【世界が驚いた!】ホンダのCVCCエンジンとは?解説します!
2016/03/13
alcedo
エンジンが焼き付きを起こすというのはどういうことなのでしょうか?以外と知らない人も多いと思います。そこでエンジンが焼き付きを起こさないようにする方法や焼き付きを起こしたらどうなるのかなど、エンジンの焼き付きについて解説していきます!
焼き付きは、エンジンに見られるトラブルの一つです。どんな仕組みで起こるのかについて見ていきましょう。
レシプロエンジンは、シリンダ内をピストンがものすごいスピードで上下運動するため、ピストンとシリンダが擦れて摩擦が発生し高温化や抵抗につながります。それらを防ぐためシリンダ内部にはエンジンオイルが循環しており、ピストンの動きを潤滑しているのです。
しかし何らかの原因で、シリンダの内壁とピストンの間にあるエンジンオイルの油膜が途切れてしまうと、シリンダとピストンが擦れて摩擦熱が発生し、その二つが熱でくっついてしまいます。くっついてしまったピストンとシリンダは、慣性力で剥がれて傷となったり、くっついたままエンジンの回転が止まりエンストしてしまったりします。これが「焼き付き」です。
焼き付きを起こすと、エンジンをオーバーホールして部品を修理・交換するか、エンジンそのものを載せ替えする必要があり、費用がかさんでしまいます。
では、なぜシリンダー内の油膜が途切れて焼き付きが起こってしまうのでしょうか?
エンジンが焼き付きを起こす原因は幾つか考えられます。焼き付きの原因について見ていきましょう。
油圧低下の原因はいろいろありますが、オイルストレーナーと呼ばれるエンジンオイルの濾過器にスラッジなどの汚れが詰まってしまうと油圧が低下します。するとエンジンに充分なオイルが供給されなくなってしまい焼き付きを起こすのです。
右は新品、左は5,000km走行後のエンジンオイル
エンジンオイルを長年交換していないと、エンジンオイルの品質が低下して十分な冷却効果を得られなくなったり、スラッジなどが溜まり前述のような油圧の低下を引き起こす原因にもなります。エンジンオイルの品質低下は、結果的に焼き付きの原因になるのです。
次は、焼き付きを防ぐためにどんなことをしたら良いのか見てみましょう。
エンジンの焼き付きを防ぐためにはどんなことをすれば良いのでしょうか?
エンジンの焼き付きを防ぐためには、言うまでもないですが焼き付きの原因を取り除く必要があります。
焼き付きの原因はエンジンオイルの油膜が途切れることですので、充分な量のオイルが常にあることが重要です。
また、エンジンオイルはエンジンの運転とともに汚れてゆきフィルターに目詰まりを起こして油圧の低下の原因にもなりますので、こまめにエンジンオイルを交換することは焼き付きを防ぐための最も効果的な方法です。
焼き付きを予防する方法として、エンジンオイルをこまめに交換する他に、エンジンオイルの温度を上げすぎないように注意することが挙げられます。
エンジンが高温になりすぎるとオイルの温度も上がり、オイルの品質低下を招きますので、結果的に焼き付きの原因となります。
エンジンオイルの温度が高すぎる(120~130℃超の)時は、エンジンを休ませるなどの対策が必要です。
焼き付きを起こさないためには、エンジンオイルの交換が必要なようです。
では、どのくらいでエンジンオイルの交換をすればいいのでしょうか?
一般的に
ガソリン車はオイル交換から1万5000km走行後か、1年経過後
ガソリンターボ車は交換から5,000km走行後か、半年経過後
と言われています。
しかし、そのエンジンの使用環境によっても変動しますので、定期的にエンジンオイルの汚れや量を確認することも重要です。
また、前にも述べた通りオイルフィルターの詰まりも焼き付きの原因となりますので、フィルターの交換もしてあげてください。
ここまでエンジンの焼き付きの原因や対策などについて見てきましたがいかがだったでしょうか?
一度エンジンの焼き付きを起こしてしまうと、修理やエンジンの載せ替えで大金がかかってしまいます。そんな焼き付きを防ぐためにも、普段のエンジンオイルの交換などのメンテナンスが重要になるのですね!
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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