自動車のシートカバーはどの様なものが販売されているのでしょうか。
2016/11/30
なみけん
自動車の法定点検は1年および2年ごとに実施することが法律で定められています。法定点検の必要性を知りながらも、ついおろそかにしがちなドライバーの方もいるのではないでしょうか。では、きちんと点検・整備をしていないとどうなるのでしょう。今回は自動車の法定点検について
正式には「定期点検整備」といい、自動車の故障を未然に防ぎ、その性能維持を図るために行う予防点検です。自動車の使用者は、定められた期間ごとにこの法定点検整備(1年点検・2年点検)を行うことが法令で義務づけられています。
自動車の取扱説明書および整備手帳
点検整備は法令上使用者が行うものとなっていますが、1年点検と2年点検は一般的に自動車販売店などの認証整備工場や指定整備工場に委託することになります。
車検は基本的に、外観や安全面、公害対策面などが保安基準に適合しているかどうかをチェックするものです。あくまで保安基準に適合しているかを確認する検査であって、整備や劣化した部品の交換を目的とするものではありません。
一方、法令により定められている法定点検は、自動車の各部の損耗や劣化の状況などをチェックし、必要な予防的整備を行うことにより、その後の自動車の保安基準適合性(安全性)を確保するために行うものです。いつも安心して自動車に乗るためには、どちらも欠かすことはできません。
それでは本題の「法定点検」について詳しく見て行きたいと思います。
法定点検には2種類ありそれぞれ法令によって義務化されています。
● 1年点検-道路運送車両法第48条1項三号
● 2年点検-自動車点検基準(国土交通省令)第5条2項四号
点検する箇所は、室内、エンジンルーム、下廻り、足廻り、外廻りですが、1年点検の方が簡易で2年点検のほうが詳細な点検となります。自動車点検基準では1年点検は26項目、2年点検は点検箇所が30項目増えて56項目となっており、より詳細な点検を行う必要があります。
法定点検
法定点検は自動車の故障を未然に防ぎ、より長く大切に自動車に乗っていただくための需要な点検です。自家用車の定期点検は、スケジュールにそってしっかりと行いましょう!
なお、自動車の使用者は法定点検だけで無く、日常的な自動車の点検も法律で義務化されています(道路運送車両法第四十七条)ので忘れずチェックしてください。
法定点検は法律によって義務化されていますが、法定点検を受けなかった場合の罰則はありません。
但し、整備不良等が露呈すれば当然罰則は受けます(もちろん、法定点検を受けていても整備不良があれば罰則を受けます)。
法定点検
むしろ大事なことは法定点検は自動車の故障・トラブル未然に防ぐために行うものだということです。当然点検をしていない自動車は故障やトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
法律的には「使用者は法定点検を行わなければならない」とされています。しかし、実状からすれば、日常点検と同じようなもの。加えて法定点検(1年点検)の場合、前述のように罰則もありません。
自動車の法定点検
だからといって、そのまま自動車に乗ることはお勧めできません。そこで、意外と簡単でリーズナブル、「自分でやる」方法を紹介します。
法定点検の内容は、自動車に備え付けてある整備手帳に詳しく出ています。自動車の整備手帳を見ると、法定点検(1年点検)の点検項目は26あります。項目をチェックしていくと実は簡単なものがほとんどです。
点検整備記録
水やオイル漏れ、ベルトのゆるみといった、目視点検がほとんどです。最近の自動車はコンピューター制御エンジンなので、点火時期などの確認などまったく不要(コンピューターで行うため調整出来ない)な項目さえあります。
自動車の法定点検
点検は車についている整備手帳の内容通りに行いましょう。法定点検(1年点検)に必要な項目が並んでいるから、その順にチェックしていきます。
法定点検
こんな具合なので、楽しみながら作業を行えば1時間もかからないうちに完了する。終わったら右下に自分の名前と、点検した日、走行距離を書いてハンコでも押せばOK。これで法定点検完了。
自動車の法定点検について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。法定点検(1年点検)はプロでなければ、専用の器械がなければできないというものではありません。車に装備されている簡単な工具で点検できます。ぜひこれを機会にチャレンジしてみてください。点検したら必ず整備手帳に記録を残しましょう。
自動車の整備手帳
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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