息の長い日産のコンパクトカー！4代目マーチの燃費と実燃費は？

今回は4代目マーチの燃費、実燃費、オーナーの燃費評価をご紹介するのですが、そもそもマーチとはどんな車なのでしょうか。
まずは簡単にマーチの歴史を振り返りたいと思います。

マーチはかつてトヨタのスターレットと日本のコンパクトカー市場の人気を二分していました。
大人4人がのびのびと過ごせる室内空間と合理的なパッケージングが特徴で、欧州などではマイクラという名前で販売されています。

マーチは専門家の評価も高く、2代目マーチは日欧でカーオブザイヤーを同時受賞しています。
日本車の中ではフルモデルチェンジまでのスパンが珍しく長いことやトヨタ・ヴィッツとともにワンメイクレースがあり、モータスポーツの登竜門となっていることもマーチの特徴です。

今の4代目マーチはＫ１３型で2010年7月に、およそ8年半ぶりにフルモデルチェンジをした型です。
2016年の今年に発表が予定されている次期モデルでは欧州向け左ハンドル仕様車をルノーの欧州域内の工場で生産することが発表されています。

次期マーチの生産の情報も気になるところですが、今回は現行マーチの燃費をまとめてご紹介します。
燃費競争が激化している昨今ですが、マーチの燃費はどれくらいなのでしょうか。

日産が発表しているマーチのカタログ燃費は
2010年7月発売のNK13型4WDの燃費は18.4 km/L、K13型の12S、12X/12GグレードのＦＦの燃費は21.4～22.6 km/Lとなっています。

いずれの燃費データも1200ｃｃのＣＶＴですが、駆動方式が違います。
４ＷＤとＦＦを比較すると、ＦＦの方が燃費がいいようですね。
車の用途によって選べる駆動方式が違ってはきますが、山道に縁遠いような方はＦＦがオススメです。

次は4代目マーチの実燃費をご紹介します。
多くの方はカタログ燃費を見て、車選びをしていると思いますが、実際に乗り始めるとカタログ値よりも燃費が下回ることがほとんどです。
マーチはどのくらい下回るのでしょうか。

Ｋ１３型のマーチの実燃費のデータは15.82～16.35km/Lと算出されています。
やはりカタログ燃費と比較すると下回ってはいますが、コンパクトカーの実燃費としてはおおよそ平均的なデータではないかと思います。

しかし、マーチに限らず実燃費は運転の仕方、交通状況などによって大きく変わります。
高速道路の走行がメインならもっと伸びるでしょうし、渋滞の多い都心がメインならもっと悪いかもしれません。
ここで算出したデータはあくまでもそれらを総括した平均値ということです。

燃費、実燃費のデータが出そろったところで、マーチオーナーの燃費評価をご紹介します。
マーチオーナーは愛車の燃費をどのように評価しているのでしょうか。

「i-stopのおかげか大満足です。20Km/Lはあると思います。」
「アクセル踏んじゃうんで、街乗りでリッター14から15km。ハイブリッド車じゃないので、この数字で満足してます。」
という評価や

「まずまずです。　街乗りで１6㎞/Ｌ前後、郊外で25～26ｋｍ/Ｌ前後です。平坦な道で5～6ｋｍですが、40ｋｍ/Ｌが出たのには、ビックリしました。運転者次第で4～5ｋｍは、確実に違います。　妻はいつも、私のマイナス5ｋｍ/Ｌです。」
という評価がありました。

マーチの燃費評価をしているオーナーはたくさんいるのですが、「割によくない。」とマイナス評価をつけているオーナーはごくごく少数でした。
また評価の中にもありましたが、同じ道でも運転者が違えば大きく燃費が違うことがわかりましたね。