ミディアムクラスサルーンBMW5シリーズ。525Iの2.5Lは170馬力を発生
2016/02/05
とっぱらや
「マルニ」の愛称で知られるBMW2002は、コンパクトな車体とパワフルなエンジンにより羊を被った狼ともいわれました。現在のBMW2シリーズの基礎を作ったといわれているBMW2002とは、どのようなクルマだったのか?あらためて検証してみました。
BMW2002はコンパクトな2ドアセダン車で、1966年から77年にかけて製造されました。特にスポーツモデルはターボエンジンを積んで、そのルックスからは想像できない高性能を発揮。「羊の皮をかぶった狼」と形容されました。
BMW2002
現在でも熱狂的なファンが多いBMW2002。
今となってはBMW2002は名車中の名車で、多くの人に愛されたクルマですが、このクルマはどのような経緯で誕生したのでしょうか?
北米の販売代理店からは「よりスポーティーさを強調する意味でも2ドアモデルが必要だ」との声が多く寄せられた。ジャガー・Eタイプなどに代表されるイギリス製の2ドアスポーツカーが好調な販売実績を挙げており、販売競争上2ドアモデルの投入は必要不可欠なものと考えられていた。
当初は北米の要望にこたえる形で、2ドアモデルの開発が必要だったためにBMW2002をデビューさせたようです。
それではBMW2002のルックスから細かくチェックしてみましょう。
BMW2002フロントビュー
丸目2灯のヘッドライトと、BWM伝統のキドニーグリルを採用したBMW2002。
デビューしたころのBMW2002は丸目2灯のヘッドライトとキドニーグリルが特徴でした。七十三年に行われたマイナーチェンジでは、BMW伝統のキドニーグリルは黒一色になっています。
BMW2002リヤビュー
ノスタルジックな雰囲気漂うBMW2002は、丸目テールランプを採用
クラシカル、かつスポーティーな印象を与える丸目テールレンズですが、改良型は角型に変更しています。
BMW2002サイドビュー
コンパクトな車体にパワフルなエンジンを詰め込んだBMW2002
現在のグランクーペとは真逆のコンセプト、2ドアセダンのフォルム。角ばったデザインが端正で、このあたりもデザイナーのセンスをうかがい知ることができます。
BMNW2002はシンプルなインテリアデザインが特徴です。ダッシュボードのデザインも当時のトレンドを踏襲しています。
BMW2002インテリア
細いステアリングとシンプルなメーター類が並ぶBMW2002の室内空間。
ブラックのモノトーンで統一したシックなインテリア。シートにヘッドレストもなく、このあたりも当時のクルマらしいシートデザインです。
2リッターSOHC直列4気筒エンジンを搭載するBMW2002ですが、エンジンの仕様は年代によってさまざまなバージョンが登場しています。
BMW2002のエンジン
すでにこの時代からインジェクションを採用したBMW2002。
BMW2002はMT車とAT車では違うキャブレターが使われていました。またソレックス製キャブレターは初期モデルが1バレルであったのに対して、後期モデルでは2バレルにグレードアップ。ただしパワーはどちらも100馬力で、16kgのトルクを発生させていました。
BMW2002は高性能な車体を生かして、数々のモータースポーツで輝かしい戦績を残しました。
BMW2002のラリーカー
WRCをはじめ当時の国際的なラリーレースで活躍したBMW2002。
1971年にラリー参戦をはじめたBMWでしたが、そのとき選ばれた車両が2002でした。軽量でコンパクトな車体は、ラリー参戦には理想的なパッケージングだったのです。
BMW2002は日本でもスーパーカーブームのあおりを受けて、人気の車種となりました。そのためミニカーやプラモデル、ラジコンなどで製品化されています。
BMW2002ミニチュアカー
1/43 ホワイトボックスWBX0006
メーカー希望小売価格:4,860円
実車の43分の1に縮小された精密なミニチュアカー。単なる子供のオモチャではなく、大人の鑑賞用として楽しむホビー志向の商品です。
BMW2002はこのほかにもツインキャブレターモデル、インジェクションモデル、ターボモデルとさまざまなエンジンが搭載されました。優れたパッケージングはロードカーだけでなく、モータースポーツ愛好家からも高い支持を得ています。
駆け抜ける喜びをそのまま具現化したようなクルマ、それがBMW2002です。
しかしこのようなクルマつくりの核心部分は、現在のBMWでも変わらず持ち続けています。このあたりが単なる高級車ブランドだけではない、BMWの魅力なのではないでしょうか。
BMW2002 最後に
夕暮れの景色が良く似合うBMW2002。
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