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三菱コルトプラス ラリーアートの凄さを調査してみました。

かつて三菱自動車から発売されていたコルトプラス・ラリーアート。ベースモデルのコルトに比べ後方空間を拡大したモデルで、5人がゆったり乗れる乗用車でした。ここでは、通常モデルに追加されたホットモデルのコルトプラス・ラリーアートについて徹底的に調査します。

コルトプラスの誕生について

三菱 コルトプラス

コルト プラス(COLT PLUS ) は三菱自動車工業が製造・販売していたステーションワゴン型のコンパクトカーです。2004年10月に登場し、2012年6月まで販売されました。
コルトをベースにリアを300mm延ばし、荷室を広くしています。またコルトプラスは同クラスで初となる電動式リアテールゲート(名称:エレクトリックテールゲート)を全車に標準装備しています。

三菱 コルトプラス

コルトプラスの車名の由来について

「コルト(仔馬)」に、より『走り』『荷室の広さ』『使い勝手』等の+α要素が加わったため、コルトプラスと命名。

出典:https://ja.wikipedia.org

ラリーアートって何?

株式会社ラリーアート (英: RALLIART INC.) は、三菱自動車の子会社で、設立以来、モータースポーツ(世界ラリー選手権、ダカール・ラリーなど)へ三菱のワークスチームとしての参加と、それらのイベントに参加するプライベーターへの支援活動、コンペティション用及びスポーツパーツの開発・販売などを行っていました。

ラリーアート(RALLI ART)

しかし、経済状況の変化から経営環境が悪化。2010年3月31日をもって業務の大幅な縮小が図られ、主要業務の大半が終了することとなり、あわせて、市販車のラリーアートモデルは順次、生産が終了しました。

コルトプラスへのラリーアート設定について

コルトプラスへのラリーアートの設定は、2004年10月のコルトプラスの発売時から設定され、2008年10月の一部改良まで販売が続けられました。

三菱 コルトプラス ラリーアート 初期モデル

コルトプラス・ラリーアートのココが凄かった!!

MIVEC TURBOエンジンの搭載

コルトプラス ラリーアートの初期モデルは、直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラーターボの「4G15 MIVEC TURBO」エンジンを採用し、最大出力は154PSでした。
ちなみにMIVECエンジンとは、可変バルブタイミング機構のことでで、トヨタの「VVT-i」やホンダの「VTEC」エンジンと似た仕組みです。

コルトプラス ラリーアートのMIVEC TURBOエンジン

2005年11月の一部改良では、バイオクリアフィルターを標準装備し、ヘッドライトには光軸調整機構を追加。ラリーアートはサスペンションの改良により乗り心地を向上しました。

三菱 コルトプラス ラリーアート 初期モデル

コルトプラス ラリーアートのみの特別装備

ラリーアート最後の一部改良の実施

2006年5月30日、コルトプラス・ラリーアートを一部改良。同日に発売されたコルト・ラリーアートVersion-Rと同一デザインのエクステリアに変更し、レカロ社製フルバケットシートをメーカーオプションで設定。エンジンも排気系の改良を行い、最高出力を163PSにまで向上させました。

三菱 コルトプラス ラリーアート 改良モデル

専用チューンにより163PSまで高められた改良型MIVEC TURBOエンジン

コルトプラス ラリーアート専用の足回りを採用

コルトプラス ラリーアートの足回りは、205/45R16タイヤと専用アルミホイールの採用、専用サスペンションで強化されています。
また、専用サスペンションやストラットタワーバーなども装備しています。

コルトプラス ラリーアート専用トランスミッションの採用

コルトプラス ラリーアートには、通常モデルのCVTではなく、INVECS-II CVTが採用され、マニュアル感覚のスポーティなシフトワークが楽しめる「6速スポーツモード」も設定しています。

コルトプラス ラリーアートのINVECS-II CVT

トランスミッションだけでなく、メーター周りもラリーアート専用モデルです。

コルトプラス ラリーアート専用インテリア

コルトプラス ラリーアート 内装

前席はサイドサポートも考慮されたシートになっていますが、オプションのレカロシートを装着すれば、もっとサイドサポートが増加します。

コルトプラス ラリーアート専用の安全装備

コルトプラス ラリーアートは、通常モデルと違いスポーツバージョンになりますので、安全装備も充実しています。

まずはディスチャージヘッドライトの採用。通常のハロゲンモデルと違い明るさ、照明範囲とも大幅にアップしています。

つづいて、ASC(アクティブスタビリティコントロール)の採用です。
ASCは滑り易い路面での車両の不安定な動きや、車輪のスリップを防ぎ、安定した走行をサポートします。トヨタのVSCなどと同じと考えてもらえばいいでしょう。

コルトプラス ラリーアート スタビリティコントロール機能

滑り易い路面での走行や、急なハンドル操作などにより各輪のタイヤが適正なグリップを保ちきれないとコンピュータが判断すると、1輪または複数の車輪へのブレーキングを行なうとともにエンジン出力を自動的にコントロールすることにより、姿勢の乱れを抑制するモーメントを発生させて、クルマの安定性を確保します。(スタビリティコントロール機能)

コルトプラス ラリーアート トラクションコントロール機能

また、雪道などの滑り易い路面で発進する際、駆動輪のスリップを感知すると、スリップした車輪にブレーキをかけるとともに、エンジン出力を自動的にコントロールすることで、駆動力を適切に配分し発進・加速をサポートします。(トラクションコントロール機能)

コルトプラス・ラリーアートについて調べてみて

お疲れさまでした!
コルトプラス・ラリーアートについての調査結果のご紹介は以上です。
いかがでしたでしょうか。

今回、コルトプラス・ラリーアートについて調べさせていただき、人気の理由がよくわかりました。
口コミ評価もたくさん見てみましたが、みなさんおしなべて高評価なのが印象的でした。
現在ではコルトプラス・ラリーアートの新車販売はされていませんが、中古車市場では今でも人気は健在です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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