スバルが生んだスポーツクーペ・BRZの気になる燃費チェック！

まずはBRZについてご説明しましょう。
誰もがクルマを操る愉しさと悦びを感じることのできる、スバル初のFRスポーツカー「BRZ」として、2012(H24)年にデビューしました。
ネーミングは、「BOXERエンジン」のB、「Rear Wheel Drive」のR、「究極」のZの3文字から成り立っています。

搭載するエンジンは、FA型水平対向 2L 4気筒 DOHCエンジン。最高出力147kW（200馬力）／7,000rpm、最大トルク205Nm（20.9kgm）／6,400-6,600rpmを発生します。
トランスミッションは、シフトフィールやレスポンスにこだわった6MTとE-6ATを用意しております。
ラインアップは、標準グレードとなる「R」に、215／45 R17タイヤ＆17インチアルミホイールや本革巻ステアリングホイールなどの豪華な装備の「S」などとあります。

ではBRZの燃費はどうなっているのでしょうか？
燃料消費率（km/ℓ）(国土交通省審査値JC08モード)はグレードによって異なりますが、カタログ数値によると、「R」の6MT車が13.0km/L、E-6AT車が12.8km/L、一方「S」は共に12.4km/Lとなっております。
ではBRZのこのような燃費に成し遂げるのに、どんな要素が詰まっているのが観ていきましょう。

BRZの燃料消費率の低さは何といってもこの、「FA20」の素晴らしさにあるといえます。
走りと環境性能の両立を目指した新世代水平対向エンジンに注目です。

「Pure Handling Delight ー 新しい次元の運転する愉しさ」をコンセプトにしたBRZは、今までのスバル車にはなかった新たな技術が生かされています。
スバル伝統の水平対向エンジンにトヨタの直噴技術 D-4S（燃料噴射システム）と組み合わせることで、自然吸気のような気持ちよく吹けあがりつつも、燃費の良い新たな水平対向エンジンを専用開発しました。

スバルと言えば「AWD」と呼ばれる全輪駆動システムが自慢ですが、燃費が悪いというデメリットがあります。一方スポーツクーペのBRZは、走りに特化したFR（後輪駆動）となっている為、その点も低燃費走行を実現している点かも知れません。

ではBRZの実際の走行における燃費はどうなのでしょうか？
かつて昔から、スバルの水平対向エンジンは、10㎞/Lいけば良い方と呼ばれるほど、燃費はあまりよくはありませんでしたが、BRZにおいては、高速巡行していれば14~15㎞/Lはいけると評判のようです。

ただ街乗りとなると、BRZが大きめのタイヤを履いている為、燃費はやはり10㎞/Lがボーダーラインといったところでしょうか。
ただ「スポーツカーに低燃費を求めていない」というユーザーさんが多く、むしろスポーツカーの類の中では低燃費の方だという方もいらっしゃいます。

いかがでしたでしょうか？BRZの燃費は最新技術によって、水平エンジンの究極を載せているといっても過言ではありません。
最後に肝心のBRZのお値段です。(※価格は税込表記)
まず標準の「R」においては、6MTが2,559,600円で、E-6ATが2,629,800円です。
そして上級の「S」は、6MTが2,926,800円で、E-6ATが3,007,800円となっております。
この他にも様々なグレードがありますが、詳しい燃費表記と共に、カタログをご覧ください。