一大事？！デフから異音が聞こえてくる前に知っておけばよかったこと

デフから異音が聞こえてくるのはなぜでしょうか？こうした疑問をお持ちになったことがおありでしょうか？もしくは、そもそもデフから異音が聞こえてくること以前に、”デフ”とは何でしょうか？

こういった疑問をお持ちになる方もおられるかもしれません。それで、この記事を通してデフから異音が聞こえてくる症状やその原因について考えたいと思います。

それと同時にデフそのものが車のどのようなパーツであり、役目を果たしていて、車の走行に欠かせないのかなども含めて考慮していきたいと思います。

デフから異音が聞こえてくる症状についてこの記事から知っていただく価値はなんでしょうか？それはひとえにカーライフを安心して送ることができるようになるという点かと思います。

後ほど記事でも触れたいと思いますが、デフから異音が聞こえてくる症状がわざわざこのように記事になる時点で、”デフ”の機能そのものがとても大切であることを表しているということになります。

そのデフについて理解することができれば、ご自身のお車やご家族のお車、場合によってはご友人のお車に至るまで、デフから異音が聞こえてくる事に対して対策を提案することができるようになるかもしれません。

そうした点も踏まえながらこの記事を読んでいただければ嬉しいです。ではデフから異音が聞こえてくることを考える前に、デフそのものがどのようなものなのかを考えたいと思います。

まずデフは、どのような装置のことなのでしょうか？まず、デフとはデファレンシャルギアまたはデフギアなどと呼ばれています。

エンジンから伝わってきた動力を駆動輪に伝える役目とともに、そのデフという名のとおり、左右の駆動輪の回転差を吸収するための部品なのです。

デファレンシャルギア あるいは略してデフギア、デフなどとも言うわけです。デフの働きとしては、自動車などの車輪のついた乗り物に使われる動力伝達装置ですので、差動装置の中で最も身近に使われているものになります。

車がカーブを曲がる時には、内側と外側の車輪に速度差が生じるのですが、それを吸収しながら動力源から同じトルクを振り分けて伝えることができるのです。

要するに、1つのエンジン出力を2つの異なった回転速度に振り分けて伝えることができるという訳です。差動歯車は一般的に3輪以上の自動車で利用されています。

駆動する左右の車輪の軸の中央付近に設けられていますので、のぞき込めば確認することができるようになっています。動力のない車輪や、対となる駆動輪が存在しない2輪車では必要がないと言うことになります。

では、デフから異音が聞こえてくるという症状についてここから考えていきたいと思います。デフからの異音とはいっても、すぐにデフが故障しているとは断定することができません。

そもそも走行中にデフからの異音と特定しにくいことが原因です。もちろん車をピットに挙げた状態で、タイヤを回してデフからの異音が直接確認できる場合は別ですが。デフからの異音と勘違いしやすいある故障を一つ上げることができます。

それは”ブレーキパット”の消耗です。デフからの異音と勘違いしやすい足回りから発せられる音ですから誤解しやすい点とも言えると思います。

デフからの異音は主に、デフ内の歯車が回転する音なのに対して、ブレーキっパトが擦り切れた最終的な音は”キーキー”と鳴く音になります。またそれを使い続けていきますと、ディスクローターとブレーキパットを固定している金具が直接接触するために起きる、鉄と鉄が触れ合う音がします。

それらの音はどれも同じ足回りから聞こえてきますので、デフからの異音と勘違いしやすい訳です。デフからの異音を確認できた場合に、デフからの異音を解消するためにデフオイルの交換やデフからの異音内部のシールの交換をする場合があるかもしれません。

異音の原因は様々な環境下でテストしてみない事には確実にデフからの異音と特定できないという点は上述しました。デフオイルは2万キロほどに１度交換することが推奨されています。それを超えた使用を繰り返している場合に、異音がデフ周辺から聞こえてくることがあるかもしれません。

その場合には異音の解消のためと言うよりもデフオイル交換が車の安全にとって不可欠であるので、デフオイルを交換するという優先順位で交換をするべきでしょう。結果、デフからの異音が解消されていれば問題はなくなる訳ですから。

いかがだったでしょうか？

デフからの異音についてご紹介してきました。ご自身のお車でデフからの異音が聞こえてきた場合には対処がしやすくなるかもしれませんね。

この記事を通してデフからの異音への知識を深めていただけたのでしたら嬉しいです。一概にデフからの異音をデフが原因と特定するのは難しいことがあります。

それで調査や点検を小まめに行われることをお勧めしたいと思います。