鬱陶しいフロントガラスの曇り!フロントガラスの曇りを取る方法は?
2016/03/22
kaori7
フロントガラスに油膜があると雨を弾くどころか、フロントガラス全体に雨が広がって視界を妨げ、とても危険です。でも、そもそも油膜ってなに?どうやって油膜をとるの?など疑問がある方もいらっしゃると思います。そこで今回はフロントガラスの油膜についてまとめてみました。
フロントガラスの油膜
フロントガラスに付いた油膜は、水分と油分が一緒になって付着したものです。
油分の主な成分はシリコンです。油膜はガンコで、洗車しただけでは落ちるものではありません。研磨剤(コンパウンド)を含んだクリーナーで落とすことが必要です。油膜は運転に支障をきたしますし、それだけではなく、最近では、衝突被害軽減ブレーキの機能が付いた車が多くありますが、その機能が正常に作動せず、安全に関わる悪影響を及ぼす可能性も指摘されているのです。
フロントガラスの表面に油膜が残っていると、せっかく撥水コーティングしても定着せずに、すぐに落ちてしまいます。撥水コーティングする前に、キチンと油膜を除去して、良い下地を作れば、本来の機能を充分に発揮できるようになります。
フロントガラスの油膜
フロントガラスの油膜
「じゃあ油膜ってどうして出来るの?」ということで次はフロントガラスの油膜ができる原因をご紹介していきたいと思います。
1.大気中の排気ガスなど
2.走行中に道路の油分を含んだ水をかぶる
3.油分を含んだ雨などを浴びる
4.ウィンドウやワイパー・ボディなどのコーティング剤が溶けて劣化したもの
フロントガラスに付着する油膜の原因は、ウインドウ用のコーティングの劣化した物や、ワイパー、ボディにかけたワックスやコーティング、大気中の油分や排気ガスなど、様々な原因で付着します。ボディにかけたワックスやコーティングが雨で溶けだしてガラスに流れ落ちたり、走行中に路面から跳ね上げられる油分を含んだ水を被ったり、大気中の油分を含んだ雨等にさらされたりすると油膜は付着します。
フロントガラスの油膜
油膜は程度の差はあれど大抵の車のフロントガラスに付着しているものだと思われます。
フロントガラスの油膜
まずは流水で砂やホコリを取り除いてから、
1.ウーロン茶
2.台所食器用洗剤
を使う方法があります。
ウーロン茶は油を分解する働きがあるので、タオルに染み込ませてゴシゴシ擦れば、軽い油膜なら落とすことが出来ます。カーショップなどでは、ウーロン茶を染み込ませた油膜取りシートも売られています。台所食器用洗剤も、水で薄めてスポンジで擦れば、油膜を落とすことが出来ます。
フロントガラスの油膜
フロントガラスに油膜が残っていると、撥水コーティングしても、1ヶ月もすれば元通りになってしまい、水を弾かなくなってしまいます。ガンコな油膜には、研磨剤(コンパウンド)の入った油膜取り剤を使って削り落とす必要があります。
油膜を取ったガラスは、水を弾くのではなく、表面を滑るように流れていきます。そのため、「水玉になって弾いた方が良い」「視界が良くない」という方も多いでしょう。そういった場合は、油膜を取ったあとに撥水コーティングすれば、運転中の視界も良好になるでしょう。そして、新たに降り注ぐ油分を含んだ水分を弾いて、油膜や水垢が付着するのも弱めてくれます。
フロントガラスの油膜
最近のガソリンスタンドはセルフ給油のスタンドが増えて、従業員が少ないために細かいサービスを実施していないスタンドも多いようですが、概ね安いところで約1000円から1500円(税別)くらいの所が多いようです。
フロントガラスの油膜
カーディーラーの場合は油膜除去だけのサービスは行っておらず、撥水加工とのセットになっている事が殆どです。料金の違いは撥水コートの種類の違いによるものですが価格帯はおよそ3000円から7000円(税別)くらいです。
カーコーティング業者の場合も、フロントガラスの油膜除去のみという作業は実施していない業者が殆どで、油膜除去と共に何らかのコーティングを施すようになっています。中には、ボディーコーティングのオプションとしてのみ取り扱っている業者もありますので注意が必要です。価格帯はおよそ15000円(税別)くらいからです。
フロントガラスの油膜
いかがでしたでしょうか?
今回はフロントガラスの油膜についてご紹介していきました。知らないうちにフロントガラスに付着している油膜はそのまま放置しておくと運転をする際に支障が出てきてしまいます。安全運転を心掛けるためにもフロントガラスの油膜は定期的に取ることが大切になってくるようです。
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