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突然のバッテリー上がり!その原因と対処法をご紹介します!

久しぶりに車を運転しようと思ったら、アレ・・・?エンジンがかからない!もしかしたら、それはバッテリー上がりが原因かもしれません。今回はそんな車のトラブル、バッテリー上がりの原因や対処法などをご紹介します。もしもの時の為に、一緒に調べてみましょう!

バッテリーって何?

『バッテリー上がり』ってよく耳にしますよね。そもそもバッテリーとは一体何なのでしょうか?

バッテリーは蓄電池

バッテリーとは蓄電池のことです。バッテリーの中にはプラス板(正極板)とマイナス板(負極板)そして、それぞれが接触してショートしないようにセパレーターが付けられています。これが一組の極板となっています。そしてその中を電解液が満たしています。

バッテリーの役割

自動車はガソリンだけで動いているわけではありません。バッテリーが一番活躍するのが、エンジン始動の時です。エンジンを始動するのに必要なスターター(セル)モーターを動かすのがバッテリーです。
また、バッテリーだけでは、電力が足りなくなってしまうため、自動車には『オルタネーター』と言う発電機も搭載されています。

バッテリー上がりの原因は?

エンジン始動に必要なバッテリー。実は、自動車トラブルで多いのがバッテリー上がりなんです。では、バッテリーが上がってしまうのにはどんな原因があるのでしょうか?

バッテリー上がりの原因①長期間エンジンをかけていない

自動車は走りながら電気を作っています。それが先ほどご紹介したオルネーターの役目。エンジンが止まった状態では、自動車は電気を作れません。すると、バッテリーに蓄えられていた電気は少しずつ減っていってしまいます。

長期間放置はバッテリー上がりの原因に

普段は車に乗らないけれど、休日にはロングドライブに出かけるなら大丈夫。ドライブ中に発電され、またバッテリーに電気は蓄えられます。しかし、近所に買い物に行く程度にしか使わない場合は、充分に発電されないので、蓄電量も増えません。すると、バッテリー上がりになりやすくなります。

バッテリー上がりの原因②エンジンを止めたまま電気を使っている

もうお分かりかと思いますが、エンジンを止めたままエアコンやオーディオつけっぱなしにしておくと、バッテリー上がりになってしまいます。そう、エンジンがかかっていないと発電できないからです。
また、たまに駐車場で見かける、ハザードランプを点けっぱなしのまま忘れている車。これもバッテリー上がりの原因ですね。

エンジン停止でテレビをずっと見ているのも原因のひとつ

バッテリー上がりの原因③長時間アイドリング状態

先ほど、『エンジンをかけていれば発電される』とご紹介しました。しかし、ここにも実は落とし穴があるんです!それは高速道路などの長い渋滞にはまってしまった時です。

長時間の渋滞も原因

エンジンをかけただけでも発電はしますが、アクセルを踏んでいる時に比べると、発電量は少なくなります。それでも音楽を聴いたり、DVDを観たりするぐらいなら問題ないでしょう。しかし、例えばの炎天下などでは、エアコンの電気消費量が上がります。すると電気が足りなくなり、バッテリー上がりに陥りやすくなってしまいます。自分ではどうにもできない、避けたい原因です。

バッテリー上がりの原因④サルフェーション

長期間エンジン始動させなかったり、過充電が続いた場合、サルフェーションと言う現象が起こる場合があります。これは、極板に硫酸塩の結晶が付着し通電不能になってしまうことです。これが原因でバッテリー上がりになります。

サルフェーションも原因

バッテリー上がりには、主にこれらの原因があります。もちろん、古いバッテリーを使っている場合なども、バッテリー上がりの原因になります。

このように過放電や充電不足は、バッテリー上がりの原因になります。
ライトのつけっぱなしなどのうっかりした原因は、簡単に解消できます。少しでもバッテリー上がりの原因を無くすために、ちょっとしたことに気を付けたいですね。

バッテリー上がりの症状は?

車のバッテリー上がりは、突然やってくる訳ではありません。バッテリー上がりの原因に思いつくフシがあったら、次のことをチェックしてみて下さい。

・エンジンがかかりにくくなってきた。
・パワーウィンドウが鈍くなってきた。
・ヘッドライトが暗くなる時がある。

バッテリー上がりの原因

ヘッドライト、暗くなっていませんか?

以上のようなことがあったら、バッテリー上がりのサインです。

バッテリー上がりの対処法

気を付けていてもバッテリー上がりになってしまうかもしれません。それでは、バッテリー上がりになってしまったらどうしたら良いのでしょうか。

ジャンピングスタートをする

ジャンピングスタートとは、他の車から一時的に電気を分けてもらい、エンジンを始動させることです。
このジャンピングスタートに必要なものは『ブースターケーブル』です。赤と黒の2本のケーブルで、バッテリー同士を繋ぎます。

バッテリー上がりの原因

ブースターケーブル

救援車を近くに止め、エンジンを切りましょう。ボンネットを開けて、バッテリー同士を繋ぎますが、この繋ぐ順番が重要です。

①上がった車のプラス端子→②救援車のプラス端子→③救援車のマイナス端子→④上がった車のマイナス(端子ではなくエンジンの金属部分など)です。

バッテリー上がりの原因

ブースターケーブルの繋ぎ方

この順番に繋いで下さい。
きちんと繋げたら、救援車のエンジンをかけ、アクセルを踏みます。この時に回転数を少し高めに保ちます。
次に上がった車のスターターを回し、エンジンを始動します。エンジンが始動したら、繋げた順番とは逆の順番でケーブルを外していきます。

一般的な対処法は、この方法です。

バッテリー上がりの原因、いかがでしたか?

車のバッテリー上がりの原因と対処法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?バッテリー上がりの原因は、ほとんどがちょっとしたことでしたね。休日にしか使わない車でも、何日かに1回はエンジンをかけて、充電を心がけるだけでも、原因が減り、違いますね。完全にバッテリー上がりになってしまう前に、こまめにチェックして、原因を無くすようにしたいですね!

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