ホンダ・NシリーズN-WGNの実燃費と詳細をまとめてみました。
2015/11/12
neko.shinohara
のび太とドラえもんのCMで人気のノア。中でもノアハイブリッドは、燃費に関心が高いファミリー層に大人気の1台です。今回は、激戦のMサイズミニバンの中で常に販売台数上位に位置するノアハイブリッドの燃費について調べてみました。
ノアハイブリッドの燃費について調べる前に、まずはノアハイブリッドがどんな車か調べてみましょう!
ノアハイブリッド G
ノアは2001年に「タウンエースノア」の後継としてプラットフォームも一新され、FF(前輪駆動)を採用しデビュー。現行モデルで3代目になりました。今回のモデルより、これまでの2.0Lガソリンエンジンに加え、待望の1.8Lハイブリッドエンジンを設定し、ミニバンユーザーのニーズに応えたラインナップになっています。
2016年1月に一部グレードを除き、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を装備、またガソリン車のみの設定だったエアログレード「Si」がハイブリッド車にも追加されました。
ノアハイブリッド G
・全長 4,695(Siは4,710mm)
・全幅 1,695(Siは1,730mm)
・全高 1,825mm
・ホイールベース 2,850mm
では、ノアハイブリッドの概要がわかったところで、燃費について調べていきましょう!
ノアハイブリッド エンジン
直列4気筒DOHCエンジン
総排気量 1,797cc
最高出力 99ps / 5,200rpm
最大トルク 14.5kgf・m/4,000 rpm
<電動機>
最高出力 82ps
最大トルク 21.1kgf・m
JC08モード燃費 23.8km/L
ノアハイブリッドのカタログ上の燃費は、他社ミニバンの中でもダントツに優れています。現在のところ、同クラスでノアハイブリッドと同じ数値、もしくはそれ以上の燃費を誇るミニバンは、姉妹車であるヴォクシーハイブリッド、シエンタ、プリウスα以外に見当たりません。では燃費向上の装備を見ていきましょう!
ノアハイブリッドには、走行状況に合わせて、エンジンを停止して走る「EVドライブモード」、燃費をより向上させる「エコドライブモード」、パワフルな走行が楽しめる「パワーモード」の3つの走行モードが選べるモードスイッチを標準装備しています。
ノアハイブリッドには、動力分割機構、モーター、発電機、リダクションギヤ等を組み合わせて、効率の良い走りのための最適制御を行うハイブリッドトランスアクスルを搭載し、軽い力でシフトチェンジできる電子制御式シフト エレクトロシフトマチックを装備しています。
ノアハイブリッドには、ハイブリッドシステムの出力やエネルギーの回収状況をリアルタイムに表示、指針をエコエリアに保つことで、環境に配慮した状態を確認しながら走ることができる、ハイブリッドシステムインジケーターを装備しています。
様々な装備で燃費を向上させているノアハイブリッドですが、次は実際にノアハイブリッドを所有しているユーザーの情報をもとに、実燃費を見ていきたいと思います。
ノアハイブリッド G
『普通に乗って、リッター15キロ位です。ハイブリッドを意識した乗り方で18キロ位。前車のステップワゴンRG1がリッター7キロだった事を考えると倍以上は確実に走るので満足です。』
『山道、一般道、高速でエコ・ノーマル・パワーいろいろ試したけど16km/l平均でした。普段はエコのままで少し気にしてればもう少し伸びるかな?まぁ十分です。』
『燃費はセレナの倍以上です。6名乗車(大x4、小x2)エアコン前後かけっぱなしでリッター14kmです。通常の買い物程度でしたら20kmは出ます。』
<1.8L ハイブリッドエンジン>15.26km/L
では、ノアハイブリッドの燃費を他のライバルと比較してみましょう!
ホンダ ステップワゴン G EX
ホンダ ステップワゴンは、2015年に5代目へとフルモデルチェンジを実施、エンジンにはこれまでの2.0Lから1.5Lダウンサイジングターボエンジンを採用。また、テールゲートに横開き式のサブドアを組み合わせた「わくわくゲート」を装備、安全運転支援システムをメーカーオプションで設定しています。
それでは、カタログ値の燃費を見てみましょう!
<2.0L ガソリンエンジン> 15.4~17.0km/L
では続いて、気になる実燃費を見てみましょう!
<2.0L ガソリンエンジン> 11.0km/L
日産 セレナ 20X Vセレクション+Safety S-HYBRID
日産セレナは、2010年に4代目である現行モデルが登場し、2012年、新開発のスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」を搭載。2013年にマイナーチェンジを実施しました。ミニバンの中でも基本設計は最も古ですが、未だにその機能性のよさで支持されている人気モデルです。
それでは、カタログ値の燃費を見てみましょう!
<2.0L ガソリンエンジン> 13.8km/L
<2.0L ハイブリッドエンジン> 16.0km/L
では続いて、気になる実燃費を見てみましょう!
<2.0L ガソリンエンジン> 10.0km/L
<2.0L ハイブリッドエンジン> 10.8km/L
セレナのハイブリッドシステムは、ノアハイブリッドとは異なり、モーターだけのEV運転はできず、ECO モーターによる加速時のエンジンの補助駆動力やアイドリングストップ、エアコン、電装品などに再利用することで、燃費性能を向上させるシステムなので、燃費に大きな差が生まれなかったと考えられます。
ノアハイブリッド Si
2016年には、ガソリンのみの設定だったエアログレード「Si」のハイブリッド仕様「HYBRID Si」を設定、一部のグレードに衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を装備しました。
さて、いかがでしたか?
今回はノアハイブリッドの燃費について調べてみました。ノアハイブリッドは2014年に発売された3代目からラインナップに追加されました。結果、燃費に関しては、Mサイズミニバンで最高の燃費性能を誇っており、ノアハイブリッドの優れた能力を垣間見ました。また販売台数においてもその人気の高さは折り紙付きです。
燃費は、クルマ自体の性能が大きく関係しますが、それ以上に運転者の意識でかなり左右されることも多いのも事実なので、燃費を考えた優しい運転を心がけてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みにいただき、ありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局