スバルBRZの中古車情報を集めてみました!中古BRZどうなのか?
2015/09/19
J.Kasai
トヨタとスバルの共同開発で誕生したFRスポーツカーの86とbrz。基本的なプラットフォームが共通なので、どちらも同じクルマだと思っていませんか?しかし実は86とbrzには、スポーツカーとしての核心部分が決定的に違います。その違いをわかりやすくまとめました。
それではトヨタ86とスバルbrzは、
具体的にどのように違うのでしょうか?
まずはスペックから86とbrzを比較してみましょう!
トヨタ86イメージ画像
スペックはトヨタ86の上級グレードとなるGTリミテッドのデータ。
価格304万円
型式 DBA-ZN6
全長×全幅×全高 4240×1775×1320mm
ホイールベース 2570mm
トレッド前/後 1520/1540mm
室内長×室内幅×室内高 1615×1490×1060mm
車両重量 1230kg
エンジン型式 FA20
最高出力 200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク 20.9kg・m(205N・m)/6400~6600rpm
種類 水平対向4気筒DOHC
総排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 12.5
過給機 なし
燃料供給装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S)
燃料タンク容量 50リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
スバルbrzイメージ画像
スペックはスバルbrzの上級グレードとなるSのデータです。
価格292.6万円
型式 DBA-ZC6
全長×全幅×全高 4240×1775×1320mm
ホイールベース 2570mm
トレッド前/後 1520/1540mm
室内長×室内幅×室内高 1615×1490×1060mm
車両重量 1230kg
エンジン型式 FA20
最高出力 200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク 20.9kg・m(205N・m)/6400~6600rpm
種類 水平対向4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 12.5
過給機 なし
燃料供給装置 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S)
燃料タンク容量 50リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
トヨタ86とスバルbrz
スペックを見るだけでは、両者の違いはほとんどありません。
トヨタ86とスバルbrzをスペックで見比べてみても、車体サイズやホイールベース、重量に違いがありません。エンジンに至っては細かな仕様まで同じです。ここだけみると86とbrzの違いは型式だけで、どちらを選んでも同じように思いますね。
スペックでは86とbrzに明確な違いはありませんでした。それでは86とbrzでは何が違うのでしょうか?まずは外観からチェックしていきましょう。
86&brzフロントビュー
トヨタ86とスバルbrzのフロント周りのデザインを比較してみました。
フロントのデザインを比較すると、86とbrzでは細かく違うことが分かります。まずバンパーのエアインテーク部が左右で吊り上がっているのがbrzで、86は逆に下がっています。またウインカーが86はバンパー側であるのに対し、brzはライトと一体になっています。
86&brzリヤビュー
トヨタ86とスバルbrzをリヤビューから比較します
さまざまなパーツが異なっていたフロント周りに対して、86とbrzの違いをリヤ周りに見つけ出すのは難しいです。しいて言えばエンブレムの違いでしょうか。
86&brzサイドビュー
トヨタ86とスバルbrzをサイドビューから比較します。
フロントフェンダー側面のバッジの形状も、86とbrzでは違いを付けています。brzは86と比べてシンプルなデザインです。このように細かくチェックしていけば86とbrzの違いを見つけることができます。
まったく同じように見える86とbrzなのですが、実はスバルとトヨタではコンセプトに明確な違いを出しています。86はオーナーがカスタマイズしながら楽しむクルマに対して、brzは完成された、ノーマルでも楽しめるクルマになっています。
トヨタ86のカスタムカー
自分好みにクルマをカスタマイズしていく楽しみが86にはあります。
トヨタ86は、メーカー自身も86の特別仕様などのバリエーションモデルを展開。アフターマーケットも豊富にカスタムパーツを販売しています。
スバルbrz
ノーマルそのままでも楽しめるのがbrzの魅力。上質で、なおかつ完成度の高さが特徴です。
スポーツカーらしい躍動感を強調したトヨタ86に対し、スバルBRZからは、精悍だけど落ち着いているという、他のスバル車に通じる個性が感じられる。制約が多い中でブランドイメージをうまく表現したデザイナーの力量は評価されるべきだろう。
このようにbrzと86は同じプラットフォームを持つ車でも、メーカーのポリシーによって作り方に微妙な違いがあります。その違いはスペックでは気づかない、乗って初めてわかるものです。
スポーツカーらしさを堪能するにはコクピットの雰囲気がなにより重要。もちろん86とbrzはそのあたりの雰囲気つくりも完璧です。
86とbrzの室内空間
スポーツドライビングをたっぷり堪能できるコクピットです。
しかも両者はインテリアでも個性の違いをしっかり出しています。一見すると違いはないように思うのですが、走りださなくても、シートに触れた瞬間に違いが判ります。
ハチロクのシートは、スピードを出した時でも身体の軸がぶれず、シフトやペダルの操作のしやすいシートになっているのに対し、BRZのはクルマとの一体感を感じさせる、ホールド性に優れたシートを採用しています。
本気の走りにこたえてくれる86に対して、brzは操作性の良さ、運転のしやすさを重視しています。
このほかにもサスペンションセットも86はフロントを積極的にロールさせ、リヤをスライドさせるアグレッシブな走りに仕立てていますが、一方のbrzは真逆で、フロントを固め、リヤをしっかり追従させる弱アンダーステアの安定した走りにセッティングしています。
このようにぱっと見ただけでは違いの判らない両者ですが、実はスポーツカーの核心部分については、まったく違うコンセプトで作られているのがわかります。
似ているようで実は全く違う86とbrz。購入するときはしっかりと試乗して、自分の好みに合ったものを選ぶべきです。
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