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ヴェゼルにターボモデルが存在しないのはなぜ?今後ターボの追加は?

ホンダの大人気SUVヴェゼル。ハイブリッドモデルとガソリンモデルはありますが、同じRSグレードでもJADEと違い1.5Lガソリンエンジンにターボは装着されていません。今後、他車のRSモデル同様にヴェゼルにターボモデルが追加設定されるのか調べてみました。

ホンダ・ヴェゼルの概要

ステップワゴンやJADE RSに設定されている1.5L VTECターボエンジン。ヴェゼルにターボがないことを語る前に、まずはヴェゼルがどんな車か見ていきましょう。

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ヴェゼル ガソリンモデル

ヴェゼルは、ホンダが進めるグローバルオペレーション改革の一翼を担う車両として、3代目フィットをベースに開発された小型クロスオーバーSUV(CUV)であり、SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさや燃費性能とジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させることを目標に開発されました

ホンダ・ヴェゼルの外観と内装

ヴェゼルの外観

外観はSUVのような安定感のあるロアボディーとクーペライクのアッパーボディーという2つの塊を特徴的かつシャープなキャラクターデザインで融合させ、リアアウタードアハンドルはウィンドウグラフィックスに溶け込ませることで2ドアクーペのようなパーソナル感を高めました。

ホンダ・ヴェゼルのフロント周り

ホンダ・ヴェゼルのクーペのようなサイド・リア周り

ヴェゼルの内装

内装はフィットなどに採用されているセンタータンクレイアウトを採用したことでリア席はミニバン並みにゆとりがあるひざ周り空間を確保し、座面長を上級セダンと同等レベルとし、シートバック角度を最適化したことでロングドライブでも疲れにくい着座姿勢を実現させました。

ヴェゼルのインテリア

「乗る人すべてがゆったりとくつろげる空間」
ワイドなコンソールで仕切ることで、運転席と助手席それぞれを独立した空間に。またリアシートには、フォルムからは想像できないほどのゆとりを確保。 ドライバーだけではなく、同乗する家族やゲストもくつろげる空間をつくりあげました。ロングドライブを快適に楽しめるように、静粛性も徹底追求しています。

ターボエンジンとは?

続いて、ターボエンジンとはどういうものか説明します。

ステップワゴンやJADE RSに採用された1.5L VTECターボエンジン

ターボエンジンはターボチャージャーを(過給機)を使用したエンジンです。
自然吸気エンジンと比べ、以下のような利点・欠点があります。

メリット:
・単位排気量あたりの出力が高くなる
・燃料を圧縮した空気で大量に燃やすことができるため、発熱が高い

デメリット:
・ターボチャージャーがある分、エンジンの構造が複雑になる
・旧式のターボエンジンは自然吸気エンジンより燃費が悪い場合がある

この利点・欠点が次の項目で重要になってくるのでよく覚えておいてください。

1.5L VTEC ターボエンジン

ステップワゴンやJADE RSでのスペック

最高出力 110kW [150PS]/5,500rpm
最大トルク 203N・m[20.7kgf・m]/1,600 - 5,000rpm

J08モード走行燃料消費率 18.0km/L

ホンダ・ヴェゼルの搭載エンジンについて

ヴェゼルのパワートレインは、1.5Lガソリンエンジン仕様と1.5Lハイブリッド仕様が用意され、ともに新世代技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を採用しています。

ヴェゼル L15B型1.5Lガソリンエンジン

それでは、まず、1.5L ガソリンエンジンから見ていきましょう。
ガソリンエンジン仕様は1.5L直噴エンジンのL15B型とCVTの組み合わせを採用したことで力強い走りと低燃費を両立し、最高出力は96kw[131PS]/6,600rpm、最大トルクは155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpmを達成し、JC08モード燃費はFF車で20.6km/L~19.8km/L、4WD車で19.0km/Lを叩きだし、全車で「平成27年度燃費基準+10%」を達成しています。

ヴェゼル LEB型1.5Lハイブリッドエンジン

次に、1.5L ハイブリッドシステムを見ていきましょう。
ハイブリッドシステムは、2代目フィットハイブリッドで初導入されたモーターのみのEV走行が可能なハイブリッドシステムである「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し、エンジンのLEB型に直噴技術を取り入れたことでシステム最高出力を2.0Lエンジンに匹敵する112kW(152PS)のハイパワーを実現するとともに、電動サーボブレーキや電動エアコンコンプレッサーの採用により、JC08モードで27.0km/Lの低燃費(平成27年度燃費基準+20%達成)を達成している。

なぜヴェゼルには、ターボエンジンが採用されないのか?

さて、先ほどのターボエンジンの項目を思い出してください。
ターボエンジンのメリットは自然吸気エンジンより出力が高いことです。
しかしその一方で燃焼温度、シリンダー内圧が高くなるため、部品の強度や耐熱性を上げる必要があります。

ホンダ ヴェゼルにターボは投入されないのか?

さらにエンジンの圧縮行程で混合気が高温になるため、デトネーションが発生しやすくなります。
これを抑えるために圧縮比を低く設定することがありますが、そうすると熱効率が低下し、自然吸気エンジンより出力が低下してしまいます。
これではターボチャージャーを使用する意味がありません。

最近の各社のターボエンジン採用の動向

最近では技術が向上し、ガソリンをシリンダー内に直接噴射することでデトネーション問題を解決できました。
加えてエンジンの小型化・軽量化とターボチャージャーを組み合わせることで、従来と同等の動力性能を保持したまま燃費を向上させることに成功しました。
この技術はフォルクスワーゲンやBMWなどの欧州勢に続き、トヨタやホンダも積極的に採用しています。

将来 ヴェゼルにターボが採用される可能性は?

今までの記事をお読みいただけると容易にわかると思いますが、ターボエンジンは最大出力・最大トルクとも、NA車の数値を越えてはいますが、燃費性能では逆転されるなどターボモデルの投入は不利な状況です。現にヴェゼルの販売比率は圧倒的にハイブリッドモデルが売れている状況なので、ヴェゼルに関してはなおさらターボモデルの導入の可能性は極めて低いと言えます。

それでも仕向地にあわせて欧州ではディーゼルエンジンを投入している例もあるので一概に全くないとは断言できません。

ヴェゼルにもターボモデル追加のうわさが存在した

現に、2016年2月のヴェゼル、ならびにヴェゼル・ハイブリッドのマイナーチェンジにあわせて、ガソリン車へのRSグレード投入に伴い、JADEに搭載されている1.5L VTECターボがヴェゼルにも投入されるといううわさが業界中を巡っていました。
結果としてヴェゼルにターボエンジンの採用はありませんでしたが、次期マイナーチェンジがあるとすればその時に採用される可能性はあります。

JADE RSに採用された1.5L VTECターボエンジン

それでも、JADE RSには、この1.5L VTECターボエンジンが搭載され、最大出力110kw(150PS)/5,500rpm、最大トルクは203N・m(20.7kgf・m)を叩きだすとともに、JC08モード燃費で18.0km/Lを達成しています。

1.5L VTECターボが搭載されたJADE RS

ヴェゼルのターボについてまとめ

今までは、燃費の悪さがターボの大きな欠点でしたが、これからはエンジンを小型化・軽量化し、パワーが落ちた分をターボチャージャーを使用することで長所・短所を補いあうことができるようになります。

VTECターボを全車に採用した新型ステップワゴン

ターボが装備されていなかった乗用車にもターボが登場する日が来るかもしれません。
現にステップワゴンはフルモデルチェンジを機に全社1.5L VTECターボエンジンにダウサイジングされています。

今後、ヴェゼルがどうなるのかますます目が離せなくなります!

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