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輸入車コンパクトカーの魅力とは?BMWのコンパクトカーに迫る!

日本ではコンパクトカーは人気ですが、輸入車のコンパクトカーも忘れてはいけません!今回は輸入車コンパクトカー、BMWが作るコンパクトカーを見ていきたいと思います!BMWのコンパクトカーにはどんな車があるのでしょうか?BMWのコンパクトカーの魅力をご紹介します!

そもそもコンパクトカーって?

早速、BMWのコンパクトカーについて見ていきたいところですが、その前に。みなさん「コンパクトカー」ってどんな車なのか知っていますか?
国産の車で「コンパクトカー」として売り出している車種はいくつか思い浮かぶのではないでしょうか?思い浮かぶのは、小さめの乗用車?
まずはじめに「コンパクトカー」とはどんな車なのか調べてみました!

コンパクトカーとは?

BMW 118i Sport

コンパクトカーとは、簡単に言えば小型の乗用車のことですが・・・「コンパクトカー」というのは乗用車の形状の1つを表す名称で、実は明確な定義はありません。

日本では一般的には普通車のなかで
・全長がおよそ4,200mm程度まで
・全幅がおよそ1,700mm程度まで
・5ナンバーのサイズ
・形はハッチバックやトールワゴンなどの2BOXタイプのボディ
・エンジン排気量は1,000 - 1,500ccクラスの直列4気筒のもの(が多い)
このような形の車がコンパクトカーと呼ばれているようです。

海外のコンパクトカー

アメリカにおける「コンパクトカー」は全長は4,200mmから4,700mm、4気筒エンジン、排気量はおおむね1,500 - 2,500cc程度、欧州におけるCセグメントの車を指すようです。
また、欧州における「コンパクトカー」は、「AセグメントからBセグメントのハッチバック」の車が日本における「コンパクトカー」といえるとのことです。

<セグメントとは?>
「セグメント」とは、簡単に言って、欧州における車の分類方法のことです。セグメントにはA・B・C・D・E・F(L)があります。「Aセグメント」がもっとも低価格で小さい車、「F(L)セグメント」がもっとも価格が高く大きい車とイメージしていただければと思います。F(L)セグメントは、1000万円以上する超高級車になります。

参考:フォード・Ka

全長 3620mm、全幅 1658mm、全高 1505mm、直4OHC 1.2Lエンジン搭載。
フォード・KaはAセグメントの車に分類される、コンパクトカーです。

セグメント別の大きさをみてみると、Aは全長が3.7m以下くらい、Bが3.7m~4.2mくらい、Cが4.2m~4.5mくらいとだんだん大きくなっていきます。Aは日本の軽自動車くらいの大きさ、B、Cが日本のコンパクトカーくらいの大きさ、といえるでしょうか。
『欧州における「コンパクトカー」は、「AセグメントからBセグメントのハッチバック』とのことですので、大きさでは3.7m~4.2mくらいが欧州ではコンパクトカーになるようです。


さて、コンパクトカーについて少しわかってきたところで・・早速BMWのコンパクトカーを見ていきましょう!
BMWといえばだれもが知ってるメーカーですが、どんなコンパクトカーを作っているのでしょうか?

BMW・コンパクトカーの紹介①『BMW・1シリーズ』

BMW・1シリーズとは

BMW・1シリーズは、Cセグメントのコンパクトカーです。BMW・1シリーズの一番の特徴は、このクラスのコンパクトカーの中では唯一のFR車(後輪駆動)であることです。
1シリーズにはクーぺタイプ、カブリオレタイプ、も販売されていましたが、現在は5ドアハッチバックのみとなっています。

BMW・1シリーズ

BMW・1シリーズは、プレミアムコンパクト(高級小型車)として、2004年に誕生しました。

BMW・1シリーズ 走行性能

BMWの1シリーズでは、なんといってもその走行性能が高く評価されています。グレード「118i」では1.5 リットル直列 3 気筒 BMW ツインパワー・ターボ・エンジンが搭載されており、これは低回転域での俊敏なパワーが特徴です。またこのエンジンは低燃費・低排出ガスと環境性能にも優れています。

上述にもあるとおり、BMW・1シリーズはFR車です。これにより、1シリーズは前後の重量バランスが50:50となり、よりスポーティな走行を楽しめるようになっています。また、高い走行安定性、優れたハンドリング性能、鋭いコーナリング。BMW・1シリーズはスピードを出さなくても「駆け抜ける喜び」を感じられる車となっています。

BMW・1シリーズ デザイン

BMW・1シリーズ

1シリーズは2015年5月にフェイスリフトを行い、日本でも新型1シリーズが販売されています。エクステリア・デザイナーを務めるカルヴィン・ルク氏曰く、「新型1シリーズのデザインは「Precision&Poetry(精密さと詩情感)」というアイデアでアプローチを行った」とのこと。さらにスポーティな外観となっています。

BMWの象徴ともいえる「キドニーグリル」も新しくなり、エアインテークとともによりワイドに、よりスポーティなデザインに変更されています。またテール部ではL字型リアコンビネーションライトが新採用となり、ワイドさが強調されたデザインで、「夜のBMW」を際立たせる仕様となっています。

ほかにも、走行安全性・快適性を高める「LED ヘッドライト」(ロー/ハイともにLED)を118i標準車をのぞく全車に採用するなど、安全性能にも配慮したエクステリアは、新しいBMW・1シリーズをより魅力的なものにさせているようです。

BMW・1シリーズ ボディサイズと価格

<1シリーズのボディサイズ>全長4340㎜ 全幅1765㎜ 全高1430-1440㎜ 

<1シリーズの価格>
「118i」          2,980,000円~3,580,000円

「120i」          3,970,000円~4,120,000円

「M135i」         5,660,000円

BMW・コンパクトカーの紹介②『BMW・i3』

BMW・i3とは

BMW・i3(アイスリー)は、BMWが立ち上げたサブブランド「i」のコンパクトカーです。欧州では2013年11月に発売開始。日本では2014年4月に発売が開始されています。この「i3」の特徴は、なんといっても電気自動車であること、そして軽量化のため車体の大部分に炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使用していることです。

BMW・i3

東京フルマラソン2014では車いす先導車、フルマラソン審判長車に用いられました。

BMW・i3 ボディ

BMW・i3

左の画像で、i3はアルミニウム製フレームの中にリチウムイオン電池パックが組み込まれているのがわかります。そしてこの上にカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)製のパッセンジャー・セル(ボディ構造体のなかの乗員を保護する囲みを形成する部分)が乗っています。

CFRPは極めて高い強度と軽さを誇る素材です。この頑丈な素材で、事故が生じた場合には乗員を最大限保護します。
下部モジュールは100%アルミニウム合金製で、高圧バッテリー、サスペンション、構造用および耐衝撃用コンポーネント、ドライブ・トレインを納めるスペースとなっています。

さらに高圧バッテリーはセンター奥に納められています。これによりバッテリーは外部の影響から保護され、また車両の重心が低くなり、重量配分は最適化されました。BMW・i3は安全性と優れた走行性能を持つ車といえます。

BMW・i3 走行性能

BMWによって開発された電気モーターは最高出力125kW(170hp)/最大トルク250Nm、電気モーターの特徴としての、停車状態から一気にフルトルクを発揮できます。0-60 km/hを4秒以内で到達し、100 km/hまではわずか7.2秒で駆けぬける能力を持ちます。

電気自動車では電気部品の使用が、航続距離を減らすネックとなっています。BMW i3その点についても配慮しています。照明に省エネルギーのLEDを使用することや、車内暖房は従来の電気ヒーターと比較して最大30%の電力を節約する設計となっていることなど、最適な航続距離を確保するための仕様となっています。

BMW・i3

BMW i3はスイッチを押すだけで走行モードを変えることが出来ます。「ECO PRO」、「ECO PRO+」といった走行モードを選択することができ、これを選択することにより航続距離を伸ばすことが可能です。

<レンジ・エクステンダー>
BMW・ i3はオプションでレンジ・エクステンダーを装備することができます。これはレギュラーガソリンを使用する小型のエンジンです。このエンジンによってリチウムイオン・バッテリーを充電することができ、電気エネルギーで走行を続けることが出来るようになっています。頻繁に長距離走行をする人にはおススメのオプションです。

BMW・ i3 ボディサイズと価格

<BMW・ i3のボディサイズ>全長4010㎜ 全幅1775㎜ 全高1550㎜ 

「i3」      4,990,000円

「i3 レンジ・エクステンダー装備」     5,460,000円


BMW・コンパクトカーを2車種、ご紹介しました。どちらもやはりBMWらしい「走り」へのこだわりが見える車となっていました。多くの人に「駆け抜ける歓び」を体感してもらためにBMWが努力していること、ボディもエクステリアもデザインもすべてそのためにあるのだな、と感じさせてくれます。

BMW・コンパクトカーのライバルは?

BMW・コンパクトカーをみてきました。魅力的な2台でしたが、では他のメーカーのこのクラスのコンパクトカーにはどのような車があるのでしょうか?
いろいろと比較することで、自分が車に対して何を求めているのかも見えてくるかもしれません。

BMWのコンパクトカーのライバル車を簡単にご紹介します。

フォルクスワーゲン・ゴルフ

フォルクスワーゲン・ゴルフ

フォルクスワーゲン・ゴルフはフォルクスワーゲンが生産・販売する、Cセグメント乗用車、コンパクトカーです。世界の車種別歴代総生産台数は第2位、2013年7月には累計生産台数が3,000万台に達しました。初代発売は1974年、以後フォルクスワーゲンのNO.1モデルとして活躍しています。

機能的なデザイン、優れた走行性能、運転のしやすさなどから、高い人気を得ており、現在は7代目となりました。現行ではMQB(フロント部のシステムのいくつかの寸法を決め、ホイールベースやトレッド、ホイールサイズなどをフレキシブルに変更できるプラットフォーム戦略)」を採用し、大幅な軽量化に成功しています。

<ボディサイズ>   全長4,265mm-4,275mm 全幅1,800mm 全高1,450-1465mm
<価格>        266  万円 ~  549  万円

アウディA3

アウディ A3スポーツバック

アウディ A3は「小さな高級車」のコンセプトで、1996年に発売された、アウディのプレミアムコンパクトカー、Cセグメント乗用車です。

エレガントかつスタイリッシュな外観が魅力のアウディA3。A3スポーツバックのエンジンはすべてTFSIエンジン、4WD車にはプレミアムコンパクトクラスでは唯一となるフルタイム4WDシステム「クワトロ」も搭載されています。安定した走行性能を持ち、ハンドリング、コーナリング性能も評価が高い車です。Wi-Fiも搭載されています。

<ボディサイズ> 全長4,325 mm 全幅1,785 mm 全高1,435-1,450 mm
<価格>      303~429万円


BMWのコンパクトカーに対抗する車に、フォルクスワーゲンとアウディのコンパクトカーを取り上げてみました。この2台は優れた走行性能を持つ日本でも人気のコンパクトカーです。
この「プレミアムコンパクトカー」と呼ばれるクラスの車はやはり価格は高めの設定です。ただ、BMWの1シリーズとフォルクスワーゲンの一部のグレードでは300万を切る価格のものもあるようです。

今回は簡単に2台しかご紹介しませんでしたが、このクラスの輸入車コンパクトカーは、現状、各メーカー激しい争いを繰り広げています。BMW、フォルクスワーゲン、アウディ以外のコンパクトカーも、調べてみるとなかなか面白いですよ!

BMWのコンパクトカー 購入者の声

では最後に、BMWのコンパクトカーを購入した人の評価をみていきましょう!。実際にBMWのコンパクトカーを購入し乗っている人は、どのように評価しているのでしょうか?

BMW・1シリーズ購入者の声

BMW・1シリーズ

・「試乗車の120iが内外装や乗り味があまりにもよかったか120iに決めた。目的がなくてもドライブしていたくなる」
・「どうしてもFRコンパクトに乗りたかった」
・「1600CCエンジンはソフトターボと8速ATの組み合わせがよい。街中では何の不満もなく、燃費もリッター12キロ程度、都内で通勤に使っても走るためとても気に入っている
・「スポーティ、運転が楽しい、キビキビ感がある」
・「室内空間の狭さはあるが、駆け抜ける歓びを感じられるので、大変満足」

BMW・1シリーズに乗っている人からはこのような声があがっていました。やはり「走り」に関しては評価が高かったです。反面、室内の狭さなどを指摘する声もあり、やはり試乗をして一度確認してみた方が良いと思います。

BMW・i3購入者の声

BMW・i3

観音開きのドアです。

・「発電機があるのでバッテリー残量を気にしないで走行可能なEV車」
・「0kmからの加速が素晴らしいです」
・「あえてエコを前面に出したインテリアなのだそうだが,価格を考えるともうすこし高級感が欲しい」
・「電気モーターの効率の素晴らしさを改めて実感した一台、だが楽しんで走ると巡航距離がみるみる減り、肝を冷やす」
・「特筆すべきは電気自動車特有の回生ブレーキ。アクセルを話すとすぐ充電が始まるので,
超強力なエンジンブレーキとして作動します」
・「アクセルだけでほとんど目的地に着いてしまう。ブレーキペダルに踏み変えなくても良い」

やはりBMW・i3も走行性能、とくに加速に関してみなさん高く評価されていました。インテリアについては良いといっている人もおり、評価が分かれるところのようです。
ほかには、ブレーキペダルを踏まなくても良いことに関心が集まっているようでした。慣れるとブレーキペダルを使うことなくアクセルペダルだけで走れるようになるとのことで、ワンペダルの走行が気持ちよいとの声もありました。

BMW-駆け抜ける歓び

BMW・1シリーズ

こちらは3ドアモデル。日本での販売はまだ不明です。

いかがでしたでしょうか?
BMWのコンパクトカーを2車種、ご紹介しました。どちらもBMWの「駆け抜ける歓び」をしっかりと体現している車だとわかりました。購入を考えている人も、いない人も、優れた走行性能を一度、体験してみてはいかがでしょうか?きっと楽しいドライブになるでしょう。とくに電気自動車のi3はあまり乗っている人もまだまだいない状況なので、人々の注目を集めること必死ですよ!

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