ホンダ・NシリーズN-WGNの実燃費と詳細をまとめてみました。
2015/11/12
neko.shinohara
ガソリン価格の高騰だけでなく、プリウスの登場によって日本のモータリゼーションは燃費性能に注目されるようになりました。そこで4代にわたってモデルチェンジしたプリウスの燃費性能が、どのように変化してきたか?燃費性能向上について、進化の歴史をひも解きます。
プリウスは日本の自動車史に残る画期的なクルマです。
燃費性能を向上させるために、プリウスははじめてハイブリッドシステムを導入しました。
それはなんと今世紀に入る前、
20世紀中に成し遂げハイブリッドを普及させた革新的なクルマです。
現在までに4世代のプリウスが生産され、
ハイブリッド車を代表する1台になっています。
歴代プリウス 進化する燃費
4世代のプリウス。時代の進化とともに燃費も向上しています。
プリウス(PRIUS)は、トヨタ自動車が1997年に製造・発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車(スプリット方式)、およびそれを中心としたハイブリッド専用車のブランド(商標)である。
初代 プリウスの燃費 31km(10・15モード)
初代 プリウスの燃費は10・15モード時代の数値です。
サイズは小型5ナンバー4ドアセダンで、デザインは歴代セリカなどを手がけたトヨタのアメリカのデザイン拠点であるCALTYが担当し「未来からやってきた車」のイメージに相応しいエクステリアを構築する。
初代プリウスのTHSシステム
初代プリウスはまだ燃費性能が発展途上でした。
1997年12月、「21世紀に間に合いました。」(考案:岩崎俊一)のキャッチコピーが示す通り、世界初となる「量産ハイブリッド自動車」として誕生。開発責任者(チーフエンジニア)は、後にトヨタ自動車の会長となる内山田竹志が務めた。開発プロジェクト名は「G21プロジェクト」(『90年代国産車のすべて』三栄書房、87頁参照)。
2代目 プリウスの燃費 29.9km
近代的になった2代目 プリウス。燃費が大幅に向上しました。(データはJc08モードで実燃費は前モデルより向上しています)
2代目に搭載されているユニットはTHS-II(Toyota Hybrid System II)と呼称されるTHSの発展型で、エンジンは先代と同じく1NZ-FXE型を搭載するが最高回転数を5000rpmまで増加、新型モーター(3CM)の出力を従来型の33kWから50kWへと向上させるなどパワーアップを図りながら、10・15モード燃費はさらに向上して35.5km/Lとなり、4人乗り以上の市販ハイブリッドカーとしては当時、世界最高の省燃費を達成した。電池には引き続きニッケル・水素充電池を採用する。
2代目プリウスの透視図
燃費もさることながら、2代目プリウスは自動車としてのパッケージングも進化しました。
3代目 プリウスの燃費 32.6km
スタイリッシュな3代目 プリウス。エコカーの地位を不動のものとし、燃費32.6km/Lを達成しました。
3代目プリウスのバッテリー
バッテリーを床下に収納し、段差がなくスペースを拡大した3代目。燃費性能は30キロを越えた。
2009年1月に開催された北米国際オートショーにおいて発表、同年5月18日に日本での販売が開始された。2代目と同様に3ナンバー。
2009年12月からは、ZVW30型プリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始され、2012年1月30日には市販も開始された。
現行 プリウスの燃費 40.8km
現行 プリウスはプラットフォームやハイブリッドシステムを一新し、かつてない驚異的な燃費向上を実現しました。
デザインは賛否ありますが、燃費性能はついに40キロ超えで、究極だった前作を20%向上させています。これはすごいことです。
現行 プリウスのハイブリッドシステム
排気熱を回収し、エネルギーの無駄を徹底して排除しています。
3代目同様、エンジンには2ZR-FXE型が採用されているが、最大熱効率40%を実現して改良を施すとともに、ハイブリッドシステム全体の小型・軽量化や約20%の低損失化を図ったことで、「E」はJC08モード走行燃費を40.8km/Lに、その他のグレードにおいても37.2km/Lにそれぞれ向上。併せて、歴代初となるE-Four(電気式4輪駆動方式)を採用した4WD車が新設され、こちらも34.0km/Lの低燃費を実現している。
いかがでしたでしょうか。
以上、歴代プリウスの燃費についてまとめてみました。
プリウスは日本にハイブリッドカーに低燃費をもたらした先駆者です。
それだけにプリウスの進化が、燃費性能の進化そのものといっても過言ではありません。
あまり燃費にこだわるのもどうかと思いますが、
4代目の進化が驚異的で、これだけすごいと興味ない人も注目せざるを得ませんね。
今後もプリウスはさらなる燃費向上を目指していくことでしょう。
5台目のプリウスがどのような燃費性能を叩き出すのか?
未来の姿が楽しみですね。
それでは最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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