日本はもちろん欧州市場でも人気が高いファンカーゴの燃費は？

ファンカーゴの燃費を見ていく前に、まずはファンカーゴがどんな車なのかご紹介したいと思います。

ファンカーゴはトヨタ自動車が生産・販売していた小型トールワゴン。
英語の「Fun:楽しい」と「Cargo:積荷」を合わせた造語が車名の由来となっています。

初代ヴィッツをベースに5ドアで背が高いワゴンボディというスタイリングのファンカーゴ。
ヴィッツがベースの車種は他にbBがありますが、bBとは異なり販売当時の欧州の趣向に沿った抑揚の強いデザインとなっています。

欧州市場においては「ヤリス・ヴァーソ」という車名で販売され、イギリスでのユーザー満足度調査では第一位に輝くなど、ターゲットとしていた欧州で高い評価を得ていました。

ファンカーゴに搭載されるエンジンはFFモデルが1.3L･2NZ-FE型及び1.5L･1NZ-FE型で、4WDモデルは1NZ-FE型のみ。トランスミッションは全車4速ATが設定されました。

ファンカーゴは自転車やクロスバイクなどをそのまま収納できるほどキャビンスペースは大容量。
一方、車体は小型で小回りが利くので普段使いにぴったり。キャンピング用途やウェルキャブ、タクシーとして使用されることも多いようです。

第20回の日本カー・オブ・ザ・イヤーをヴィッツ、プラッツとともに受賞したファンカーゴですが、2005年に販売が終了となってしまいました。
事実上の後継車はラクティスです。

ファンカーゴの新車価格は販売年度やグレードによって異なりますが、120万円～194万円という価格帯です。

それではファンカーゴの燃費についてみていきたいと思います。

それではいよいよ本題！ファンカーゴの燃費をご紹介していきます。
まず最初にご紹介するのはファンカーゴのカタログ燃費です。

ファンカーゴのカタログ燃費は10・15モードで14～18km/Lとなっています。
当時の小型トールワゴンとしてはまずまずの燃費性能でしょうか。

次はファンカーゴオーナーの皆さんの標準的な実燃費をご紹介いたします。
カタログ燃費と実燃費は差が出てしまうものですが、ファンカーゴの実燃費はどのような値になっているのでしょうか？

ファンカーゴの標準実燃費は11.20～12.93 km/Lでした。
カタログ燃費と比べてもそれほど差がありませんね。

実燃費は季節や運転の仕方、どこを走るかによって大きく変わってきます。
ファンカーゴを購入する前には試乗して自分の運転時の実燃費を確認してみてください。

続いてファンカーゴに乗っている方による燃費評価をご紹介いたします。
オーナーの方はファンカーゴの燃費をどのように評価しているのでしょうか。

ファンカーゴに乗っている方も燃費にそれほど不満はなさそうですね。
とはいえ、最近の車と比べるとどうしても燃費は劣ってしまいます。

最後にファンカーゴのライバル車種との燃費比較をしてみたいと思います。
ファンカーゴの燃費はライバル車種と比べるとどうなのでしょうか。

10・15モード燃費：15.2～17.6km/L

JC08モード燃費：15.6～19km/L
10・15モード燃費：14.6～20km/L

JC08モード燃費：14.7km/L

ファンカーゴのライバル車種の燃費をご紹介いたしました。
ライバル車種とほど同程度の燃費性能と言えますね。