ドライバー憧れの的!ランボルギーニの新型車について知っておこう!
2016/11/21
zx900a2
2016年8月、ついにホンダからNSX新型が日本国内において販売が開始されました。国産スーパーカーといわれるNSX新型とはいったいどんな車なのか?つぎ込まれた先進技術とその性能、スペックを検証しながらご紹介していきます。
NSXが誕生したのは今から約16年前、日本国内では1990年9月ホンダから「国産初の本格スーパーカー」として発表されました。
北米において「アキュラNSX」として登場し、世間を驚かせたことが始まりでした。
初代ホンダNSX
今までのスポーツカーと明らかに違ったのは、アルミボディの採用と何よりもミッドシップであったことが話題となり、日本では2005年1月まで製造・販売されていました。
2016年8月、NSXが新型として正式発表され、11年ぶりの国産スーパーカーの復活がついに現実のものとなります。
新型NSXの発表はスポーツカー界に大きな衝撃とインパクトを与え、鮮烈なデビューを果たすこととなり、モーターファンに大きな期待を与えてくれました。
ホンダNSX新型
では、このNSX新型はどういう車なのか?NSX新型が国産スーパーカーとしてどのようなスペックを持ち、どのような性能をもっているのかを検証し、ご紹介していきます。
NSX新型のエンジン型式は「ホンダアメリカ・CAA-NC1」となります。
このエンジンは3500㏄V型6気筒のDOHCでツインターボを搭載し、ハイブリッド機構によるモーターを左右1つずつの2基とリヤに搭載させています。
最高出力はエンジンが507馬力、フロントモーターが37馬力、リヤモーターが48馬力を発揮し、合計最高出力が581馬力と国産車としては最高レベルのパワーを発揮します。
NSX新型エンジン
初代では横置きだったエンジンを、新型ではコンパクト化により縦置きとされました。
NSX新型のハイブリッド機構
エンジン+モーターにより581馬力、最大65.9kg・mのトルクを発生。
このモーターの搭載によりターボラグの発生を防ぎ、加速性能を最大限に引き出すことが可能な他、コーナリング時の左右輪にかかるトルクの調整も行い、スムーズなコーナリングを実現します。
またハイブリッド車であるため、ツインターボを搭載しながらも燃費が12.4km/ℓ(カタログ値)となっており、燃費性能もかなり良いものになっていることにも注目です。
ミッションはなんと9速ミッションとなっており、パドルシフトも搭載され、マニュアル車は存在せず、全てミッションモード付オートマチック(セミオートマチック)となります。
以前はスポーツカーはマニュアルというのがほとんどでしたが、NSX新型はこの9速ミッションの性能を最大限に生かすためにコンピュータ制御によるパドルシフト付セミオートマチックとなっています。
9速オートマチックミッション
この9速ミッションによりスムーズなギヤチェンジを可能にしました。
この9速ミッションの採用により、NSX新型はスムーズなギヤチェンジとスムーズな加速性能及び走行性能を発揮できるのです。
NSX新型のボディは、形だけではなく様々な部分が緻密な計算によって構成されています。最先端技術によって作り出されているボディについて検証していきます。
ボディ形状を流麗的にすることで、スムーズな空気の流れと空気の逃げ道を作り出し、空気抵抗を低減しています。
空気抵抗の低減を考えたボディ形状
このタイプのスポーツカーに心配されるのは、各部の温度上昇です。NSX新型は開発陣の緻密な計算により冷却性能のアップにも成功しました。
NSX新型は軽量化を図るために、複数素材のパネルを組み合わせることで軽量化と強度アップに成功しました。
また、複数素材ということでアルミ合金やカーボンファイバー等を多く採用しているにもかかわらず、先進の技術により軽量化だけではなくボディ剛性もアップされています。
超高張力鋼管フロントピラー
視界確保のために、3次元熱間曲げ焼き入れと呼ばれる成形技術によりピラー断面を極限まで小さくしながらルーフクラッシュ強度も確保しました。
NSX新型は、サスペンションをオールアルミニウム化することで軽量化を図りながらもアクティブダンパーシステムにより最適な減衰力を発揮することができます。
アクティブダンパーシステムとはダンパー内オイルに金属粒子を含ませることで電磁コイルにより減衰力を可変させるシステムです。
アクティブダンパーシステムが採用され、オールアルミニウム化されたサスペンション。
NSX新型は国産最高峰のスーパーカーです。運転席周りはスポーツカーとしての特性を最大限に生かせるよう設計してあります。その室内を見ていきましょう。
NSX新型の運転席周りは、国産スーパーカーという事で、かなりレーシーな作り込みになっています。
NSX新型の運転席
通常シフトがある部分にシフトはなく、「P」「R」などすべてスイッチ式を採用。
センターコンソール下部に走行モードを切り替えるダイヤルが設置されており、4種類の走行モードが選択できるようになっています。
デザインも流麗的なデザインになっており、非常にスポーツ性の強い作り込みになっていることが見て取れます。
NSXは2シーターミッドシップであるので、乗車定員は2名となります。内装のカラーは7色の中から選択が可能となっており、自分好みのカラーを選ぶことができます。
画像はセミアニリンレザー✕アルカンターラ(オプションカラー)。パワーシートはオプション。
シート生地は標準がミラノレザー✕アルカンターラ、上記画像はオプションのレッドでセミアニリンフルレザーとなっており、シート形状もホールド性の高いセミバケットタイプになっています。
セミアニリンレザーは、カラーによりセミアニリンフルレザーとセミアニリンレザー✕アルカンターラの組み合わせがあります。
前述にもありますが、NSX新型は「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」という4つの走行モードが設定してあり、ダイヤルで切り替えることができます。
このインテグレーテッド・ダイナミクス・システムによる4つの走行モードについて画像と合わせて説明していきます。
インテグレーテッド・ダイナミクス・システム
このダイヤルにより4つの走行モードが選択可能となります。
QUIET Mode
静寂性を目的としたモードになります。
SPORT Mode
走りと燃費をバランスさせたモードになります。一般走行時に向いている設定となっています。
SPORT+ Mode
ワインディング走行に適したモードです。俊敏さと力強さを発揮します。
TRACK Mode
サーキット走行を目的としたモードになります。これによりコンスタントに最速ラップを目指します。
走行モードにより、メーターの表示が変化することにもご注目いただきたいと思います。
Honda NSX: Stoffel Vandoorne puts the NSX through its paces.
この動画は「TRACK Mode」での走行になっています。コーナーの進入時の良さ、加速時の音にもご注目いただきたいと思います。
動画でも感じる加速感、そしてエンジン音と排気音。まさにNSX新型は、日本が誇る国産スポーツカーだということが分かります。
NSX新型は現在1グレードのみの設定で車両価格は2,370万円(税込)となります。現在、国産本格スーパーカーとして価格も性能も国産トップレベルとなります。今後、NSX新型がどんな活躍をしていくのかが、非常に楽しみです。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局