記事ID12997のサムネイル画像

ユーザー車検の準備は?必要書類は?ユーザー車検のまとめです!

愛着ある車ゆえに自分で整備して、公的な車検に挑んでみようというのは当然の願望です。ですが、公的な機関は必要書類に厳密な敷居の高い世界なのは否めません。チューニング等での構造変更に挑む前に、まずは車検の必要書類の作成で小手調べしてみてはいかがでしょう?

ユーザー車検の前に!

24ヶ月定期点検または12ヶ月定期点検を実施しておきましょう!

定期点検の実施は検査の前でも後でも良いのですが、1日で終らせる為には検査に受かる事なので、やはり検査前に定期点検を済ませておく事をオススメします。

検査に引っかかりそうな改造を以前にしていないか、思い出す良い機会にもなると思います。

タイヤの極端にズレたインチアップ等々…

心当たりがあるのであれば、純正部品に戻して安心して検査に挑みましょう。

検査ラインの予約を取る!

検査を受けるには必要書類をそろえる事も大事ですが、まずは検査ラインの予約を取らなくては何も始まりません。
どれくらい前から予約しなくてはならないかと言うと、土日祭日での前後はありますが2週間前からの予約が可能で、空いていれば前日でも予約は取れるのですが、取れる保証が無いので日数に余裕を持って予約しましょう。

予約はインターネットから取る事ができ、車種によって検査を受ける場所が違うので、当然予約する場所も違ってきます。

まずは下の該当するリンクより、アカウント作成から始めて下さい。
作ったアカウントは2年1ヶ月で削除されるので、気軽に作ってみましょう。

午前に2ラウンド、午後に2ラウンドの合計4ラウンドで検査ラインを動かしていますが、トラブルがあった時の事を考えると午前の予約を取る事をオススメします。
なぜならば、もしも検査に落ちても当日中の再検査ならば追加手数料は発生しないからです。
厳密には3回の再検査までなのですが、それまでには合格するでしょうから…

車検での必要書類をそろえる!

乗用車、貨物車、二輪車、軽自動車では、厳密に言ってしまえば様式の違いで必要書類がかわってきますが、大まかに検査を受ける場所の違いで2通りに分けてみました。

乗用車・貨物車・二輪車の車検での必要書類はこちら

車検での必要書類①


・自動車税納税証明書

取扱日付印が押された有効な検査を受ける直近の証明書が必要になります。

車検での必要書類②


・自動車検査証

車で常備携帯されていると思いますので、グローブボックス等を探して下さい。

車検での必要書類③


・自動車損害賠償責任保険証明書

車検有効期間内の証明書と継続検査期間分を延長した証明書が必要です。

陸運局周辺の代書屋さんで加入出来ます。
事前に車屋さんでも加入すれば問題ありません。

車検での必要書類④


・定期点検記録簿
※それぞれの様式は異なるので注意。

乗用・二輪は24ヶ月定期点検、貨物は12ヶ月定期点検を実施して下さい。

自動車会議所で5円で購入するか、車載の物を使う事も可能です。

車検での必要書類⑤


・継続検査申請書

マークシートなので鉛筆での記入です。
それ以外はボールペンで記入し、印鑑を押して申請します。

自動車会議所で30円で購入します。

車検での必要書類⑥


・自動車重量税納付書

重量税分の印紙を購入し貼付け、重量税を納付する為の書類です。

自動車会議所で無料でもらいます。

車検での必要書類⑦


・自動車検査票

検査手数料分の印紙を購入し貼付け、検査ラインで合否判定の印をもらう書類です。

自動車会議所で無料でもらいます。

軽自動車の車検での必要書類はこちら

車検での必要書類①


・自動車税納税証明書

車検での必要書類②


・自動車検査証

車検での必要書類③


・自動車損害賠償責任保険証明書

車検での必要書類④


・定期点検記録簿

軽自動車は全て24ヶ月定期点検です。

車検での必要書類⑤


・継続検査申請書
※軽自動車専用の様式です。

やはりマークシート部分は鉛筆です。
それ以外はボールペンで記入し、印鑑を押して申請します。

車検での必要書類⑥


・自動車重量税納付書
※軽自動車専用の様式です。

車検での必要書類⑦


・自動車検査票
※軽自動車専用の様式です。

車検での必要書類⑧


・申請審査書
※軽自動車専用の様式です。

乗用車・貨物車・二輪車の車検では、自動車検査票に検査手数料の印紙を貼りますが、軽自動車の場合は専用の用紙に印紙を貼ります。

その他

お金


大きな費用は自動車損害賠償責任保険と自動車重量税。
車種に応じて費用がかわってきますので、事前に調べて用意しておきましょう。

査手数料や用紙代は2,000円でお釣りがくるので、気にするほどでもありません。

はんこ


車検証に記載された、使用者または所有者のはんこです。

継続検査申請書の1ヶ所に使います。

バインダー


必要書類をまとめておく為に使います。

検査ラインでは検査官に必要書類を提示しますので、ばらばらな必要書類を焦って提示するよりは気持ちにゆとりがもてるので、あると便利な事務系アイテムです。

必要書類は検査当日集めなくてはならないものばかりです。
事前に記入する事が出来ないので陸運局での記入になりますが、書く事は車検証に記載されている事なので写すだけです。
もしも陸運局に用意してある記入例でわからなければ、つなぎを着た業者の人に声をかけてみるのも手だと思います。

いよいよ検査ライン!

検査ラインの脇に「見学コース」の通路がありますので、事前に検査ラインの流れを見学する事をオススメします。

それでもわからないのであれば灯火装置の検査時、検査官に「初めてです!教えて下さい!!」と伝えてしまいましょう。
検査官は非常に忙しい状況ですが、付きっきりで指示してもらえるはずです。

検査官①


必要書類の全提示があります。

灯火装置、ワイパー、メーター、シート、シートベルト、ガラス、タイヤ、エンジン、車体番号等々の検査。

ボンネットを開けるのはユーザーです。

検査テスター①


サイドスリップの検査。

この上でハンドルを切ってしまったり、急なアクセルやブレーキ操作は検査の妨げになります。

必要書類は自動車検査票のみで、終了時に機械での印字を受けます。

検査テスター②


ブレーキ、スピードメーターの検査。
スピードメーターの検査は、40キロでパッシングまたは押しボタンを押します。

そのままヘッドライトの光軸検査です。
光軸はハイビームだけの検査なので、ハイビームにしましょう。

必要書類は自動車検査票のみで、終了時に機械での印字を受けます。

検査テスター③


排ガス検査。

必要書類は自動車検査票のみで、終了時に機械での印字を受けます。

検査官②


下回り検査。

必要書類は自動車検査票のみで、終了時に機械での印字を受けます。

検査官③


最後に総合判定です。

必要書類の全提示があります。

惜しくも検査に落ちた時…

灯火装置の球切れや前照灯の光軸ずれ、サイドスリップ不良で検査に落ちたならば大丈夫!
電球が売っていて、光軸調整とサイドスリップ調整をしてくれる、非常にありがたい「予備検査場」という所があります。

予備検査場


陸運局周辺を探せばあるはずです。

費用は3,000円前後かかりますが、検査に合格しないまま帰るよりはマシです。
頑張って探しましょう!

大丈夫では無いレベルは?

重度の整備が必要とされる状態ならば、諦めて帰って整備するしかありません。

例えば① オイル漏れ


にじみ程度ならば良いですが、オイル漏れは検査に合格しません。

エンジンオイルでも、ブレーキオイルでも、どこのオイルでも同じ事です!

修理してからの仕切り直しです。

例えば② ブーツ切れ


絶対に合格しません!

部品だけでも1万円前後なので、諦めて帰りましょう。

別の日に再検査する場合は検査手数料は再度納めなくてはなりませんが、自動車重量税はそのまま使えるので、次の再検査の日まで必要書類はまとめて保存しておきましょう。

最後に…

このように自分で整備して検査に持ち込んでも、合格さえすれば自動車検査証は発行されます。
たとえブレーキパッドの残量がわずかでも、検査時に制動力が出せれば合格です。

自分で整備していればブレーキ残量など承知していると思いますが、節約のつもりでユーザー車検に手を出してしまうと、逆に高くつく場合もあるので注意して下さい。

あくまでも自分で整備出来る方への、公的機関への挑戦と思って頂けると幸いです。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ