記事ID28546のサムネイル画像

そのレトロチックが何ともお洒落!中古でも魅力的な日産「パオ」

日本のファッション業界で「レトロ化」が流行る中、かつて昔に自動車業界における「レトロ化」の先駆けとなった日産「パオ」をご存知でしょうか。今回は、中古車情報や中古相場だけでなく、フランスの大衆車のごとく個性的なデザインが印象的な「パオ」の魅力をご紹介します。

中古車の日産「パオ」が欲しくなるポイント①概要説明

中古車情報や中古相場を見ていく前に、まずは「パオ」という車種がどういうものか、ご説明させていただきます。
当時自動車業界で一世を風靡していた、レトロ調を模した設計をし、期間予約限定販売された車、通称「パイクカー」と呼ばれるものありました。当時の日産はコンパクトカー「マーチ」をベースに、そのパイクカーの第2弾として1989年に登場させたのが「パオ」です。

後で詳しく述べますが、フランスの大衆車のごとく個性的で、1L直列4気筒エンジンと5MTもしくは3ATで前輪を駆動するシンプルな構造。そして屋根を手動で開け閉めできる「キャンバストップ仕様」も設定され、シンプルな装備品を身にまとっていたのが特徴です。

中古車市場で人気な「パオ キャンバストップ」

中古車の日産「パオ」が欲しくなるポイント②内装編

まずパオの内装デザインから見ていきましょう。
冒険に出かけるような外観もさながらも、お洒落で豪華に着飾らないポイントを踏まえた質素な作りが特徴的です。
象牙をイメージしたとされるハンドルと丸型メーター、さらにはシンプルな色合いを持ったシート表皮など、インテリアもレトロなスタイリングに仕上げ、お洒落な外観との統一感を持たせてあります。

車内もお洒落な日産「パオ」

インテリアを1メーターダッシュパネルとクラシックな2スポーク大径ハンドルとし、さらにはインパネ周りを真空管ラジオ的なデザインにも設定可能であったところなど、欧州車を感じさせつつも、どことなくリゾート感をも感じられるお洒落な内装造りは、中古の「パオ」でも感じられると思います。
ただ登場してからだいぶ経っている為、中古車の中でも新車状態に近い中古の「パオ」を見つけるのは非常に困難だと思われます。

日産「パオ」はシンプルな内装だからこそのお洒落感!

中古車の日産「パオ」が欲しくなるポイント③外装・走行性能編

「パオ」のボディタイプは3ドアタイプしかないものの、電動ウインドウ時代の中であえての手動式リアクオーターウインドウや上下分割開きのバックドア、さらには三角窓や外側に出したドアヒンジ、丸く3個ならんだテールレンズ、パイプ状のバンパーなど、欧州車のレトロチックなデザインが隅々まで盛り込まれ、物心をくすぐられるような外観デザインが特徴的です。

台数の限られた中古車の日産「パオ」

ノスタルジックな見た目に反し、ボディー外板には新素材や新工法がふんだんに投入され、フロントフェンダーとフロントエプロンに当時最先端の技術を結集させ、適所に特殊加工することで、防錆性能、強度、剛性の向上と、軽量化を図りました。
1L直列4気筒エンジンと5MTもしくは3ATで前輪を駆動するシンプルな構造ながらも、肝心の走行性能も、基本的な操縦安定性を確保しています。

日産 「パオ」の中古のエンジンは未だ健在なものばかり!

3ヶ月の受注期間を設け、その間に予約された台数を全て販売するという販売方法にしたため、台数限定方式のBe-1をはるかに上回る、51,657台を生産した「パオ」。それほど「パオ」そのものに魅力的に感じたが多くいらっしゃったのでしょう。

中古車の中でも目立つ、独特なデザインの日産「パオ」

日産「パオ」の中古車相場と中古車情報

ではそんな日産「パオ」の中古車情報についてみてみましょう。
日産「パオ」の新車時価格は139万円~154万円、中古車相場は20万円~225万円となっております。
今現在、さほど高い中古相場という訳ではありませんが、幾分限定生産という事もあって、中古市場に出回っている中古台数はごく僅かです。また中古車購入ができたとしても、中古パーツもほんの僅かですので、その後もパオをより大事に扱っていかなくてはなりません。

中古台数もパーツ確保も難しくなってきた日産「パオ」

また経年劣化も見られる年数なので、お洒落で可愛らしい外観だけで購入しないようにしましょう。きちんと綺麗な内装だけでなく、リクライニング機能や窓・ドアの開閉等の機能的な面、さらにはエンジン状態まで、中古車である以上隅々チェックしておきましょう。

日産「パオ」の中古特集の最後に

中古でも珍しい日産「パオ」のご紹介はいかがでしたでしょうか?自動車業界における「レトロ化」の先駆けとなった日産「パオ」。中古車情報や中古相場だけでなく、個性的なデザインが印象的な「パオ」の魅力をお伝えできたと思います。ぜひ中古車ディーラーで中古の「パオ」を探してみてはいかがでしょうか。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ