2015/11/25
ももふじ
力強い男性のイメージが強いムーヴの派生モデルとして多くの女性モニターの意見を取り入れて作られたムーヴラテ。ではムーヴラテの外装や内装はどのように変わったのでしょうか。試乗した人の走行評価や内装評価もあわせて見ていきながらムーヴラテの魅力を探ってみましょう。
2004年、ダイハツの主力車種の3代目ムーヴの派生モデルとしてデビューしたムーヴラテ。女性を主なターゲットにしたデザインで、外装も内装もこれまでの男性的な強いイメージと全く異なっています。
まずはムーヴラテがどういった車なのかを見ていきましょう。
ムーヴラテのラテは皆さんがお察しの通り、イタリア語のミルクの意味です。
コーヒーや料理にミルクを加えると豊かでコクのある味わいになるのと同じように、生活に潤いと豊かさを与えるクルマでありたいと意が込められています。
またムーヴの強い男性的なイメージをまろやかにする意味だとも言われています。
ムーヴラテは「おおらか新スペース」をコンセプトに掲げ、ほのぼのスタイルと素朴であたたかい全10色ハッピーフルーツカラーを
設定しています。
搭載されるエンジンは排気量660cc、直列3気筒DOHC(58馬力)と同ターボ付(64馬力)の2種です。
駆動方式はFFとフルタイム4WD、ミッションはコラムシフト式4速ATのみの設定です。
さて、ここでムーヴラテが販売から生産終了までの間にどのように進化してきたのか、モデルごとにまとめてみます。
ダイハツ ムーヴラテ 2004年8月(平成16年8月) 発売モデル
ムーヴラテ 2004年8月発売モデル
これがムーヴラテのデビューのモデルとなります。
ラインナップはベーシックなL、充実装備のX、快適装備のXリミテッド、ターボ搭載はRSとRSリミテッドの全5グレードがあります。そしてそれぞれのグレードにFFとフルタイム4WDがあります。
雑菌やカビの繁殖を防止したり、ストレスを緩和するプラズマクラスター付オートエアコンとが搭載されています。同時に花粉・チリ・ホコリなどの粉塵を除去するクリーンエアフィルターもつきます。
女性にはうれしい紫外線を90%以上カットする全面UVカットガラスやキーレスエントリーの操作で簡単に設定・解除できるセキュリティアラーム、軽自動車最大の照明付大型バニティミラー、グレードLを除いては軽自動車初のドアミラーターンランプなど、女性の声を取り入れ、女性がうれしい快適装備をふんだんに採用したものとなりました。
安全装備はデュアルエアバッグ、衝撃感知安全システム、Lを除いてABS(EBD&ブレーキアシスト付)を装着していて、安全装備も充実しています。
ダイハツ ムーヴラテ 2004年12月(平成16年12月) 発売モデル
次にムーヴラテ 2004年12月 発売モデルを見ていきましょう。
ラインナップは同年8月発売モデルと同じベーシックなL、充実装備のX、快適装備のXリミテッド、ターボ搭載はRSと、ディスチャージヘッドランプやMOMOステアリングを装備したRSリミテッドの全5グレードで、内装装備も同年8月発売モデルと同じです。
ダイハツ ムーヴラテ 2005年6月(平成17年6月) 発売モデル
次にムーヴラテ 2005年6月 発売モデルを見ていきましょう。
ラインナップは前モデルと同様のベーシックなL、充実装備のX、快適装備のXリミテッド、ターボ搭載はRS、それに加えてエレガントさを強調したクール、クールターボが新設定されました。
クールシリーズは、アルミホイールやメッキパーツを採用し、きらめき感のある外観となっています。また内装には本革スエード調ファブリックシート表皮やアルミヘアライン調インパネクラスターを採用し、質感を向上させています。
リヤシートは、250mmスライドするため様々なシーンに合わせて足元のスペースを調整することができます。
安全装備も前モデルと同じです。
ダイハツ ムーヴラテ 2006年1月(平成18年1月) 発売モデル
次にムーヴラテ 2006年1月 発売モデルを見ていきましょう。
ここでは「MOYU(モユ)」という特別限定車があり、モユはXグレードに、自然の心地よさに包まれるようなイメージを醸し出す専用内装やアロマヒーリングなどを特別装備し、ファッション志向の女性をターゲットにした戦略を展開しています。
ダイハツ ムーヴラテ 2007年6月(平成19年6月) 発売モデル
そしてムーヴラテ最後のモデルとなる2007年6月発売モデルを見ていきましょう。
ラインナップはベーシックなL、充実装備のVS、それにエレガントさを強調したクールVS、電子制御式ATを搭載するクールターボの4グレードを設定し、前モデルのXグレードがなくなりました。
VSの2グレードは電子カードキーを携帯していればキーを取り出さなくてもドアのロック&アンロックが可能なキーフリーシステム(イモビライザー機能付)を採用し、消臭機能をもたせたデオドラントシートを装備しています。
Lの内装色はアプリコット、VSはハニーベージュも選択可能で、内装にも幅が出ました。
クールVSは、ドレスブラック、クールターボは明るめなムーンアイボリー(本革&スエード調ファブリック)を設定しています。
ここではそれぞれのモデルのグレードごとに燃費や価格を見ていきます。
FFとフルタイム4WDでも燃費や価格が変わってくるので、あわせてみていきましょう。
まずは2004年8月発売モデル
<L>
FF 19.4km/l 1,008,000円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,128,750円
<X>
FF 19.4km/l 1,123,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,244,250円
<Xリミテッド>
FF 18.2km/l 1,228,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,349,250円
<RS>
FF 18.6km/l 1,407,000円 : フルタイム4WD 18.0km/l 1,527,750円
2004年12月発売モデル
<RSリミテッド>
FF 18.6km/l 1,470,000円 :フルタイム4WD 18.0km/l 1,590,750円
2005年6月発売モデル
<L>
FF 19.4km/l 1,008,000円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,128,750円
<X>
FF 19.4km/l 1,123,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,244,250円
<Xリミテッド>
FF 18.2km/l 1,228,500円 :フルタイム4WD18.2km/l 1,349,250円
<RS>
FF 18.6km/l 1,407,000円 :フルタイム4WD 18.0km/l 1,527,750円
< クール>
FF 18.2km/l 1,270,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,391,250円
<クールターボ>
FF 18.6km/l 1,470,000円 :フルタイム4WD 18.0km/l 1,590,750円
2006年1月 発売モデル
<モユ>
FF 19.4km/l 1,144,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,265,250円
2007年6月 発売モデル
<L>
FF 19.4km/l 1,008,000円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,128,750円
<VS>
FF 18.2km/l 1,102,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,223,250円
<クールVS>
FF 18.2km/l 1,207,500円 :フルタイム4WD 18.2km/l 1,328,250円
<クールターボ>
FF 18.6km/l 1,470,000円 :フルタイム4WD 18.0km/l 1,590,750円
さてムーヴラテの基本情報がわかったところで、気になる試乗した人たちによるm、ムーヴラテの試乗評価を見ていきましょう。
試乗して初めてわかる走行性能や内装の装備。その2点を重点的に見ていきましょう。
次は試乗者の走行評価を見ていきます。
見た目も丸くてかわいいムーヴラテですが、走行性能はどうなっているのでしょうか。
試乗した人の声を見てみましょう。
試乗した人の走行評価は
軽自動車はパワーがない、遅い、坂道が登らないなど、様々な意見が出やすい中で、これは結構高い評価ではないでしょうか。
もちろん、試乗した人の主観によるものなので、別の人が乗れば別の意見も出るでしょう。
その他の試乗した人の走行評価は
660ccのNAは「遅い」の一言です。高速の少しきつめの勾配(登り)では、アクセルを床が抜けるくらい踏んずけて最高速80Kmが精一杯。街中でも高架橋などを乗り越えるときは、アクセルをぐいっと踏み込む操作が増えます。
最初の評価とは正反対の評価も出ていますね。
よくなってきているとは言え、やはり軽自動車のNAということなのでしょうか。
そのほかの試乗者の声は
カーブでの傾き(ロール)は大きくてやや不安です。通常の道でも多少ふわふわ感があります。これも慣れればどうということはないのかも。背高のっぽの宿命でしょうか。
全高を高くしたトールワゴンタイプならではの意見でしょうか。
試乗した日の天候にも左右されるとは思いますが、このように感じている人もいるようです。
ですが先ほどと同じで、これと正反対の評価をされた試乗者の声もあるのですよ。
そして次の試乗者の走行評価は
やはり高速走行ともなると快適に走れるとまではいかないようです。
ですが、女性をターゲットにということもあってか、試乗されているのも女性が多く、高速にあまり乗らないのでNAで十分という評価も多かったです。
そして最後の試乗者の走行評価は
トータルで見るとパワー不足な感じの評価に見受けられますが、街乗りをメインにしている方、坂が少ない地域の方、道幅が狭い地域に住んでいる方は、十分走れるいい車ですと評価されている人が多かったです。
では、次に試乗した人の内装評価を見てみたいと思います。
丸みを帯びたフロントに、小物入れなどをたくさん取り入れたムーヴラテの内装の評価はどのようなものなのでしょうか。
試乗した人の内装評価を見ていきましょう。
では試乗した人の内装評価は
シートを倒すとフラットになるのがいいという評価とポケットがたくさんあって便利という評価は本当に多かったです。
シートがフラットになると、大きな荷物が詰めるし、出先でお子さんが眠い時にも便利そうですね。
ポケットはやはり女性目線なだけあって多いようです。
そのほかの試乗者の声は
内装が和風の車ってなかなかないので、新鮮ですよね
試乗した評価の中にシートがにこちゃんマークみたいで癒されましたというものもありました。
そのほかの試乗者の声は
軽自動車でよく話題にのぼるのは後部座席の狭さとシートの高さ、硬さです。
家族のお出かけに使う際は、誰がどこに座るかを決めておいたほうがよさそうですね。
いかがでしたか?
走行性能では乗り手の使用状況、ライフスタイルによってグレードをNAにするか、ターボにするかを決めたほうが良いことがわかりました。
内装はやはり女性目線で作られただけあって、収納の充実とかわいさを高く評価している声が多くありました。
実際に試乗した人の様々な声で知ることができました。これを踏まえたうえで自分で試乗に行くことをおススメします。
カタログだけでは知ることのできない部分を知る上で、試乗することは大切ですね。
試乗した結果、自分のライフスタイルに合ったグレードを妥協せずに選ばれると後悔なく、楽しいカーライフを送ることができると思います。
もしかわいい軽自動車の購入を検討してるなら、ぜひ試乗した人の声も参考にしてみてください。
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