ストリームの実力はどんなもの?ストリームの燃費と実燃費のまとめ
2016/08/15
ゴンタ
一般的に燃費が悪いと言われている三菱のランエボ。1992年発売の初代ランエボから、さまざまな改良を加え進化し、車好きの方々に惜しまれながら2015年に生産終了。そんなランエボの燃費の進化と比較、走り方によって変わる燃費も検証!
ランサーエボリューションは、4ドアセダンのランサーをベースにしたスポーツモデルであり、2,000ccハイパワーターボエンジンを搭載しています。
通称ランエボ、エボと呼ばれ、さまざまな改良を重ねエボI〜III、エボIV〜VI、エボVII〜IX、エボXと進化しました。
ベースモデルのチェンジに合わせ、第1世代、第2世代、第3世代、第4世代という呼び分けがされています。
第1世代(CD9A/CE9A)
ランサーエボリューション、II、III
第2世代(CN9A/CP9A)
ランサーエボリューションIV、V、VI、VI トミ・マキネンエディション(Tommi.Makinen Edition)
第3世代(セダン:CT9A/ワゴン:CT9W)
ランサーエボリューションVII、VII GT-A、VIII、VIII MR、IX、ワゴン、IX MR、ワゴン MR、MIEV
第4世代(CZ4A)
ランサーエボリューションX、 ファイナルエディション
1992年9月発売。通称エボⅠと呼ばれる初代。
ギャランVR-4のターボエンジンをランサーに移植し、エンジン出力はギャランより高く、車重は150kg以上も軽い、戦闘力の向上が図られた車種。
2,500台の限定車がわずか3日で完売し、さらに2,500台が追加販売しています。
1996年8月発売。通称エボIVと呼ばれる第2次世代の型。
ベースであるランサーが新型へフルモデルチェンジをしたため、ボディのモデルチェンジを行っています。
さまざまな問題点が多く、Ⅲまで改良を重ねたランエボはさらに手が加えられ、国内自主規制いっぱいのエンジン出力280PSを達成しました。
インターミディエイトギヤを廃止し、エンジン搭載方向を左右反転させたことにより、駆動ロスが軽減され、違う車とも言える型に進化しています。
最大の特徴はAYCを搭載し、大幅に旋回性能を向上が図られています。
2005年9月発売。通称エボワゴンと呼ばれている、ランエボ初のステーションワゴン型モデル。
エボIXをベースとし5速AT搭載車のGT-Aもラインナップしました。
また、ワゴンとしてシートアレンジができ、フラットで大容量なラゲッジスペースが確保されているなど
、走行性能に関わる装備以外でも充実の型となっています。
2006年8月には通称エボIX MRまたはエボ9.5と通称エボワゴン MRが発売されました。
Mitsubishi Racingのネーミングを冠した集大成型であり、ランエボとしては4G63型ターボエンジンを搭載する最後のモデルとなっています。
エンジンやAYCの設定などの更なる改善を行い、大きな変更点はないものの完成度の高い型になっています。
希少性を重視し、4グレード総計で1,500台限定の予約販売でしたが、人気車種のため追加生産が行われている人気車種となっています。
魅力1
ランエボはほとんどのモデルが台数限定の販売となっていたため、販売台数に達してしまった場合、欲しくても買えない人が多くいました!
「世界ラリー選手権で勝つために作られた車」というところ!
通常モータースポーツでは、市販車と同じ見た目のボディで、エンジンやドライブトレーンは全く別物ということが多く、このエボシリーズは2Lターボの250psエンジンやフルタイム4WDシステムを搭載していたのです。
走りを重視して作られた車種のため、やはり燃費を良くしようと作られているわけではないため、燃費が悪いというイメージがあるのでしょう。
そして、多くの方が印象を残している顔と呼ばれるフロントデザイン。
「ガンダム顔」とよばれ、ゴツめで鋭い印象を受けた方が多いようです。
唯一エボⅧには「ブーレイ顔」と呼ばれるデザインもあったが、人気が分かれた要因の一つになっています・・・。
他の車にランエボのフロントバンパーを取り付けたりする人も多く、見た目のカッコよさも魅力の一つになっているようです。
よく耳にする燃費という言葉ですが、簡単に表すと「ガソリン1リットルでどれだけの距離を走れるか」というものを数値で表したものをさします。
また、別の言い方をすると「ある距離を走るのに必要なガソリンの量」ということで、燃費とは「燃料費率」という意味で捉えられています。
燃費の良し悪しは、車体の重さ、エンジンの種類、空気抵抗、走る環境、運転方法などでも変わってきます。
そのため、やはり燃費の良い車というと軽自動車やハイブリッド車が出てきますが、上記の条件を重視し、燃費向上を目指して作成されているものが多いのです。
歴代のランエボで実際に走って測った、実燃費を発見!
1Lのガソリンでどれくらいの距離が走れるのか?という検証で距離がたくさん走れた順でランキング形式にしました。
たくさん走れるほど低燃費で、燃費は良いとされています。
1位 1995年 ランエボⅢ 9.77km/L
2位 2001年 ランエポⅦ 9.60km/L
3位 2007年 ランエボⅩ 9.17km/L
4位 2002年 ランエボⅦ GT-A 9.04km/L
5位 2003年 ランエボⅧ 8.95km/L
6位 2005年 ランエボⅨ 8.68km/L
7位 2004年 ランエボⅧMR 8.38km/L
8位 1999年 ランエボⅥ 8.20km/L
9位 2007年 ランエボTC-SST/X 8.11km/L
10位 2015年 ランエボファイナルエディション 8.06km/L
11位 1998年 ランエボV 7.88km/L
12位 2010年 ランエボTC-SST/X 7.73km/L
第一世代と呼ばれるボディは「GSR」グレードで1260kgと、次世代のIVと比べても約100kg軽量、X比では約200kgもの差がある。軽さがもらたす燃費への恩恵は大きいと見ることができる。カタログ燃費達成率も90%と非常に高い。
実際に乗られている方が、編み出した燃費向上術をご紹介します!
スポーツタイプとして生産されているランエボシリーズは街乗りではなかなか燃費も悪くなってしまうというのが現状のようです。
少しでも燃費を抑え、賢く乗れるとさらに楽しい走りができるのではないでしょうか?
慣性運転を使う。
・トップスピードになったら、後ろの車に迷惑をかけない範囲でニュートラル。
・常にひとつ先の信号機を意識してニュートラルを長めにとる。
・下り坂は極力ニュートラル。
・慣性を有効利用するためにも、無駄なブレーキは踏まない/前の車との車間距離を特に長めにとる。
・こまめにシフトアップ。
・制動をかけなければならない時はなるべくエンブレを使う。
この運転方法はMTならではですね。
走行時に急アクセル、急ブレーキをやめ回転数は可能な限り2500回転以下を維持する
前者の方の効果は正確な数値は出ないですが後者の方の効果は絶大でした。
ターボを使用すればガソリンを大量に食うのは誰もがご存知のこと、それはどのように成るかと言うと、普段5分の1を示す線まで200~210をマークしているマイカーですが…なんと210~220まで跳ね上がりました。 燃費計測値はパンフレットの数値と近い7km/Lをだしました。
また、暖気運転も控えると燃費向上になります!
最近の車は暖気しなくても大丈夫なように作られているので、エンジンをかけて10秒ほど暖気を行い、ゆっくりと走り出すことが良いと思います。
確かに、暖気を十分したほうが走り出してからの燃費が良いということもあるのですが、アイドリングの状態で使ったガソリンを走り出してからの燃費向上分で取り戻すことはできません。
皆様、さまざまな工夫で乗っていらっしゃいますが、やはりスポーツカーということで、燃費を気にせずに気持ちよく走らせてあげることが大切だとおしゃる方も多くいらっしゃいました!
低燃費というものは経済的にもとても魅力に感じますが、ランエボは燃費以外の部分での魅力も多く、マイナーチェンジを繰り返し、たくさんの人に愛されてきた車だと思います。
燃費の向上をする努力をして、皆様の愛車ランエボで、ぜひ素敵なドライブを楽しんでください!
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