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ロールスロイス・レイスをご存知ですか?ロールスのクーペタイプです

「雲の上を走る感じ」と評されるロールスロイス・レイス。あの天下のロールスロイス社が、走りを重視して開発した2ドア・クーペタイプの高級車です。この2ドアも伝統の観音開きで、室内天井部にはLEDによるプラネタリウムも用意されています。レイスを調査します。

『ロールスロイス・レイス』をご存知ですか?

ロールスロイス・レイスは、イギリスの自動車メーカーであるロールスロイス・モーター・カーズが製造・販売する超高級車です。

元々ロールスロイスでは、1938年にレイスという名の乗用車を製造していましたが、第二次世界大戦の影響もあり、1939年には早くも生産が終了してしまっていました。

ロールスロイス・レイス

1938年ごろのロールスロイス・レイス

その後、2013年のジュネーヴ・モーターショーにて新型のロールスロイス・レイスが発表され、実に70年以上の時を経てレイスの名が蘇ったのでした。

ロールスロイス レイス

ロールス・ロイス・モーター・カーズの超高級車

なお、ロールスロイス・レイスの名称はスコットランド語で「幽霊」「生霊」を意味する単語です。
レイスが、ロールスロイス・ゴーストのクーペ版としてラインナップに加えられたものであることからの命名でしょうか・・・・?!

『ロールスロイス・レイス』のお値段は?

ロールスロイス・レイスの2015年11月1日 現在での消費税込車両本体価格は、33,830,000円です。

とってもお高く思えますが、「史上最もダイナミックでパワフルなロールスロイス」と謳うだけあって、この価格は妥当なのかもしれません。

例えば、伝統の観音開きドアを開けるとファントムに用いられるのと同グレードのしなやかなレザーとカナデル・パネリングのウッドパネルに囲まれた、広々としたインテリアが広がります。

レイスの後部座席

しなやかなレザーチェアー

V12気筒エンジンとZF製8速オートマチックトランスミッションが、ドラマティックなスタイリングを裏切らない余裕のあるパワーを発揮し、624 bhp / 465 kWの最高出力が、停止状態からわずか4.6秒で時速100kmに達する加速を可能にします。

これは、ゴーストの最高出力563 bhp /420 kWと0-100km/h加速4.9秒を大幅に上回るものですが、詳しくは次項に記します。

ロールスロイス・レイスとゴーストとの違い

そもそもロールス・ロイスには、「ファントム」と「ゴースト」という大きくふたつのラインが存在します。

単純にそのコンセプトを紹介するなら、ファントムはオーナーが後席に乗ることだけを見据えて作り込まれ、ゴーストは運転することも設計思想に組み揉まれて造られた車なのです。

ロールスロイス ファントム

後席に乗る為のロールスロイス

結果、ファントムよりもゴーストはひと回り小さなボディサイズとなり、約2000万円も安い設定となっています。

ロールスロイス・ゴースト

レイスはそのゴーストのクーペモデルで、屋根からトランク後端まで緩やかにルーフラインが続くファストバックスタイルを採り入れ、ロールス・ロイスを象徴するパルテノングリルを奥まったデザインにして走りのレイスのキャラクターに合わせています。

レイスのファストバックスタイルと奥まったパルテノングリル

『ロールスロイス・レイス』の中古車価格

『ロールスロイス・レイス』は、中古車業界ではどう扱われているのでしょう?

中古車情報サイトのカーセンサーによると、ロールスロイス レイス(全国)の中古車掲載数は18台でした。

掲載されたロールスロイス レイスの価格は、本体価格4290.0万円~3148.0万円でした。
そのうちの数車を以下に掲載します。

≪ロールスロイス レイス 6.6  (ブラックツートン)≫

●本体価格;4290.0万円
●年式:2016
●走行距離;451km
●車検有無;2019(H31年2月
●修復歴;なし
●排気量;6600cc
●ミッション;コラム8AT

≪ロールスロイス レイス 6.6 CORNES COLLECTION (シルバー)≫

●本体価格;3200.0万円
●年式:2015
●走行距離;0.7万km
●車検有無;2018(H30)年5月
●修復歴;なし
●排気量;6591cccc
●ミッション;コラム8AT

≪ロールスロイス レイス 6.6  (イングリッシュホワイト)≫

●本体価格;3148.0万円
●年式:2014
●走行距離;0.3万km
●車検有無;2017(H29)年12月
●修復歴;なし
●排気量;6600cc
●ミッション;コラム8AT

『ロールスロイス・レイス』調査のまとめ

例えば、フロントフェンダー内には傘が仕込まれていたり、ドアは観音開きであったりと、伝統は踏襲しつつ新しくパワフルに開発された『ロールスロイス・レイス』でした。

フロントフェンダー内に仕込まれた専用の傘

そんなロールスロイス・レイスに試乗した動画がありましたので掲載します。
一時、俗世を忘れて優雅な気分に浸ってみましょうか・・・・!?、

Rolls-Royce レイス 雲の上を走るってこんな感じかな!? TestDrive

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