こまめにチェックしてる?車のタイヤの空気圧について調べました!
2016/02/17
kaori7
今回は皮むきについてご紹介いたします。皮むきといっても果物ではありません。タイヤの皮むきです。とはいえタイヤに皮なんてついていませんよね?タイヤの皮むきとは何なのか、どういった効果があり、どのように皮むきをするのかまとめてみました。
皆さん、皮むきというと何を思い浮かべますか?殆どの方が果物の皮向きを思い浮かべるのではないでしょうか。
ですが、今回ご紹介するのはなんとタイヤの皮むき!
タイヤにも皮むきがあるなんて驚きですね。
「タイヤの皮むき」とう言葉を初めて耳にした方もいるのではないでしょうか。
タイヤを見たことがない方はいないと思いますが、いうまでもなくタイヤに皮はありません。
タイヤは原料を型に入れて成形して造られます。この際に型から離れやすくするためにシリコン等の離型剤が使われているのですが、新品のタイヤには離型剤が残っていることがあります。
この離型剤を落とす作業のことを皮むきといいます。
また、新品のタイヤには表面に丸い、スピューというものがあります。
慣らし運転でタイヤの表面を削りスピューをなくすことも皮むきといいます。
では、タイヤの皮むきをしなかった場合にどのようなことが起こるのでしょうか。
まず、離型剤はツルツルした薬剤なので新品のタイヤは滑り易いです。
また、離型剤は経年劣化でどんどん滑りやすくなります。
2,3年経ったタイヤの離型剤はまるでプラスチックとも言われるほど硬く滑り易くなってしまいます。
離型剤の経年劣化によるタイヤが滑ることを防ぐためにも皮むきが必要となります。
スタッドレスタイヤに限定される話ですがタイヤの皮むきをしない状態だとタイヤ本来のグリップ力が発揮されません。
皮むきでタイヤの表面を削ることでタイヤに配合された鬼クルミの殻などの凹凸がタイヤの表面に現れ、氷面の水分を吸収、凍った路面を強くひっかけるようになります。
ですので、新品のスタッドレスタイヤを買ったからと安心して皮むきをせずにいきなり使うと逆に滑り易くなる危険性があります。
では、タイヤの皮むきはどうやれば良いのでしょうか。
タイヤの皮むきのやり方には2通りあります。
まず1つは慣らし運転をすることです。
慣らし運転の目安としてはドライ路面で約100km、高速道路などでは約200kmが目安とされています。
この距離を走れば十分にタイヤの表面が削れ、タイヤの皮むきができるとされています。
もう1つのやり方がパーツクリーナーや中性洗剤などで離型剤を落とすやり方です。
こちらのやり方は特にコツなどはありません。
靴磨き用のブラシなどに中性洗剤をつけてゴシゴシこするだけです。
地面との摩擦に比べれば微々たるものですので、力を入れすぎという心配もありません。
洗剤を綺麗に洗い流せば終了です。
スタッドレスタイヤの場合は凹凸をタイヤの表面に出す必要がありますので、慣らし運転での皮むきを行なう必要がありますが、通常のタイヤであればどちらのやり方で皮むきをしても良いでしょう。
タイヤの皮むきが必要であること、皮むきのやり方をご紹介しましたがやっぱり少し面倒ですよね。
そんな方のために最近では皮むきが不要なタイヤも増えてきています。
皮むきをしなくても十分効果を発揮する「ファーストエッジ加工」が施されたタイヤ、「ファーストエッジ加工」をタイヤ表面の縦・横・斜め360゜全方向に採り入れることで、あらゆる方向へすぐれたエッヂを効かせるタイヤなどです。
ただし、そういった商品でも皮むきをした方が効き目はアップするようです。
タイヤの皮むきについてご紹介しましたがいかがでしたか?
タイヤは新しい方が良いと思いがちですが、実は新品のタイヤをそのまま使うと危険であること、タイヤの皮むきの必要性についてお分かりいただけたかと思います。
皆さんも新しくタイヤを購入された際には安全で快適なドライブを楽しむために皮むきを行なうようにして下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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