待った！ブレーキキャリパーのオーバーホールをしないと危険ですよ！

ブレーキキャリパーのオーバーホールについてご存知でしょうか？このような質問をされたら、「ブレーキキャリパーのオーバーホールって一体何ですか？」と逆に質問を仕返したくなるかもしれません。

実のところ、ブレーキキャリパーのオーバーホールについて知る機会が少ないこともあるでしょうし、ブレーキキャリパーというパーツがどこについているのかも知る機会がなかった方も少なくないかと思います。

それをオーバーホールするかしないかという話ももちろん同じように言うことができるでしょう。この記事では、ブレーキキャリパーのオーバーホールについて最終的に知っていただきたいと思います。

その前に、ブレーキキャリパーとは何でしょうか？そしてブレーキキャリパーのオーバーホールとは一体なんでしょうか？そうした質問に対して答えが得られるようお手伝いしたいと思います。

ブレーキキャリパーのオーバーホールを知る前に、まずはそのブレーキキャリパーとは一体何なのかを知っていただければと思います。そうすればオーバーホールについて知るのも容易になるでしょう。

ブレーキキャリパーはその名前の通り、ブレーキの心臓部分にあたるパーツです。小さな部品が集まってブレーキが効くようにできていますが、さらにその奥深くにブレーキキャリパーが存在しています。オーバーホールが必要なパーツはまだあります。

このブレーキキャリパーがあることによってブレーキが利くといっても過言ではありません。ですからオーバーホールが必要なのです。ではその仕組みについて知っていただきたいと思います。

ブレーキキャリパーは一般的にはゴム製品と鉄製品が組み合わされています。ブレーキキャリパー内に小さなゴムがあり、そのゴムがブレーキオイルの流れを止める役目をしているのです。もちろんこのパーツもオーバーホール対象になります。

ドライバーが車を運転している際に、ブレーキを踏みますと、その車種に搭載されているブレーキオイルに油圧がかかります。その油圧がかかった先にこのブレーキキャリパーがあり、そのブレーキキャリパーの内部にブレーキキャリパー専用のゴムがあるのです。

このブレーキオイルの油圧がこのブレーキキャリパー内部にあるゴムによってせき止められるために、すぐわきにあるピストンが押されて、そのピストンがすぐ隣にあるブレーキパットを押すことによって、その脇にあるブレーキローターと言う部品と接することによってブレーキがかかるという仕組みなのです。
これらすべてをオーバーホールするのです。

ですから、ブレーキオイルだけでもブレーキはかかりませんし、ブレーキキャリパーだけでもだめですし、もちろん、ブレーキパットだけでもブレーキが効くわけではないのです。

ブレーキキャリパーがその内部にあり、上述した部品すべてが機能することによってブレーキが機能するという訳なのです。

ブレーキキャリパーのオーバーホールについて考えたいと思います。なぜブレーキキャリパーのオーバーホールが必要になるのでしょうか。上述した通り、このブレーキキャリパーは鉄とゴムでできています。鉄は錆びますし、ブレーキキャリパー内のゴムも劣化します。

ですからこれらのブレーキキャリパーの清掃や洗浄、場合によっては交換を行うことも必要です。そしてブレーキキャリパーの内部に埋め込まれたゴムの交換を行う必要もあるでしょう。

ちなみに、ブレーキキャリパーのオーバーホールにはブレーキパットをブレーキキャリパーから外して、ブレーキパットやブレーキキャリパーに付着した脂分を脱脂する作業やエアガンで汚れをディスクローターから取り除く作業なども必要です。

それらをすべておこなった後に、ブレーキキャリパー内のゴムの新品交換とブレーキオイルの交換とエア抜きを行って、すべてを元の位置に着けたならば、ブレーキパットの締め付けを行うところまでが一連のブレーキキャリパーのオーバーホールと言えるかもしれません。

いかがだったでしょうか？ここまででブレーキキャリパーのオーバーホールについてお話ししてきました。ブレーキキャリパーのオーバーホールについては専門の知識と技術が必要になります。

そして作業をする最適な場所や専門的な工具が必須です。それで一般的には店舗に依頼することが必要になるでしょう。時間や体力、また安全をお金で買うために行ってもらう方が良いと言えます。

新品から７年７万キロを目安に交換してもらうことも一つの目安です。ご自身のお車がどの程度のブレーキキャリパーの状態なのかを知ることがまずは必要ですね。