「日本車のスポーツカー」と言われると、どの車種が浮かびますか?

日本車でのスポーツカーは、多いようで思ったほどではありません。日本車メーカーにとってスポーツカーは、大きなセールスが期待できるものではないし、場合によっては共有できる部品が少なくなることも多い効率の悪い車種なんです。それでも魅力的な車種が・・・・

日本車のスポーツカー

そもそも『スポーツカー』とは、「運転を楽しむこと(スポーツドライビング)を主な目的として、高速走行時の操作性を含めた運動性能に重点を置いて設計・製造された自動車のこと」と、定義されています。

「スポーツカー」は数ある自動車のカテゴリ中、最も古いものの一つだと言われています。
1913年のイスパノ・スイザ3.5L車(左写真)は、世界で初めてスポーツカーと呼ばれた車です。

日本では、戦後の比較的早い段階で作られたスポーツカーとしては、ダットサン・フェアレディ、ホンダ・S600、トヨタ・スポーツ800、トヨタ・2000GTなどが挙げられます。
各日本車メーカーでは本格的なスポーツカーは多くは作られていなかったのですが、1980年代に入ると多くのメーカーでスポーツカー像を模索し始め、開発・製造も盛んに行われました。

その後の日本車では、バブル景気崩壊や景気の冷え込み、排気ガス規制やガソリン価格の高騰などのため安価で燃費の良い軽自動車やコンパクトカーの人気が上昇し、日本車のスポーツカーは衰退してしまいました。

しかしながら、近年になって日本車では実用性とスポーティーな走りを両立させた、スズキ・スイフトスポーツやトヨタ自動車と富士重工業(スバル)の共同開発によるトヨタ・86、およびスバル・BRZが発売されたりと、日本車のスポーツカーもスポーツセダン化しながらも好調な伸びになって来ているようです、

そこで今回は、日本車におけるスポーツカーの、部門別ランキングをしてみたいと思います。

スポーツカーランキング(日本車スポーツカー部門)

まずは、日本車スポーツカー部門の人気ランキングになります。

86及びBRZが安定した人気を誇り、CR-Zがそこに割り込む形でランキング入りしています。

第1位 トヨタ86

トヨタ最小となる小径ステアリングを採用していたり、スポーツカーらしくインテリアのところどころにシルバー装飾が施されていたりと、ワクワクさ満載の日本車でトップのスポーツカーです。
パドルシフトを使った直感的な変速も可能で、コーナリングの際に膝を支えてくれるニーパッドが搭載されていて、スポーツカーらしい走行を楽しむことも出来ます。

ハンドリングはまさに自分の手の先のように直感的で、スポーツカーファンにはたまらない感覚を得られることでしょう。

【主要データ】
JC08モード燃費:12.4km/L
総排気量(cc):1998cc
最大出力(ps/rpm):200ps/7000
最大トルク(kgm/rpm):20.9/6400-6600

【車両価格帯】
199~305万円

第2位 ホンダCR-Z

日本車スポーツカー部門の第2位は、86及びBRZに割り込んできたホンダCR-Zです。

ホンダCR-Zは2010年に登場した車種で、ハイブリッドを採用していながらもスポーティーな走りを楽しめるという、日本車らしい新しい車の楽しみ方を提案しています。
パワーユニットは1.5L直列4気筒+モーターを搭載し、ハイブリッドシステムはホンダのIMAシステムを採用しております。
結果、スポーツカーに低燃費性能が加わったと言える状況で、燃費はリッター最大21.6

キロというかなりの水準になっています。

インテリアは先進的なデザインとなっており、メーター部も速度計はデジタルでハイブリッドでありながらアナログの回転系も搭載しています。
直感的に変速することが出来、スポーティーな走りにより楽しさが加わるパドルシフトでありながら、ハイブリッド車らしいシステムのECOスコアを表示するなど、未来のスポーツカーの基本形であると言えそうです。

【主要データ】
●JC08モード燃費:21.6km/L
●総排気量(cc):1496cc
●最大出力(ps/rpm):118ps/6600
●最大トルク(kgm/rpm):14.7/4800

【車両価格帯】
236万5000円~263万円

第3位 スバルBRZ

日本車スポーツカー部門の第3位は、スバルのBRZです。

BRZは2012年に登場し、小型で軽量で低重心をコンセプトに作った車種です。
トヨタとスバルの共同開発であり、トヨタでは86という名称で販売されております。
パワーユニットは2.0L水平対向4気筒エンジンを搭載し、ノンターボではありますがしっかりとした加速感を味わえます。
それだけではなく、燃費性能もまずまずであ

り、リッター最大12.4キロは日本車では普段の生活でも乗れるような車種と言えるでしょう。

86と外観上異なるのは、BRZはフロントフェンダーガーニッシュが流れのあるデザインを採用している点でしょう。
AT車では変速制御の切り替えも行うことが出来ますし、インテリアではまさにコックピットを体感できます。
ヒップポイントが低いため、憧れのスポーツカーを操るワクワク感を与えてくれます。

【主要データ】
●JC08モード燃費:12.4km/L
●総排気量(cc):1998cc
●最大出力(ps/rpm):200ps/7000
●最大トルク(kgm/rpm):20.9/6400-6600

【車両価格帯】
205万8000円~287万1750円

グラフから見るスポーツカーランキング

ここでは、現役の日本車スポーツカーのそれぞれの価格や寸法・重量・エンジンパワーをチャート上で比較してみたいと思います。

左図は、どの日本車スポーツカーがどの価格帯で販売されているかをまとめたグラフです。
レクサスRCのように、グレードによっては価格に約2倍の差がついている車種もありますので、購入を検討する場合に注意しましょう。
購入を検討する時は、車種だけでなくグレードを含めた検討も必要ですネ・・・。

一般的に日本車スポーツカーでは、全長と比較して車高が低い傾向にありますが、ここでは具体的にどの車種がどの程度の全長で、車高がどの程度の高さになっているのかを比較しました。

スポーツカーならではの設計のせいか、日本車スポーツカーを図表にプロットしてみると、どれも全高が1,400mmに満たないことがわかります。
S660の車高の低さが目立ちますネ!
ロードスターも車高が低く、低いドライビングポジションからスポーティな運転を楽しめる車種となっていることが、良くわかります。

スポーツカーの一番の醍醐味と言えば、加速力でしょう。
このグラフは、その加速力に影響を及ぼす車両重量とエンジンのパワー(最大トルク)を比較しました。

「最大トルク」とは、車の加速力、中でも重量の重たい車両を完全停止状態から加速状態にもっていくための底力を示す指標です。
際立つのが、重量が重いですが、凄まじいエンジンパワー(トルク)を誇っているのが日産GT-RとレクサスRC Fです。
これらは「モンスターマシン」と呼ばれる程のスーパーカーですが、だから実際に乗って加速すると物凄いG(重力加速度)を体感することができるんですネ・・・・!

一方、日本車の軽自動車スポーツカーであるS660やコペンは、最大トルクも小さい数字となっていますが、重量が軽いためにスポーツカーとしての加速を楽しめるようになっています。
また、レクサスRCの廉価グレードでは、重量に対して明らかにエンジンパワーが足りないのでは?といったことやフェアレディZが重量の割に高いトルクで検討していることもわかります。

スポーツカーランキング(歴代日本車スポーツカー)

ここでは、歴代日本車スポーツカーの中でも、好感度の高い日本車スポーツカーを紹介してみたいと思います。

日産GTR

古典的な名スポーツカースカイラインGT-Rの系譜に連なるもの。2007年の販売開始以来毎年改良が加えられているほど、従来のスポーツカーの価値観にとらわれず独自の世界を築いている。
ドイツニュルブルクリンクサーキットで当時の市販車世界最速タイムを記録したことがあることでも分かる通り、メカニズムや制御の考え方がとても現代的な車。

トヨタ2000GT

トヨタの企画でヤマハが作った実質ヤマハの車。生産台数は337台。かなり高価な車だったが、それでも作るだけ赤字になったといわれる。なにやら後世のLFAのようだ。高級ピアノを思わせるインテリアの質感も高い。デザインの美しさ、クラフトマンシップが生きた仕上がりなど今後このような車が出てくるのかといえば疑問に思われる。

ホンダNSX

初代は世界中のスポーツカーに影響を与えた。中身はよかったが見かけがあまりに懐古的。さらにリア部分がおかしい。流用したエンジンのためミッドシップに搭載された横置き。動力伝達の都合上よろしくない形を敢えてとったにも関わらず、ゴルフバックをいれるトランクを設けるために不自然に伸びることになった。今度はついにスーパーカーらしいいでたちで登場する。レースでコンセプトモデルが先行登場した。

スポーツカーランキング(お手頃日本車スポーツカー)

ここまで、日本車スポーツカーの人気車種の数々を紹介してきましたが、どれも簡単には庶民の手元に届いてくる車とは言い難い者達ばかりでした。
そこで最後に、我々庶民でもちょっと頑張れば手の届きそうな、お手頃日本車スポーツカーを紹介します。

トヨタ 86

ハチロクの愛称で有名な「トヨタ 86」は最新の2012年モデルでも価格が256万円~314万円でした。
いい意味で値段にそぐわないスピード感、エンジン音、カッコいい外装と内装が魅力的な車です。
日本では人気が廃れつつありますが、海外では日本車スポーツカーとして国内の2倍近く売れています。

アルテッツァ

既に販売が終了しているため、お目にかかるのが難しい「アルテッツァ」。価格は300万円前後です。
しかし、この車は「不遇の名車」と呼ばれることがあります。上記のハチロクの再来として期待されたアルテッツァでしたが、実際に販売されるとドライバーの期待を満たすことができなかったからです。
それでも、チューニング次第で自分の理想に仕上げることが話題を呼び、最終的に人気を博しました。

ホンダ ビート

軽自動車でありながら、スポーツカーでもある「ビート」の発売当時価格は150万円でした。
この価格は軽自動車としては高いものの、スポーツカーと考えればかなりお買い得です。
そのスタイリングに一目ぼれした人も多く、手軽ながらも非日常が味わえるスポーツカーです。

その他にも、ダイハツ コペンやマツダ ロードスター,RX-7等々、まだまだたくさんのお手頃日本車スポーツカーがあります。
ご興味のある方は、調べて見ては如何でしょうか・・・・?

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