レクサスの上級モデルLXとランクルとの違いについて徹底調査！

レクサスLXとランクルの違いについてご紹介する前にまずはベースとなったランクル200についてどんな車なのか見ていきたいと思います。

ランクル100系の後継モデルとして平成19年（2007年）9月に登場しました。200系ランクルはまさしくトヨタのハイテク技術の集大成とも言えるモデルです。 砂地や岩場、雪道や急坂などでエンジン・ブレーキを自動制御して極低速を維持する、世界初のクロールコントロール。

一切妥協を許さない・・・。トヨタが持つハイテク技術を惜しみなく駆使して“圧倒的な走破性”と“ラグジュアリーな快適性”をとても高いレベルで両立させた【The King of 4WD：ランドクルーザー】知れば知るほど、凄い車であることを実感させられます。

では次にレクサスLXについてチェックしていきたいと思います。

トヨタブランド（トヨタ店）から販売されている「ランクル」の姉妹車にあたり、初代モデルから3代目中期モデルまで日本では販売されていませんでしたが、2度目のマイナーチェンジに伴い2015年8月からは日本国内でも発売されることになりました。なお、日本ではLXの2代目モデルに相当する車種が、ランクルの上級グレード「ランドクルーザーシグナス」としてトヨタブランドから販売されていました。

トヨタ「ランクル」譲りの強靭なラダーフレームを持ち、高級SUVの中では数少ない高度なオフロード走行性能を併せ持つモデル。2代目モデル以降はV型8気筒エンジンとフルタイムAWDの組み合わせとなっています。レクサスのSUV・クロスオーバーSUV 3車種（LX、GX、RX）では最上級に位置し、2006年にLS（4代目モデル）が発売されるまでは、レクサス全車種の中でも最も高額なモデルでした。

ではさっそくレクサスLXとランクルを比較し、違いを見ていきたいと思います。

またレクサスLXのボディはかなり大柄で、全長は5,065mm、全幅は1,980mm、全高は1,910mmに達します。ランクルと比較しても、115mm長く、全幅は同じで、30mmほど高い。日本のSUVでは最大サイズ！ホイールベース（前輪と後輪の間隔）は2,850mm、最小回転半径は5.9mと大回りで、これはランクルと同じ数値になっています。

レクサスLXで最も注目されるのがエンジンであり、ランクルと最も異なる点でもあります。V型8気筒の5.7リッターを積み、量販された国産乗用車では（6.4リッターの日産プリンスロイヤルなどを除けば）、過去を振り返っても最大の排気量でしょう。

動力性能は最高出力が377馬力（5,600rpm）、最大トルクは54.5kg-m（3,200rpm）。実用回転域の駆動力がきわめて高いです。ATはランクルは6速ですが、LXはレクサスLSなどと同様に8速を採用。

レクサスのグレードはLX570のみで価格は1,100万円。レクサス車の中でも高価な部類に入ります。ベースとなるランクルの最上級グレード、ZX（682万5,600円）にレクサスLX570と同等の装備を加えたと仮定すると、総額では約820万円に達します。

さらに内装の質感向上などの対価が50万円として、合計870万円くらいになりそうです。それでもレクサスLX570との差額が230万円は残ります。