2016/02/02
みーこ11
車を運転しているとよく見かけ交通安全標語。少ない語数で安全運転を意識させる秀逸な作品揃いで、ユーモアを感じさせるものも多いですよね。そんな安全運転標語も登場して早50年。もはやスタンダードになったもの、記憶に新しいものをまとめてご紹介します。
安全運転を喚起する目的で掲げられている「交通安全標語」。
「交通安全スローガン」とも呼ばれています。
安全運転標語
平成25年使用交通安全ポスターより
小さい頃からポスターで見たり、立て看板で見たり、知らず知らずのうちに「安全運転」が頭の中に刷り込まれていませんか?
安全運転標語
ー交通安全スローガン 1973年 内閣総理大臣賞作
こちらも相当有名ですね。
しかし石碑とは・・・
筆者の記憶に残る安全運転標語は「おみやげは 無事故でいいの お父さん」。
安全運転標語
やはり、この標語はインパクトがあるようですね。
私以外にも覚えている方が多数いて、うれしい。
ー交通安全スローガン
1978年 全日本交通安全協会会長賞(佳作)
皆さんにも、記憶に残る安全運転標語が1つはあるのではないでしょうか?
今回はこの気になる「交通安全標語」についてお伝えします。
交通安全標語・スローガンとは、安全運転の意識を高めるために、各警察や交通安全協会などで募集される標語のことです。
安全運転標語
その中でも特に有名なのが「交通安全年間スローガン」。
ー「全日本交通安全協会」より
安全運転標語
平成27年の内閣総理大臣受賞作
「ルールむし 信号むしは 悪いむし」
わたしたちがよく目にする安全運転標語はこの「交通安全年間スローガン」のものが多いのではないでしょうか?毎年ポスターにもなっています。歴史は古く、もう50年にもなるのですね。
ー「イソラボ」より
安全運転標語
茨城弁を使った交通安全川柳のコンテストの優秀作品。
このように、方言などが入った「ご当地安全運転標語」のようなものも、結構話題になりますね。
記念すべき、第1回目の「交通安全スローガン」の内閣総理大臣賞受賞作はこちら。
安全運転標語
こちらもスタンダードな標語。
ー交通安全スローガン
1962年 内閣総理大臣賞受賞作
★ ゆっくり 走って みませんか ー1981年
★ 安全は 出せるスピード 出さない勇気 ー1990年
★ ドアしめて ベルトをしめて 気をしめて ー1992年
安全運転標語から、その当時に義務化された交通ルールや世相を感じることもできますね。
★ 新世紀 になうこの子に チャイルドシート ー2002年
★ 運転中 メールひと文字 事故一生 ー2004年
★ 締めたかな 後ろの席も シートベルト ー2008年
★ 五輪だけ?二輪も四輪も お・も・い・や・り ー2014年
安全運転標語
ー「熊本県警が呼び掛ける安全運転の標語がいい意味でゆるい件」より
安全運転に貢献する、インパクトに残る標語がたくさん生み出されていました。
それでは最後に、最新の安全運転標語をご紹介しましょう。
安全運転標語
こちらは平成27年の内閣総理大臣受賞作。
「外出は 明るい笑顔と 反射材」
今年も、6万点近くの安全運転にまつわる標語が寄せられたとのこと。
内閣総理大臣賞(最優秀作)、内閣府特命担当大臣賞(優秀作)、警察庁長官賞(優秀作)がそれぞれ3点ずつと、文部科学大臣賞(こども部門・優秀作)1点、全日本交通安全協会会長賞(佳作)9点が選ばれました。
そのうちの上位9作品をご紹介。
内閣総理大臣賞(最優秀作)
★ こんばんは 早めのライトで ごあいさつ
山本 佐織(山口県山口市 会社員)
★ シニアこそ ジュニアのお手本 交通安全
浦川 泰治(北海道札幌市 会社員)
★ しんごうが あおでもよくみる みぎひだり
野口 瑠梨愛(静岡県静岡市立城北小1年)
内閣府特命担当大臣賞(優秀作)
★ その酒で 失う信頼 家族の未来
右田 善智(鹿児島県鹿児島市 小学校教諭)
★ スマホ見ず しっかり前見て 踏むペダル
横尾 伸子(大阪府高槻市 無職)
★ 気を付けよう 知らない道より 慣れた道
佐々木 慶人(静岡県掛川市立横須賀小6年)
警察庁長官賞(優秀作)
★ もしもしは しません出ません 運転中
阿部 浩(神奈川県横浜市 会社員)
★ 伝えよう 自分の存在 反射材
稲村 正太(北海道札幌市 会社員)
★ わたろうか いそぐ気持ちに ブレーキを
福嶋 優奈(富山県富山市立桜谷小3年)
ー「全日本交通安全協会」より
これらの安全運転標語が入ったポスターが、近いうちに街中に登場するようになります。
お見逃しなく!
安全運転標語
いかがでしたか?
今回は、身近な存在の「交通安全標語・スローガン」について取り上げてみました。
少ない語数で、安全運転をしっかり意識させる「交通安全標語」。
これからも、新しいスタンダードが続々登場してくるのでしょうね。
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