ストップ!意外と見落としがちな一時停止の標識についてのまとめ
2016/02/04
kaori7
赤い逆三角形の「止まれ」の標識は道路に出れば必ず目にすることが出来ます。「止まれ」の標識は見た通り「一時停止」の標識です。今回は、「止まれ」の標識の豆知識を集めてみました!身近にある標識には意外と知らないことがあるかもしれませんよ。
どれだけ知っていますか?
それでは初めに、「止まれ」の標識の基礎知識を確認しておきましょう!運転をする人なら知っているはず!!
「止まれ」の標識の正式名称は「一時停止」です。
「止まれ」の標識がある場所では車、路面電車は停止線の直前で一時停止しなければいけません。停止線がない場合は標識、交差点の手前で一時停止を行います。
「一時停止」は徐行とは異なり1度完全に停止させることです。意外と、怠っている人いますよね…。
「止まれ」の標識の歴史…
1950年から1960年までは「止まれ」の標識は黄色い八角形の標識でした。1960年から1963年の間は赤い八角形の標識です。
現在の逆三角形の「止まれ」の標識は1963年から使用されているデザインになります。
「止まれ」の標識がある場所で、停止線手前で一時停止しなかった場合は3か月の懲役または5万円以下の罰金があります。
道路で必ず目にする表記!
道路で、赤い逆三角形の「止まれ」の標識と同じように「止まれ」の路面ペイントをよく目にしますね!
ですが、路面のペイントは法律で定められた道路標示ではないので「一時停止」の規制効力がありません!
ただし、「止まれ」の路面ペイントがある場所は別の理由で一時停止義務がある場合がほとんどのようです。なので「止まれ」の表示を見かけたら一時停止するようにしましょう!
自転車用の「止まれ」
ちなみに自転車用の「止まれ」の路面ペイントも法律で定められた道路標示ではないため規制効力はないようです。
自転車用の「止まれ」の路面ペイントは一時停止義務の全くない場所でもよくみかけるようです。
八角形の「止まれ」の標識…
国際的には「止まれ」の標識は八角形の標識を使用している国が多いようです。なぜ、日本は逆三角形の「止まれ」の標識を使用しているのでしょうか?
日本の「止まれ」の標識も初めは八角形の標識でした。
「止まれ」の標識はほかの標識と区別しやすくするために、ほかのものとは異なるデザインが採用されることになりました。
逆三角形のデザインを採用!
そこで、ドイツで使用されていた視認性の高いとされる不安定な見た目の頂点を下にした逆三角形のデザインが採用されました。
ですが、現在ドイツで使用されている「止まれ」の標識は八角形の標識になります。
1963年に日本がドイツの逆三角形の標識に変更した5年後の1968年にウィーン標識条約で八角形の標識が国際基準になってしまいました。ドイツもそれに合わせて八角形の標識にデザイン変更をし、日本だけ取り残されてしまったのです。
全国で170万か所にある!
「止まれ」の標識は全国で約170万か所あります。その全てを八角形の標識に変更する場合、約255億円の費用がかかるようです…。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックにむけて標識のグローバル化が国会で提案されたことがあったようです。表記も英語を併記することが提案されました。
もしかしたら、日本の「止まれ」の標識も大幅にデザイン変更され、八角形で「STOP」の文字の入ったデザインになる日が来るかもしれません。
標識はネット購入可能!
キーホルダーやチャームになっているものも販売していますが、今回は本格的な標識のお値段をご紹介します。
「止まれ」の標識は素材によってお値段が異なります。(1辺800mmの標識)
・合成ゴム(白部ガラスビーズ反射、裏面・粘着シート付) ¥32,875(税込)
・軟質エンビ(ラミネート加工、裏面強力テープ付) ¥13,770(税込)
・スチール(メラミン焼付) ¥6,885(税込)
他にも、鉄でできているものや1辺が1,000mmのものも販売しています。もっと細かく知りたい方は「サイトで購入」をクリックしてみてくださいね!
いかがでしたか?
身近にある「止まれ」の標識にも知らないことがあったのではないでしょうか?最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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