アイドリングストップ専用バッテリーって必要ですか?ご紹介します!
2016/04/14
lalala.rararaura
トラックは乗用車に比べ走行距離・使用年数が非常に長いのが特徴です。そんなトラックを支えるパーツの一つであるバッテリーは、一体どのような仕組みになっているのでしょうか。今回は、トラックのバッテリーの仕組みについて見ていこうと思います。
トラックを使用される方でもない限り、トラックのバッテリーについてはあまり気にすることなく日々を過ごされているのではないでしょうか?
乗用車とトラックのバッテリーにはどのような違いがあるのか、細かい所まで見ていこうと思います。
日野デュトロ ハイブリッドシステム
あまり知らない人も多いと思いますが、トラックも乗用車と同じくハイブリッドシステムが組み込まれおり、ハイブリッド用のバッテリーがあります。
今までのトラックだとガソリンだけなので、非常に環境に悪影響を及ぼしてきました。
しかし、今ではハイブリッドシステムの開発のおかげで乗用車と同じように、電気で動くモーターと化石燃料で動くエンジンの両方を使用して走行したり、減速時には熱エネルギーとして捨てていたエネルギーを電気に変え、その変えた電気エネルギーを再利用するという環境にやさしいシステムになっています。
そこで今回は、パナソニック製の「トラック・バス用バッテリー PRO ROAD」を見ていきたいと思います。
トラック・バス用バッテリー PRO ROAD
パナソニック製のトラック・バス用バッテリー PRO ROADを見ていきます。このバッテリーの特徴は、優れた耐震性と高温耐久性になるように設計されています。バッテリーの負極板には低抵抗袋状PEセパレーターが、正極板にはガラスマットセパレーターが使用されています。
トラック・バス用バッテリー PRO ROADの構造イメージ
PEセパレーター(ポリミック)
PEセパレーターという聞き慣れない言葉が出てきましたね。
PEセパレーターとは、最近の高負荷な環境にも対応できるようにと高性能かつ高耐久そして、長寿命に寄与するハイグレードセパレーターのことです。
特徴としましては、
1.電気抵抗が低い
2.高温条件下でも耐酸化性に優れている
3.過酷な使用にも耐える
4.加工性・組立性に優れている
5.超微孔性で平均孔経がわずか0.1um
となっています。
ガラスマットセパレータ
ガラスマットとは、その名の通りガラス繊維をフォルト状に加工している製品です。この製品を使用することにより、極板間の優れた緩衝力と耐酸性や浸透性によって活物質の脱落を防ぎ、長期間にわたっての良好な電池性能の状態を保つことができます。
どんなに良いトラックのバッテリーであっても、メンテナンスは必要不可欠です。トラック・バス用バッテリー PRO ROADでは、どのようなメンテナンス性能があるのか見ていきましょう。
減液特性 750℃高温軽負荷寿命試験による
パナソニックでは、当社従来品よりもトラック・バス用バッテリー PRO ROADが優れている点を750°C高温軽負荷寿命試験にて実証しています。
パナソニック製のトラック・バス用のバッテリーPRO ROADでは、従来品よりも減液特性が向上されています。
その工夫といたしましては、負極板に自己放電の少ない耐腐食性カルシウム合金が正極板には減液特性が向上する為に特殊低アンチモン合金を採用した構造となっております。
さらに、開け閉めしやすい様に積み式液栓が使用されているため、メンテナンス時の負荷も軽減する工夫があります。
バッテリーの中身の事に関して見ていきましたがいかがでしたでしょうか?
次は、パナソニック製のバッテリーと他社製のバッテリーの値段を比較して見ていこうと思います。
Panasonic(パナソニック)PRO ROADトラック・バス用バッテリー N-130E41L/PR
N-75D23R/PR:五時間率容量52Ah 12,199 円
N-75D23L/PR :五時間率容量52Ah 23,961 円
N-80D26R/PR:五時間率容量55Ah 15,525 円
N-80D26L/PR:五時間率容量55Ah 15,525 円
FURUKAWA [ 古河電池 ] 国産車バッテリー [ FBSP ] 130E41R
75D23R:五時間率容量52Ah 15,120 円
75D23L:五時間率容量52Ah 15,120 円
80D26R:五時間率容量55Ah 15,660 円
80D26L:五時間率容量55Ah 15,660 円
今回他社製として選んだのは古河電池のバッテリーです。
比較してみますと五時間率容量は全くの一緒ですので選ぶとすれば価格で選ぶと思うのですが、価格面ではパナソニックが有利なのではないでしょうか。
しかし、LタイプとRタイプで価格に差がありますが古河電気は差がありませんので悩みどころでもあります。
再び聞きなれない言葉が出ました。五時間率容量とはいったいどういう意味があるのでしょうか。
時間率とは、電圧を考慮せず電流(A)と時間(h)のみを考えて表記したのが「時間率」です。
今回の場合は、五時間率なので五時間の間何A流すことができるかという意味になります。
例えば、五時間率容量が55Ahあったとします。この意味は、55Ah = 11A x 5hと言う事になり、11Aの電流を5時間流せるという意味になります。
Rタイプで右側にプラス端子、左側にマイナス端子があります。
Lタイプは、Rタイプとは逆の右側にマイナス端子、左側にプラス端子があります。
このように、LタイプとRタイプではプラスとマイナスに違いがありますので気を付けてください。
しっかりと調べずに購入してしまうと、プラスとマイナスが左右逆のバッテリーを購入してしまうというミスにつながってしまいます。
購入しようと思っても実際に購入している人からの評判がなければ中々手を出せないものです。そこで次は、実際に購入した人の評価を見ていきましょう。
値段良し
パナソニックトラック用 プロロード 75D23L
トラック用のバッテリーを捜していたところ、一流メーカーのトラック用というのに、加えて値段に惹かれて購入した。
今のところ異常なし。ちょい乗りでの真価はこれからですね。
という評価がありました。
機能面や値段でコストパフォーマンスが良いという印象がありますね。
トラックのバッテリーがどのような物なのか見ていきましたが、いかがだったでしょうか?
トラックを常に使用している方々でもトラックのバッテリーに関して知らなかった部分はありましたか?又、普段トラックを使用することがない方々でもこの記事を機会にトラックのバッテリーに関して興味を持っていただければと思います。
ネットや雑誌で興味が出てきたものを調べることでまた一つ物知りになれます。又、興味が湧いてきた方々は、ぜひ自分の目でトラックのバッテリーを見てみるのもよいかもしれませんね。
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