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走りのディーゼルエンジン アクセラの燃費、実用性は本物か?

人馬一体、走りの楽しさを捨てずにアクセラは燃費を改善してきた。ディーゼル車とハイブリッドガソリン車の2種類の手法によるアクセラの燃費改善に注目してみます。はたして、ディーゼル車とハイブリッドガソリン車共にアクセラは人馬一体の走りと低燃費を実現しているのか?

人馬一体のアクセラとは

様々な手法で低燃費と走りを追及するアクセラ。
アクセラとはどのような車でしょうか?
まずはアクセラがどのような車種なのか説明します。
アクセラはCセグメントに位置するマツダの主力車両です。
アクセラはセダン、スポーツワゴン(ハッチバック)の形状に分かれており、セダンはハイブリッドで、スポーツワゴンはディーゼルで低燃費と走りを追及します。

そんなアクセラの価格はいくらでしょうか?

ハイブリッド車のメイングレードの「HYBRID-S」で2,586,600円。
ハイブリッド車はセダン形状です。
トップグレードのディーゼル車は「XD」で3,067,200円。
こちらはスポーツワゴン形状です。
価格帯は1,760,400円~3,067,200円
となっています。

アクセラの燃費

それでは本題のアクセラの燃費についてです。
ディーゼルとハイブリッドに分けて、アクセラの燃費を紹介したいと思います。

ディーゼル車

JC08モード燃費 19.6km/L
エンジン
 最高出力 129kW(175PS)/5200rpm
 最高トルク 420N・m(42.8kgf・m)/4000rpm

アクセラのディーゼルエンジンはアテンザと同じもの。パワーもトルクも十分あって、燃費もいいですね。

ハイブリッド車

JC08モード燃費 30.8km/L
エンジン
 最高出力 73kW(99PS)/5200rpm
 最高トルク 142N・m(14.5kgf・m)/4000rpm
モーター
 最高出力 60kW(82PS)/?rpm
 最大トルク 207N・m(21.1kgf・m)/?rpm

アクセラのハイブリッドシステムはトヨタのハイブリッドシステムTHS-IIをベースに作られたものです。燃費を落として、走りの性能アップに力を入れています。

アクセラの実燃費

次は実燃費です。先程はJC08モード燃費を見てみましたが、実際の燃費はどのくらいでしょうか。
アクセラのディーゼル車、ハイブリッド車それぞれの実燃費を見てみましょう。

ディーゼル車

実燃費 16.43km/L

アクセラのディーゼル車はパワーがあって、そこそこいい燃費ですね。

ハイブリッド車

最後にアクセラのライバル車との比較です。

アクセラの燃費評価

次はアクセラの燃費評価です。
所有者はどのように思っているのでしょうか。

ディーゼル車

買って半年ですが燃費は市街を走ると17km/L~18km/L位。街中は14km/L位で、平均すると15km/L~16km/L位です

出典:http://e-nenpi.com

アクセラのディーゼルも街中は少々苦手なようですね。

エンジンは、トルクフルの一言でフラットトルクであるが故、アイドルちょい上で運転している限りドラマはない、感じない。
しかしそこから踏み込むと通常のガソリンエンジンやましてやロータリーとは全く異質な「ごりごり」とした金属質な感触を残しながら豪快に加速する、特に3速以上での加速は楽しいの一言。
その時のフィール、音、バイブレーション共に異質、昔のディーゼルも十分経験しているが、全く違う。
そして好燃費であるのだから文句のつけようがない(私の環境で平均17km/L)。

出典:http://review.kakaku.com

アクセラのディーゼルも好みが合えば楽しくて、いい燃費の車のようですね。

ハイブリッド車

ガソリン満タン計測で、夏冬で21位、秋冬で25オーバー。エンジンが暖まっていてバッテリーが充電されているという好条件なら区間燃費で40オーバーも可能です。

出典:http://e-nenpi.com

アクセラを燃費重視で走らせるにはハイブリッドは最適なようですね。

個人的にはノーマルガソリン車で低燃費運転をした方が楽しかったです。この車は低燃費記録はたしかに出ますが、走らせないともったいないです。ぐいぐい走っても18前後は行けるので、楽しく走るにはそれくらいだと思われた方が良いです。

出典:http://e-nenpi.com

通常の2000CCのガソリン車に比べるとパワー感が薄いようです。
それでもアクセラのこの燃費は大したものですね。

アクセラの低燃費な運転法

アクセラで低燃費走法を行うにはどうするのがいいでしょう?
アクセラ ディーゼル車の場合は1000rpmでも十分にトルクは発生するのでとにかく踏み込まないこと。速度が上がってきたらできるだけ、アクセルを踏まず惰性運転を心がける。
アテンザのディーゼルエンジンの常用回転数である2000rpmで最大トルクがでるからとにかくアクセルに刺激を与えなくても十分に低燃費走行が実現できるようです。

逆にアクセルをふかして、エンジンの回転数を上げてもディーゼルの特性上、ガソリン車のようには加速しないので燃費には良くないだけでなく精神的にも良くないようです。

アクセラ ハイブリッド車の場合は、出足で優しくアクセルを踏み、加速は20km/hを超えたらしっかりとアクセルと踏む。
通常走行は踏み込みすぎず、減速時はできるだけ早めにかつ緩やかに減速する。
トヨタが推奨するハイブリッドカーの低燃費走行法がそのまま、流用できます。

50~60km/LでEV走行を目指すのも低燃費につながるそうです。

アクセラのライバル車の燃費

最後にアクセラのライバル車との比較です。

インプレッサ ハイブリッド

JC08モード燃費 20.4km/L
実燃費 12.68km/L
2.0Lエンジン+モーター
エンジン
 最大出力 110kW(150PS)/6000
 最大トルク 196N・m(20.0kgf・m)/4200rpm
モーター
 最大出力 10kW(13.6PS)/?rpm
 最大トルク 65N・m(6.6kgf・m)/?rpm

オーリス

JC08モード燃費 19.4km/L
平均燃費 12.28 km/L
1.2Lターボ
85kW(116PS)/5200~5600rpm
185N・m(18.9kgf・m)/1500~4000rpm

いかがだったでしょうか。
アクセラもライバルも様々な手法で楽しさと燃費向上を目指しています。

コンパクトカーからステップアップした自動車購入の際には以上の燃費比較を是非、検討材料にしてください。

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