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マセラティのエンジンってやっぱり凄いの?まとめてみました!

マセラティは、車好きの方ならご存じかもしれませんが、日本ではフェラーリやポルシェと比べると知名度は低いかもしれません。マセラティはスポーティな走りと高級感を意識した設計になっていて、そのエンジンにも魅力が沢山!マセラティのエンジンについて、まとめてみました!

言わずと知れた高級車マセラティ

マセラティは、イタリアの高級車メーカーです。
日本での年間登録台数は数百台なので、そのへんで見かけることはあまり無いかもしれません。

マセラティの前身であるアルフィエリ・マセラティ工房は1914年12月1日、イタリアのボローニャで設立されました。マセラティは以降、一貫してスポーツカー カルチャーの歴史とその発展に重要な役割を担っています。

出典:http://www.maserati.co.jp

He is commissioned to design the logo. Mario chooses to use one of the most characteristic symbols of Bologna: the trident from the statue of Neptune in Piazza Maggiore, a symbol of strength and vigour.

出典:http://www.maserati.com

ロゴデザインを依頼されたマリオ(マセラティ兄弟の1人)は、ボローニャを表すシンボルを使うことにしました。そのシンボルは、ボローニャ中心部のマッジョーレ広場にある、ネプチューン像が持つ武器(トライデント)で、強さと活力の象徴です。

さすがイタリア、デザインがとにかくお洒落です。

マセラティは1993年以降にフィアットグループ傘下となり、同じフィアットグループだったフェラーリと共同開発をするようになりました。
(フェラーリは今年からフィアットグループから独立しましたが、フィアットが依然多くの株を保有していることなどから、マセラティとの関係は継続されています。)

マセラティ クアトロポルテ

11,750,000円(税込)〜

マセラティ ギブリ ディーゼル

2016年3月発売。
9,330,000円(税込)〜

マセラティのエンジンってどんな?

マセラティのエンジンはとにかくパワフルです。
エコとか低燃費って何だっけ?エンジンはとにかくパワーだ!というポリシーが、マセラティの全ラインナップに貫かれています。

マセラティのエンジンは、最低でも排気量が3リッター近くあります。
一番出力の大きいエンジンは、排気量4.7リッターです。
とにかくパワフルですね。

マセラティのフェラーリエンジン

マセラティにはフェラーリと同型のエンジンが搭載されているモデルがあります。
ハイエンドモデルはすべてフェラーリのF136エンジンが採用されています。

マセラティ クアトロポルテ F136エンジン

このF136エンジンは、クランクシャフトの形状がマセラティとフェラーリでは違っていて、マセラティはクロスプレーンシャフト、フェラーリはフラットプレーンシャフトを採用しています。

クロスプレーンシャフトとフラットプレーンシャフト

とにかくパワーを出したいならフラットプレーンシャフトを使うと有利なのですが、振動が大きくなるというデメリットもあります。マセラティはクロスプレーンシャフトを採用しているということで、パワーも大事だけれど高級感も大事だよね、というのがマセラティのスタンスなんですね。

なぜフェラーリがマセラティのエンジンに関わってるの?

マセラティがフェラーリのエンジンを搭載するようになったのは、1993年にマセラティがフィアット傘下に入った当時、フェラーリの会長だったルカ・ディ・モンテゼモーロの采配によります。

同じグループ企業同士なので、良い技術をグループ内で共有しましょうという考えのもと、マセラティにもフェラーリのエンジンが搭載されるようになりました。

マセラティの一部モデルに搭載されているF136エンジンは、フェラーリの458スペチアーレ等にも使われています。

Ferrari 458-speciale

Ferrari 458-speciale V8エンジン

マセラティがフェラーリのエンジンを搭載する、という形だけではなく、マセラティが設計したエンジンをフェラーリが製造&組立をしている、という形もあります。
マセラティのギブリに使われているV6エンジンは、全体設計はマセラティですが、シリンダーブロックはフェラーリ仕様でクライスラーが製造していて、フェラーリのモデナ工場で組み立てられる、という複雑な構図になっていたりします。

マセラティのV8エンジンをバイクに換装?!

世の中には凄いことを考える人がいるもので、マセラティのV8エンジン(フェラーリF136エンジン)を載せ換えたバイクが存在したりします。

LM847

マセラティのマークがエンジンに付いているのが見えますね!
しかし、よく見るとタイヤが4つ。
厳密にはバイクとは言えないかもしれないですね。

2016年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで、フランスのカスタムメーカーが披露したもの。このメーカーは過去にも面白い改造を色々やっています。

エンジンサウンドを聞くことが出来ます。
しかし、いくら探しても実際に走行している映像は出てこないんですよね…。
走れるんでしょうか?

バットマンのバイクみたいでカッコいいですね!

マセラティのエンジン まとめ

いかがでしたか?
マセラティのエンジンが物凄くパワフルなことをお分かり頂けたでしょうか?
フェラーリと同じ型式のエンジンを使用していたりと、かなりスポーティな設計になっています。

しかも、スポーティさだけでなく高級感も大事にしているところが、マセラティの特徴で素敵ですね!

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