マツダMPVは2016年3月生産終了！後継車にあたる新型は出るのか？

2016年3月に生産終了されてしまった、MPV。新型について語る前にこのMPVがどのような車であったのかを説明します。

まずMPVとはMulti Purpose Vehicleの略であります。これの意味はミニバンです。つまり自動車のスタイルの呼称がそのまま車名に用いられている珍しい車になっております。

日本国外向けの車名はMazda8と呼ばれており、高い走行性能に一定以上の評価を集めているこのMPVは技術に定評のあるマツダならではの車に仕上がっておりました。

この車の初代が誕生したのが1988年です。そこから2度のモデルチェンジを経て2006年に3代目MPVとして世に姿を現しましたが、2010年に一部改良を施したのみでモデルチェンジがされることなく2016年3月に販売終了になってしまいました。

マツダはMPVだけではなく他のミニバンである「プレマシー」「ビアンテ」もモデルチェンジをせずに販売終了とする予定です。
ミニバンは国内では人気がありますが、世界的に人気があるのはSUVであるため世界戦略を見据えてSUVへ天秤を傾けたようです。

完全に消えてしまうと思われていたMPVですが、実は海外では７人乗りSUVへと位置づけを変更して発売されており、そのMPVの後継車として新型CX-9がすでに海外で発売されております。

ではMPV後継車種である新型CX-9はどのような車なのか！
調べてみましょう！

年間約5万台のグローバル販売計画台数における約8割を占めるといわれている北米市場においての主力車が新型CX-9になります。
その重要なポジションにいるMPV後継車種新型CX-9の気になるエンジンスペックはどうなっているでしょうか？

気になるエンジンスペックは下記になります。
直列4気筒2.5L直噴ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」
排気量:2.488L
ボアxストローク:89.0mm x100.0 mm
圧縮比:10.5
最高出力（ネット):227HP〈169kW〉/5,000rpm
最大トルク（ネット）:310ft-lb〈420Nm〉/2,000rpm

続いてこちらも気になるMPV後継車種新型CX-9の燃費性能についてです。
気になるMPV後継車種新型CX-9の燃費性能は・・・・

米国EPA基準燃費※：9.5~11.9km/L
これは実燃費に近いと言われている燃費になっているため、新型の燃費性能はこれに近いものになるでしょう。
この数値は先代CX-9より燃費性能も新型は約20%向上しております。

燃費性能が向上し、実用性が上がっている新型CX-9の価格はいったいいくらくらいでしょう？

米国市場では32,420ドル～となっており、日本円では約362万円です。
そのため新型が日本で販売されるときは価格は350万円～500万円と言われております。

まずMPV後継車種であるCX-9の従来モデルについて簡単に説明させていただきます。この車は2007年に発売され、2009年と2012年にマイナーチェンジを行っている10年間というロングリリースをはたしている3列7人乗りのSUVです。

この車の全長は5000mmを超えており全幅は1,936mmという3列7人乗り向けのサイズになっております。

アメリカのトレンドは3列7人乗りSUVとなっていたため、前述したとおりこのCX-9は北米戦略における主力車なのです。

従来のCX-9に搭載されていたエンジンは3.7LV型6気筒、このパワフルなエンジンから繰り出される力強い走りが人気の理由なのですが、すでに発売されてから10年が経過しており、新型が待たれる時期になっておりました。
そこで満を持しての今回の新型へのフルモデルチェンジに至ったのです。

エンジンが変わったことは前述しておりますので割愛します。その他に変わったのはまず大きさです。新型は全長が30mm小さくなり、ホイールベースが60mm延長されております。

重量も先代CX-9よりもADWモデルで新型は約130kg減量に成功し、FFモデルで新型は約90kg減量に成功しております。
燃費性能も新型は約20%向上しております。

安全装備も追加され「死角警告」、「自動ブレーキ」、「ハイビームコントロール」、「衝突警告」が搭載されます。

このMPV後継車種である新型CX-9は海外ではすでに発売されております。
なので着眼点は、日本でいつから発売されるのか！？になります。

ずばり2016年10月と言われております。皆さんその日を待ちましょう！