革新をもたらす電気自動車専門メーカーのテスラモーターズの車を紹介

テスラモーターズは、2003年に起業したベンチャー企業で、アメリカ合衆国のシリコンバレーを拠点として、電気自動車（と電気自動車関連商品）を開発・製造・販売しています。
ベンチャー企業でありながら会社の勢いは驚異的なもので、2016年第3四半期には、アメリカでの高級車セグメントにおける販売台数がメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWを凌駕するという結果になっています。
全車種電気自動車であるということ以外に、全車種に自動運転機能を装備することができることも大きな特徴の一つとなっています。

なお現在の会長兼CEOはイーロン・マスク氏は、宇宙事業を手掛けたり、PayPalの前身を作った人物で、自動車産業だけでなく多くの産業で革新をもたらしている現在最も注目されている人物の一人です。

モデルSはテスラモーターズの電気自動車中でセダンタイプとなるモデルです。先にも触れましたが、このモデルSはアメリカの2016年第3四半期において、高級車の代名詞とも言えるメルセデス・ベンツSクラスや、BMW7シリーズ、アウディA7の販売台数を合計した数より多く販売されたという結果になっています。これだけ見てもモデルSおよびテスラモーターズの電気自動車というものが、いかに評価されているかが分かりますね。

テスラモーターズの電気自動車はパフォーマンスについてみても並外れた性能を持っています。
モデルSも例外ではなく、「P100D」というトップグレードでの0-100km/h加速は驚異的な2.7秒となっています。これはラフェラーリのような特別なモデルを除くと、フェラーリやランボルギーニのスーパーカーより早いということになります。
また「60」というエントリーグレードの最も安い仕様であっても0-100km/h加速が5.8秒と、ランサーやインプレッサWRXに近い数字を出しています。
電気自動車だからと言って走行性能は全く我慢することはなさそうですね。

モデルXはテスラモーターズの電気自動車の中でクロスオーバーSUVというタイプのモデルです。全長は5mを超えるサイズとなり、乗車定員は7名となりますので、ミニバンなみの居住性能を持っていると言えます。
大きな特徴の一つとして、独特の開閉機構を持つ「ファルコンウイングドア」があります。

パフォーマンスについてもスポーツカー顔負けとなっています。
「P100D」というトップグレードでの0-100km/h加速は、こちらもこのサイズの車として考えると異次元の3.1秒で、スーパーカーなみの性能です。
「75D」というエントリーグレードでも0-100km/h加速が6.2秒となっており、一般的なスポーツカーぐらいの性能は持っています。

モデル3はテスラモーターズが今後販売を予定している電気自動車で、最も廉価なモデルになる予定です。
現在分かっていることは、0-100km/h加速は6秒以下となり、大人5人乗り。安全評価で5つ星を獲得するよう設計し、自動運転機能も搭載可能であるということです。日本での価格は2017年に発表され、2017年中旬生産開始する予定となっています。

電気自動車の欠点によく挙げられるのが、走行可能距離の短さです。ところがテスラモーターズの電気自動車は、最長で613kmのモデルがあるなど、ガソリン車なみの航続距離を誇ります。

テスラモーターズの電気自動車は、モデル3を除き、価格は高級車なみの設定となっています。そのため車の性能を高く設定でき、かつ先進的な装備やステータス性を付与することに成功しています。