記事ID11427のサムネイル画像

イタリアの名車!暴れ牛をロゴにもつランボルギーニに迫る!!

ランボルギーニと聞けばイタリアの有名自動車メーカーだということは多くの方が分かるはず。そのランボルギーニのロゴと言えば暴れ牛「闘牛」です。一体このロゴにどういう成り立ちがあるのでしょうか?ランボルギーニの歴史に触れつつロゴの成り立ちに迫ります!

ランボルギーニのロゴの前に・・・

「ランボルギーニ」のロゴの由来を説明する前に、「ランボルギーニ」がどのような自動車メーカーなのかまとめました。ご覧ください。

ランボルギーニ ロゴ (フェルッチオ・ランボルギーニ)

「ランボルギーニ」の正式名称は「ヌーヴォ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニSpA」です。とても長いですね。本部はイタリアのボローニャ県サンターガタ・ボローニェゼにあります。

第二次世界大戦後、フェルッチオ・ランボルギーニ氏はイタリアにトラックが不足していることに目をつけて軍が放出するトラックを民生向けに改造し販売しました。そして大きな富を得たのです。

1947年に、自動車好きだったフェルッチオ氏は得た富を元手に小さなチューニングショップを開きました。

ランボルギーニ ロゴ

その後、フェルッチオ氏はトラクターの自社開発に取り組みました。
1947年には、「ランボルギーニ・トラットリーチSpA」を設立させました。

1960年に、「ランボルギーニ・ブルチアトーリSpA」を設立し、ボイラー、エアコンの製造販売を手掛け成功を収めました。

巨万の財を築いたフェルッチオ氏はエキゾチックカーを買い集めるようになります。しかしその時代の自動車はまだ性能があまり良くなく彼が満足する車がなかったようです。

後に、フェルッチオ氏はエキゾチックカーの生産に乗り出します。元々、優秀なメカニックだったフェルッチオは当時のフェラーリよりも性能の良い車を製造できたようです。

そしてスポーツカーへの愛情と財力を背景に本格的に自動車ビジネスに乗り出すことを決意します。

1963年10月26日にトリノ・オートショーで1号車になる350GTVを発表しました。

意外にも、ランボルギーニは最初から自動車を販売していたわけではないようです。

その後は1971年にクーデターの影響、1974年には石油ショックの影響を受け、1978年にはイタリア政府の管理下に置かれたこともあります。

1999年にアウディの傘下に入ります。
そして現在のCEOはアウディ・グループの意向でそれまでドイツのフィアットAGに在籍していたシュテファン・ヴィンケルマンが務めています。

ランボルギーニの歴代の自動車たち

それでは、続いて「ランボルギーニ」の歴代の自動車たちをご紹介していきます。

350GTV  (第一号車)

ランボルギーニ  350GTV

1963年にトリノショーで出品したのがこちらの350GTVになります。性能面、インテリア等で一定の評価を得ましたが居住性やGTとして使い勝手の評判が悪かったようです。

翌年には手直しされて市販車として350GTを公開しました。

ランボルギーニ・アヴェンタドール (2011年)

ランボルギーニ・アヴェンタドール

スーパーカーです。人気のある車種になるようです。2011年の発表の際はオレンジ、ライトグレー、マットホワイトの3色展開でした。カメムシの外観から発想を得ています。

お値段は4千万以上します。2013年にはドバイでパトカーに採用されたこともある自動車です。

ランボルギーニ・ガヤルド (2003年)

ランボルギーニ・ガヤルド

こちらはスポーツカーになります。ボディ単体では250Kgでとても軽量です。日常使いを良くするために一般的な前ヒンジの横開きドアを採用しています。

ドイツ国内では2009年のベストスポーツカー賞を受賞しました。2013年に生産を終了しました。販売台数はランボルギーニ史上最多でした。

「ランボルギーニ」のロゴの由来は一体?

それでは、お待ちかねのロゴの由来を説明してまいりたいと思います。

ランボルギーニ ロゴ

ランボルギーニのロゴと言えば、「牛」ですね。それも「猛牛」です。牛が角を構えている姿がとても印象的なロゴですよね。

先に言っておきますと、ロゴの定かな由来は分からないようです。

もともとフェルッチオ・ランボルギーニ氏が農家を営んでいたので、ロゴに牛を使用したという説があります。初めは自動車ではなく農業機械(トラクター)などを製造していたので、ありえそうな話です。

ランボルギーニ ロゴ

もうひとつの説は、フェルッチオ・ランボルギーニ氏が闘牛が好きだったということです。好きだからロゴに付けた、こちらも分かりやすい理由ですね。

スポーツカーであるランボルギーニ車にみなぎる野生の鋼の筋肉を物語り、パワーチャージの速さ、強さ、しなやかさを闘牛のロゴで表しているという話もあります。

フェルッチオ・ランボルギーニ氏が、おうし座だったからロゴにした、という説もあるようです。

こんなにもロゴの由来に説があるのも珍しい気がしますね。どれも「なるほど」と思える説が並ぶのでまた分からなくなります。ひとつの説だけが正しいともいえませんし、いくつか理由があって闘牛のロゴになったのかもしれませんね。

「ランボルギーニ」と「フェラーリ」 噂のロゴ

ロゴの説としてまことしやかにささやかれている噂があります。それが「フェラーリ」との因縁です。

ランボルギーニ ロゴ

エキゾチックカーの収集をしていたフェルッチオ氏は、フェラーリの動かなくなったクラッチをあけるとクラッチの部分が自社のトラクターと全く同じ製品だったことが判明し、「高級車ならもっと良い部品を使用してほしい!」とフェラーリに言ったところ「トラクター会社の社長がスポーツカーを語るな!」と言われます。そして、フェルッチオ氏のスポーツカー開発に火が付いた・・・という話があります。

なので、フェラーリに対抗するロゴになった、という説があります。

ですが、この説は今では「GENROQ」企画インタビューでフェルッチオ氏の夫人によって否定されています。

フェラーリの拠点地とランボルギーニ拠点地は直線距離で20Kmほどしか離れていなかったようです。ライバル、という関係だったことは確かなようです。

少なくとも、ランボルギーニが成功を収めたあとはフェルッチオ氏とエンツォ氏(フェラーリ創業者)は良好な友好関係にあったようです。好敵手といったかんじでしょうか?

それにしても2つのロゴが良い感じに収まるのがすごいですよね。

ランボルギーニを

いかだったでしょうか?ランボルギーニの意外の歴史がありましたね。ロゴは諸説あり、謎に包まれたままとなりました。

ランボルギーニ ロゴ

ロゴも調べると意外な由来があって面白いですね。日本の自動車メーカのロゴも気になってきます・・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ