。
DBSの高評価ポイント、低評価ポイントをまとめてみました。
【DBSの高評価ポイント】
・V12エンジンによる走行性能
・ADSを採用したことによる安定した走行
・曲線美、シャープさのバランスが取れていて美しいデザイン
【DBSの低評価ポイント】
・燃費が悪い
という評価となりました。
全体的に走行性能、デザイン、乗り心地ほぼ全て高評価となりました。
自分としても、DBSのこのボディデザインにかなり惚れこんでいます。
車体価格は3000万円越えと決して安くはないですが、
もしこの評価を見て興味が出ていただけたら幸いです。
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