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オールドミニクーパーの定番カスタム!Mk.1仕様のドレスアップ方法

1962年に生産を開始し、自動車史に残る活躍をしたミニクーパー。愛らしいスタイリングは、カスタムのベースにピッタリで、多彩なミニクーパー用のカスタムパーツが販売されています。ここでは定番中の定番、Mk.1仕様へのカスタム方法を紹介しましょう!

ミニクーパーのカスタムといえばやっぱりコレ。定番のMk.1仕様とは?

ミニクーパー カスタム

ミニクーパーに乗ったらな、1度はやってみたいMk.1仕様のカスタム

設計者イシゴニスの友人で、1959年と1960年のF1のコンストラクターズ・チャンピオンに輝いたクーパー・カー・カンパニーの経営者ジョン・クーパーは、当時英国内のサルーンカー選手権にトライアンフで参加していたが、ライバルであるロータス車の次元の違うハンドリングに太刀打ちできずにいた。この時イシゴニスにミニの試作車を見せられ、その驚異的なハンドリングに注目、何回かの実験とテスト走行の後、イシゴニスと共同で、機敏で経済的で、しかも安価な車を作ることを決意した。その成果として、1962年にADO50、「オースチン・ミニ・クーパー」と、「モーリス・ミニ・クーパー」が誕生した。

出典:http://ja.wikipedia.org

ミニは1959年に生産を開始しましたが、ミニクーパーが誕生したのはその3年後になります。
レースで速く安定して走れる車を目指して、
コンパクトで軽い前輪駆動のミニに目を付けたジョンクーパー氏が、
プロデュースしたマシンがミニクーパーなのです。

この1959年から1967年に生産された初期のミニのことを、Mk.1といいます。
大きな特徴は髭の付いた丸いグリルと小さなテールランプです。

愛らしい初期のルックスを再現するべく、
ミニクーパーMk.1仕様にカスタムしようと思うミニクーパーオーナーは多いのです。

それでは各セクションごとに、
ミニクーパーをMk.1仕様にカスタムしていくポイントを紹介していきましょう。

ミニクーパーのカスタム1 外装

ミニクーパー カスタム 標準状態のフロントグリル

一般的なミニクーパー。カスタムする前の標準状態のグリルです。

ノーマルは角ばった、六角形になっています。

このデザインのグリルは、Mk.2以降~生産終了までほとんどのミニに採用されていました。

ミニクーパー カスタム Mk.1グリル

ミニクーパーカスタムの定番、Mk.1グリルです。

丸みをおびており、両端に別部品の「ヒゲ」が付きます。
クルマの顔つきがガラリと変わりますので、一気にクラシカルなテイストになります。

Mk.1仕様の象徴となるカスタムで、ここを変えないとはじまらないでしょう!
という部分でもあります。

ミニクーパーカスタム テールランプ

テールランプの形状は年代で微妙に違います。

一番右がMk.1のミニクーパーです。
楕円状の小ぶりなテールランプにカスタムします。

ミニの丸いテール部分に、楕円形のテールレンズは一番似合います。

ただフロントグリルと比較すると、カスタムは難易度が高いです。
板金やパテ盛り、塗装が必要なので、ここはプロにお任せしたほうが確実です。

ミニクーパーは古い車ですが、全国各地に専門店がありますので、
お近くのショップに依頼することをおすすめします。

ミニクーパーのカスタム2 足回り

ミニクーパー カスタム 車高調整

ミニクーパーのカスタムで車高調整できるパーツ。「Hi-Loキット」と呼んでいます。

車高調整=ローダウンとなりそうですが、ミニの場合、コイルスプリングのかわりに、
ラバーコーンというゴムの塊をスプリングとして代用しています。

ドレスアップや走行性能を高めるために
ミニでも車高を下げることが行われていますが、
このゴムは経年変化でヘタり、車高が下がる場合があるのです。
そのとき車高を上げるためでも使われるため、
ミニの車高調整は「Hi-Loキット」と呼んでいます。

ミニクーパーカスタム 10インチディスクブレーキキット

標準の12インチタイヤから10インチタイヤが取り付けられるよう、インチダウンするためカスタムパーツです。

ミニクーパーをMk.1仕様にカスタムするためには、インチダウン化は必須です。

そのとき、フロントのディスクブレーキ一式を交換することで、
小さな10インチタイヤを装着することが可能になります。

リヤのドラムブレーキは交換しなくても10インチタイヤをそのまま取り付けできます。

ミニクーパーのカスタム3 内装

ミニクーパー カスタム センターメーター

室内カスタムのマストアイテムはセンターメーターキットです。

クラシカルな雰囲気のセンターメーターキット。
サードパーティーメーカー各社から、さまざまな製品が販売されています。

ダッシュボードをすべて取り外し、すっきりシンプルな内装に変わります。

ミニクーパーのカスタム4 エンジン

ミニクーパー カスタム ツインキャブ

キャブレターをツイン化することで、吸気性能を向上。ミニクーパーをパワーアップすることができます。吸気音も凄みをまし、迫力も満点です。

ウェーバーやソレックスなど、ミニ用ツインキャブはいろいろありますが、王道はSUツインキャブです。フロートに入れるオイルによって、スロットルフィーリングが変化します。

ミニクーパー カスタム マフラー

ミニクーパー用のカスタムマフラーは各社からさまざまな製品が販売されていますが、定番と言えばルーキーマフラーです。リヤセンター出しのマフラーは、ミニクーパーカスタムの定番です。おしりからチラリと見える黄色のサイレンサーは、「やるな!」と思わせる、お決まりのカスタムです。

いかがでしたでしょうか。

オールドミニクーパーをMk.1仕様に改造するための主要なポイントをまとめてみました。
やはりMk.1はスタイリングもかわいらしく、このスタイルに改造したくなるのも理解できますね。

このほかにもフェンダーミラー、ステアリング交換、
ドアヒンジ追加、オーバーバンパー、バケットシートなど、
カスタムするポイントがたくさんあります。

さらにミニクーパーのパーツは山ほど発売されていますので、
自分だけのオリジナルなミニクーパーを作ることもできます。

バックヤードビルダー気分で、
コツコツとカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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