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スズキ、スペーシア スペーシアカスタムに「S-エネチャージ」搭載!

スズキは2015年8月18日、軽乗用車「スペーシア」「スペーシア カスタム」に、ターボエンジンと加速時にモーターでエンジンをアシストする「S-エネチャージ」を組み合わせたモデルを新たに設定して発売開始。「スペーシア」「スペーシアカスタム」ターボ車の魅力に迫る。

スズキ・スペーシア、スペーシアカスタム

 スペーシア、スペーシアカスタムは、スズキが生産・販売する軽トールワゴンです。

スペーシア

 車種名を変えて新型車として発売される背景として、室内寸法、軽量化、燃費性能などに大きな進歩があったからとされています。

 2008年1月から販売されていた「パレット」に替わる実質的後継車として2013年2月26日に「スペーシア」が発表され、3月15日より販売開始されました。

スペーシア

 そのため、パレットの特徴であった両側スライドドアや副変速機構付CVTはスペーシアにも継承されています。

 2013年6月12日、「パレットSW」後継車のスポーティモデル「スペーシア カスタム」を発表し、同日より販売開始しました。

 2015年5月19日、NA車がマイナーチェンジ。ターボ車は遅れて8月18日にマイナーチェンジしました。

スペーシア(ターボ)・スペーシアカスタム(ターボ)のグレードと価格

 スペーシアのグレード体系は、ベーシックグレード「G」、充実グレード「X」、ターボ車「T」の3グレードを設定しています。

スペーシア

 スペーシアの価格は、「G」が 1,274,400円~1,470,960円、「X」が 1,382,400円~1,578,960円、「T」が 1,490,400円~1,686,960円です。

 スペーシアカスタムのグレート体系はNA車の「GS」・「XS」とターボ車の「GSターボ」・「XSターボ」の4グレードを設定しています。

スペーシアカスタム

 スペーシアカスタムの価格は、「GS」が 1,528,200円~1,724,760円、「XS」が 1,641,600円~1,838,160円、「GSターボ」が 1,679,400円~1,800,360円、「XSターボ」が 1,717,200円~1,913,760円です。

スペーシア(ターボ)・スペーシアカスタム(ターボ)のデザイン

スペーシア(ターボ)・スペーシアカスタム(ターボ)のエクステリア

スペーシア T(ターボ)

 フロントデザインはメッキグリルを採用、全てのピラーをブラックアウト化してガラスエリアを連続して見せることで開放感を演出しています。

スペーシアカスタム XSターボ

スペーシアカスタムはグリルにメッキを広範囲に取り入れ、バンパーは立体感とワイド感を増した新デザインに変更するなどフロントデザインを刷新しました。

スペーシア(ターボ)・スペーシアカスタム(ターボ)のインテリア

スペーシア

インパネは上面を低くした上下2段構造とし、上部はブラウン、下部を明るいベージュの2トーンカラーとしています。

スペーシアカスタム

 スペーシアカスタムの内装はブラックをベースとし、3連スピードメーター、エアコンルーバーリング、インサイドドアハンドルにシルバー加飾を施した。さらに、ノーマルタイプとなるスペーシアに比べて装備内容が充実しています。

スペーシアカスタム

 リアシートは左右独立ダイブダウンリアシートを採用。2回の操作で簡単に格納でき、フラットな荷室スペースを実現するうえ、リアシートを両席格納すると27インチ自転車も積載可能なフラットで広い荷室スペースになるほか、170mmのスライド量がある左右独立スライド機構や5段階のリクライニング機構も備えています。

 ターボ車専用装備としてクルーズコントロールシステムと7速マニュアルモード付パドルシフトを装備しました。

クルーズコントロールシステム

 走行中、アクセルを踏み続けなくても、スイッチひとつで設定された速度(約45~約100km/h)を自動的にキープ。高速走行時や長距離走行時の負担を軽減し、快適なドライブをサポートする。

(スペーシア T、スペーシアカスタム XSターボ、GSターボ)

パドルシフト

 シフトレバーをMレンジへ入れれば、ドライブが一気にスポーティーに。7速マニュアルモードに切り替わり、ステアリングのパドルシフトで、爽快なシフトフィールを楽しむことができる。

(スペーシア T、スペーシアカスタム XSターボ、GSターボ)

スペーシア(ターボ)・スペーシアカスタム(ターボ)の性能

エンジン

 エンジンは「パレット」に採用していたK6A型から小型・軽量設計のR06A型を採用しました。

R06A型ターボエンジン

高過給圧化したターボチャージャーを搭載し、4人乗車時でも力強い加速力を発揮するターボエンジン。「S-エネチャージ」との組み合わせにより、さらなるパワーと低燃費を両立しています。

燃料消費率J08モード:26.8km/L
最高出力(ネット):47kW(64PS)/6,000rpm
最大トルク(ネット):95N・m(9.7kg・m)/3,000rpm

(スペーシア T、スペーシアカスタム XSターボ、GSターボ)

S-エネチャージ

S-エネチャージ

 減速時のエネルギーを利用してISG(モーター機能付発電機)で発電し、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーとS-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーに充電。燃料を多く必要とする加速時にモーターでエンジンをアシストすることで、さらなる燃費の向上を実現している。

  ターボ車用の「S-エネチャージ」はモーターアシストの速度域の上限をNA車の約85km/hから約100km/Lに向上することでモーターアシストの頻度を向上させたことで燃費を向上しています。

安全装備

衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」

 衝突被害軽減システムに、軽自動車で初めて2つのカメラを搭載したステレオカメラ方式を採用。人の目と同じように左右2つのカメラが対象との距離や形を捉え、そのサイズや輪郭から歩行者やクルマを認識。また、車線の左右の白線(区画線)も認識するなど、カメラで捉えたさまざまな情報をもとに警報や自動ブレーキで衝突回避をサポートする。

(メーカーオプション)

衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」

 検知できる速度域を「レーダーブレーキサポート」の約5km/h~約30km/hから約5km/h~約100km/hに拡大するとともに、車両だけでなく歩行者にも対応。併せて、自動ブレーキ機能に加え、衝突の可能性があると判断した場合にブザー音とメーター内の表示によって警報を発する前方衝突警報機能、衝突の可能性が高まると警報と共に自動的に弱いブレーキを作動してドライバーに衝突回避を促す前方衝突警報ブレーキ機能、衝突の可能性が高いと判断したあと、ドライバーがブレーキを強く踏んだ時にブレーキアシストを作動させて制動力を高める前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能で構成されます。

 このほか、「レーダーブレーキサポート装着車」にも装備していた誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPに加え、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、そして、軽自動車で初めてとなるふらつき警報機能も併せてセットされる。なお、スペーシアで「デュアルカメラブレーキサポート」を装着した場合、スペーシアカスタムでは標準装備されているトップシェード付フロントガラスも同時にセットされる。

まとめ

 スペーシアのターボ車について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。スペーシアに興味を持たれた方は、スズキのショールームを訪ね、実車をご覧になってください。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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