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トヨタ自動車の幅広いエンジンの特徴を調べまとめてみました。

生産台数世界一のトヨタ自動車の2000ccまでの幅広い排気量のエンジンを調べてみました。あらゆるカテゴリーの車種に搭載されてます。トヨタを代表するハイブリットエンジン、ターボエンジンまで、トヨタのエンジンの特徴は何でしょうか?

トヨタ 3気筒 1000ccエンジン

トヨタ 1000cc 1KR-FE エンジン

1KR型エンジンはボア(内径)71.0mm、ストローク(行程)83.9mm、ボアストローク比1.18のロングストローク型1000cc3気筒エンジンです。開発生産は、ダイハツ自動車がしてます。低回転から高回転まで、最適な吸排気を維持する連続可変バルブタイミング機構(VVT-i)を採用、着火力が強く長寿命なイリジウムプラグ、古くなっても触媒性能を維持できる特長を持つダイハツオリジナルのインテリジェント触媒採用、また、樹脂コートピストン、低張力ピストンリングの採用でエンジン内部の摩擦損失を減らし、経済性の向上も図られています。

搭載車種

トヨタ パッソ

パッソで、JC08モード 27.6KM/Lになります。

ヴィッツで、JC08モード 27.6KM/Lになります。

トヨタ 1300cc 4気筒エンジン

トヨタ 1NR-FE エンジン

1NZ型エンジンはボア(内径)75.0mm、ストローク(行程)84.7mm、ボアストローク比1.13のロングストローク型エンジンです。優れた熱効率で、低燃費技術を採用してます。通常圧縮(オットー)仕様です。小型化および軽量化を前提とした設計のため材質にはシリンダーブロックからシリンダーヘッドにかけてアルミダイキャストが用いられています。内径:行程比を行程比の長い方に取ることで特に実用域でのトルクを得ているのが特徴で信頼性および経済性、耐久性に秀でています。

搭載車種

トヨタ ヴィッツ

ヴィッツで、JC08モード 25.0KM/Lになります。

カローラアクシオで、JC08モード 20.6KM/Lになります。

ラクティスで、JC08モード 20.0KM/Lになります。

採用車種の多い 4気筒 1500ccエンジン

トヨタ 1500cc 4気筒エンジン

トヨタ 1NZーFE 1500ccエンジン

1NZ型エンジンはボア(内径)75.0mm、ストローク(行程)84.7mm、ボアストローク比1.13のロングストローク型エンジンです。1,500cc横置き前輪駆動用DOHC16バルブ自然吸気ガソリンエンジンです。小型化および軽量化を前提とした設計のため材質にはシリンダーブロックからシリンダーヘッドにかけてアルミダイキャストが用いられています。連続可変バルブタイミングシステム、VVT-iを採用しています。

搭載車種

アリオン・プレミオ

トヨタ アリオン(画像)

アリオンで、JC08モード 19.2KM/Lになります。

カローラフィルダーで、JC08モード 17.6KM/Lになります。

その他、ヴィッツ・オーリス・プロボックスに搭載され、幅広い車種に採用されてます。

トヨタ 2NR-FKEエンジン

ハイブリッドカーに用いられているアトキンソンサイクルをはじめ、クールドEGR、VVT-iEなどの技術を採用したことで更なる燃費改善と損失低減を追求することで熱効率を高めています。初めて日本で導入される2NR型系エンジンとなリ、エンジンの最高出力、および最大トルクの数値は既存の日本市場向け版の1NZ-FE型とほぼ同じ数値(2WD用での場合)です。日本では2015年3月30日発表の2代目後期型カローラアクシオ、および3代目後期型カローラフィールダーの各1.5L車の2WD・CVT仕様で初めて導入されました。

トヨタ シエンタ

シエンタで、JC08モード 20.6KM/Lになります。

カローラフィルダーで、JC08モード 17.6KM/Lになります。

その他、スペイド・ポルテに搭載されてます。

トヨタ 1800cc 4気筒 エンジン

トヨタ 2ZR-FAEエンジン

2ZR型エンジンはボア(内径)80.5mm、ストローク(行程)88.3mm、ボアストローク比1.10のロングストローク型エンジンです。2ZR-FEエンジンをベースにバルブマチック(バルブリフト量を変化させスロットルバルブの役割を果たす機構)を搭載したエンジンです。吸気抵抗を減少させることができるため、最大で1割程度の燃費向上と出力向上を図っています。

トヨタ オーリス

オーリスで、JC08モード 16.2KM/Lになります。

その他、カローラフィルダー・アリオン・プレミオ・ウィッシュ・アイシスに搭載されてます。

トヨタ 2000cc 4気筒エンジン

トヨタ 3ZR-FAEエンジン

3ZR型エンジンはボア(内径)80.5mm、ストローク(行程)97.6mm、ボアストローク比1.21のロングストローク型エンジンです。仕様は、同上の2ZR-FAEエンジンと同じです。

トヨタ ヴォクシー

ヴォクシーで、JC08モード 16.0KM/Lになります。
その他、アイシス・アベンシスワゴン・アリオン・プレミオ・ウィシュ・エクスファイア・ハリアーに搭載されてます。

トヨタ ハイブリットエンジン

トヨタ 1500cc 4気筒 ハイブリットエンジン

トヨタ ハイブリットエンジン 1NZーFXE 1500cc+モーター エンジン

エンジンは54kW(74PS)を発生する1.5Lの「1NZ-FXE」で、アトキンソンサイクルを採用し圧縮比を13.4にまで高めてます。それに45kWを発生する新設計の1LM型電気モーターと、/6.5Ahのニッケル水素電池(駆動用バッテリー)が組み合わされ、ハイブリッドシステムの総出力はおよそ75kWです。電動ウォーターポンプに排出ガス再循環システム(クールドEGR)や排気熱回収システムなど、ハイブリッド車に取り込まれている最新技術が投入されてます。

トヨタ アクア

アクアで、JC08モード 37.0KM/Lになります。
その他、カローラフィルダー・アクシオ・シエンタに搭載されてます。

トヨタ 1800cc 4気筒 ハイブリットエンジン

トヨタ ハイブリットエンジン 2ZRーFXE 1800cc+モーター エンジン

リダクション機能付THS-II」が採用され高速域での燃費向上のために新世代のエンジンZR系1.8Lの2ZR-FXE型です。モーターは3JM型を採用してます。トヨタ車では初のクーラント用の電動ウォーターポンプによりベルトを廃止することでフリクションロスを低減しました。大容量水冷EGRクーラーを搭載して燃費を向上させ「排気熱再循環システム」を採用、これにより排気熱をヒーターやエンジンの暖気に利用することで冬季の燃費を低減させています。新型プリウスのエンジンは、JC08モード燃費で40.6km/Lと2.4Lガソリンエンジン車並みのパワーを実現しています。

新型プリウス

新型プリウスのJC08モード 40.6KM/Lになります。
その他、プリウスα・エクスファイア・ノア・ヴォクシーに搭載 今後、新型プリウスの新エンジンに変更されます。

トヨタ 1200cc 4気筒ターボエンジン

トヨタ 1200cc 4気筒ターボ エンジン 8NR-FTS

1.2L直噴ターボエンジン8NR-FTS型は、1,500 - 4,000rpmの幅広い回転数で最大トルクを発生させます。エキゾーストマニホールドとシリンダーヘッドを一体化させ、吸気側に可変角を拡大したVVT-iW、燃料噴射システムD-4Tなどを採用したほか、アイドリングストップ機能(Stop & Start System)も装備したことで低燃費を実現し、「平成27年度燃費基準+10%」を達成しました。

トヨタ オーリス

オーリスのJC08モード 19.4KM/Lになります。現在は、オーリスのみです。

トヨタ エンジンのまとめ

トヨタのエンジンが、ノーマル型→ハイブリットエンジン、ダウンサイジングターボエンジンと変化しているのを、おわかり頂けたと思います。省エネで高出力の新型エンジンが、開発されると思います。長い文章を、お読みいただきありがとうございました。

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