スバルインプレッサの初心者でも分かるカスタムの知識・方法を公開!
2015/12/16
ichigo427
1962年に生産を開始し、自動車史に残る活躍をしたミニクーパー。愛らしいスタイリングは、カスタムのベースにピッタリで、多彩なミニクーパー用のカスタムパーツが販売されています。ここでは定番中の定番、Mk.1仕様へのカスタム方法を紹介しましょう!
ミニクーパー カスタム
ミニクーパーに乗ったらな、1度はやってみたいMk.1仕様のカスタム
設計者イシゴニスの友人で、1959年と1960年のF1のコンストラクターズ・チャンピオンに輝いたクーパー・カー・カンパニーの経営者ジョン・クーパーは、当時英国内のサルーンカー選手権にトライアンフで参加していたが、ライバルであるロータス車の次元の違うハンドリングに太刀打ちできずにいた。この時イシゴニスにミニの試作車を見せられ、その驚異的なハンドリングに注目、何回かの実験とテスト走行の後、イシゴニスと共同で、機敏で経済的で、しかも安価な車を作ることを決意した。その成果として、1962年にADO50、「オースチン・ミニ・クーパー」と、「モーリス・ミニ・クーパー」が誕生した。
ミニは1959年に生産を開始しましたが、ミニクーパーが誕生したのはその3年後になります。
レースで速く安定して走れる車を目指して、
コンパクトで軽い前輪駆動のミニに目を付けたジョンクーパー氏が、
プロデュースしたマシンがミニクーパーなのです。
この1959年から1967年に生産された初期のミニのことを、Mk.1といいます。
大きな特徴は髭の付いた丸いグリルと小さなテールランプです。
愛らしい初期のルックスを再現するべく、
ミニクーパーMk.1仕様にカスタムしようと思うミニクーパーオーナーは多いのです。
それでは各セクションごとに、
ミニクーパーをMk.1仕様にカスタムしていくポイントを紹介していきましょう。
ミニクーパー カスタム 標準状態のフロントグリル
一般的なミニクーパー。カスタムする前の標準状態のグリルです。
ノーマルは角ばった、六角形になっています。
このデザインのグリルは、Mk.2以降~生産終了までほとんどのミニに採用されていました。
ミニクーパー カスタム Mk.1グリル
ミニクーパーカスタムの定番、Mk.1グリルです。
丸みをおびており、両端に別部品の「ヒゲ」が付きます。
クルマの顔つきがガラリと変わりますので、一気にクラシカルなテイストになります。
Mk.1仕様の象徴となるカスタムで、ここを変えないとはじまらないでしょう!
という部分でもあります。
ミニクーパーカスタム テールランプ
テールランプの形状は年代で微妙に違います。
一番右がMk.1のミニクーパーです。
楕円状の小ぶりなテールランプにカスタムします。
ミニの丸いテール部分に、楕円形のテールレンズは一番似合います。
ただフロントグリルと比較すると、カスタムは難易度が高いです。
板金やパテ盛り、塗装が必要なので、ここはプロにお任せしたほうが確実です。
ミニクーパーは古い車ですが、全国各地に専門店がありますので、
お近くのショップに依頼することをおすすめします。
ミニクーパー カスタム 車高調整
ミニクーパーのカスタムで車高調整できるパーツ。「Hi-Loキット」と呼んでいます。
車高調整=ローダウンとなりそうですが、ミニの場合、コイルスプリングのかわりに、
ラバーコーンというゴムの塊をスプリングとして代用しています。
ドレスアップや走行性能を高めるために
ミニでも車高を下げることが行われていますが、
このゴムは経年変化でヘタり、車高が下がる場合があるのです。
そのとき車高を上げるためでも使われるため、
ミニの車高調整は「Hi-Loキット」と呼んでいます。
ミニクーパーカスタム 10インチディスクブレーキキット
標準の12インチタイヤから10インチタイヤが取り付けられるよう、インチダウンするためカスタムパーツです。
ミニクーパーをMk.1仕様にカスタムするためには、インチダウン化は必須です。
そのとき、フロントのディスクブレーキ一式を交換することで、
小さな10インチタイヤを装着することが可能になります。
リヤのドラムブレーキは交換しなくても10インチタイヤをそのまま取り付けできます。
ミニクーパー カスタム センターメーター
室内カスタムのマストアイテムはセンターメーターキットです。
クラシカルな雰囲気のセンターメーターキット。
サードパーティーメーカー各社から、さまざまな製品が販売されています。
ダッシュボードをすべて取り外し、すっきりシンプルな内装に変わります。
ミニクーパー カスタム ツインキャブ
キャブレターをツイン化することで、吸気性能を向上。ミニクーパーをパワーアップすることができます。吸気音も凄みをまし、迫力も満点です。
ウェーバーやソレックスなど、ミニ用ツインキャブはいろいろありますが、王道はSUツインキャブです。フロートに入れるオイルによって、スロットルフィーリングが変化します。
ミニクーパー カスタム マフラー
ミニクーパー用のカスタムマフラーは各社からさまざまな製品が販売されていますが、定番と言えばルーキーマフラーです。リヤセンター出しのマフラーは、ミニクーパーカスタムの定番です。おしりからチラリと見える黄色のサイレンサーは、「やるな!」と思わせる、お決まりのカスタムです。
いかがでしたでしょうか。
オールドミニクーパーをMk.1仕様に改造するための主要なポイントをまとめてみました。
やはりMk.1はスタイリングもかわいらしく、このスタイルに改造したくなるのも理解できますね。
このほかにもフェンダーミラー、ステアリング交換、
ドアヒンジ追加、オーバーバンパー、バケットシートなど、
カスタムするポイントがたくさんあります。
さらにミニクーパーのパーツは山ほど発売されていますので、
自分だけのオリジナルなミニクーパーを作ることもできます。
バックヤードビルダー気分で、
コツコツとカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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