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トヨタ SAIって?画像で見るハイパワーなのに低燃費な隠れた名車

SAIはトヨタが日本で製造、販売するセダン型ハイブリッド車のことです。同じハイブリッドカーの「プリウス」の1つ上のクラスに属するこの車の魅力とは?簡単にまとめてみました。

SAIは2009年末に発売されたハイブリッド専用のミドルクラスセダンです。空力性を重視した卵型のデザインとなっていて、飾りの少ないシンプルな外観の車です。トヨタのハイブリッド車のラインナップではクラウンハイブリッドとプリウスの間を埋める中間車種としての役割を担っていています。また、クラウンより維持費が安い、室内空間に余裕がある、環境問題にも配慮しているなどといった理由から首都圏を中心に、タクシーとして利用されることが徐々に増えています。

当初、SAIは大衆受けしませんでした。そこで2013年9月にマイナーチェンジを行い、コンセプトや外観を変え、アグレッシブなフロントマスクや洗練されたインテリアなどマイナーチェンジ以前とは全く異なるイメージの定着を図りました。加えて、ハイブリッド制御を変更したことでJC08モード燃費を1.4km/L向上しています。この他にも吸・遮音材の増強や遮音ガラスの採用、エンジンマウントの改良などで静粛性を向上し、ボディ剛性強化を行うことによって走行安定性を強化するなど基本性能を高めるなどの機能の改良が行われています。

気になるスペックですが、エンジンはプリウスの直列4気筒1.8L・2ZR-FXE型エンジンに対して、直列4気筒2.4L・2AZ-FXE型エンジンを搭載しています。このエンジンはHSやエスティマハイブリッド、そして日本国外専売のカムリ・ハイブリッドなどに搭載されているものです、このため、プリウスよりもハイパワーでありながら軽自動車や1,000ccクラスのコンパクトカーに匹敵する低燃費(JC08モード燃費で22.4km/L)を実現しています。

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