カウンタックって分かります?カウンタックの中古車って日本にあるの?
2015/09/22
tace
カウンタックのレプリカを調べました。「レプリカ」とアナドルなかれ、本物とウリフタツ!いや、本物以上にスーパーカーとして仕上がっている車もあるのです。「カウンタック」の新車・中古車とはまた別のカテゴリーとしての「レプリカ」。はっきり言ってアリです!!
ランボルギーニ・カウンタックにはレプリカというカテゴリーが存在します。
正確にはランボルギーニ・カウンタックではない訳ですが、見た目は本物のカウンタックにそっくりで、エンジンが日産やトヨタのエンジンを積んでいるとか、確かにレプリカなんです。
1974 ランボルギーニ カウンタック LP400
こちらが、本家本元のカウンタックLP400です。
かつては、「プローバ社」とか「カウンテス社」という,その筋では超有名なレプリカメーカーがあったのですが、ランボルギーニ社やフェラーリ社等からクレームがつき、レプリカの製作はできなくなり、現在ではレプリカの中古、もしくは細々と営業している個人受付可能なショップのみです。
江頭2:50念願のカウンタック購入②
次に、現在あるカウンタックレプリカを制作している代表的な会社を、その特徴と共にご紹介します。
ちょっとデザインに無理があるようですが、こちらはポンティアックのフィエロをベースとしたカウンタックのレプリカです。
フィエロベースの初期生産型カウンタックレプリカ
一時期アメリカでは、ミッドシップの市販車であるフィエロやMR2をベース車両にしたカウンタックレプリカが流行しました。
レプリカによく利用されるポンティアック フィエロ
レプリカでは、室内はフィエロのままの場合がほとんどで、サイドにラジエターはなくフロントフードにあります。
フィエロベースのレプリカは、ベース車の性能が保証されているうえ、現地価格で100万円もしないので並行輸入で沢山日本にも入ってきたようです。
結構頑張っていますが、プローバやカウンテスに比べると似ていません。ベース車の構造に合わせるため仕方がありません。
フロントガラスが平面ガラスの場合が多く、本物より小さいですが車体が軽く出来るらしいです。
ただし、最近のフィエロベースのレプリカはかなりの出来で外見からは本物と見分けがつかない程のようです。残念ながら日本では見られないようですが・・・・。
アメリカン・ファイバーグラス社は、アメリカのキットカーのメーカーです。
キットカーとは、自宅のガレージなどで組み立ての出来る自動車のことを言い、過去の名車や現在の高級車のデザインがモチーフとされている場合はレプリカとも言います。
ワイパーの付き方が逆だったり意外な違いがありますが、結構本物とそっくりのボディです。
キットカーといってもボディのみの販売で、なんと全てが一体化した商品です。
まるでTAMIYAのカウンタックの実寸大プラモデルのボディ部分のようです。
グラインダーで切断して使用します。
イギリスのキットメーカーで、ポルシェ928のエンジン&ミッションを積んでいたようですが、他のエンジンも選べたようです。
カウンテスもプローバもLP500Sやクワトロのコピーで主流なのに対して、ノーブルはオーバーフェンダーのないLP400で天井に特徴のあるペリスコープがあります。
プローバ製のキットを自分では組み立てることが出来ない人のために紹介していたビルダーの一つのようです。
プローバが倒産した後には型を受け継ぎ自社生産し、完成車として日本にも入ってきたようです。
非常に完成度が高く、本物そっくりというプローバカウンタックは実はこのミラージュ社製の場合が多いのだそうです。
なお、ミラージュキットには3つあり、プローバの型はタイプSと呼ばれる物です。
ほかに、型を受け継ぐ前の廉価版であるタイプK(フィエロベースケーニッヒカウンタックレプリカとしてアメリカにあるキット)とホイールベースの短いディアブロキットがあります。
イギリスのキットカーのビルダー。
プローバ社のキットカーを自分で組み立てることが出来ない人のために紹介されていた工場で、プローバの倒産以降は出荷していません。
エンジンもミッションと同じくルノー製で2.6V6インジェクション。ウインドウがのれん式でした。
当時のカタログを見ると、ドナーパーツリストというページがあって、至る所に「FIAT X1/9」というのがあって、ワイパーモーターなんて「シトロエンのバス」からの利用だったりしました。
アメリカのキットカーのメーカー。
カウンタックを、本物に近づけるためのホイールのレプリカのメーカーとして、有名になりました。
あるレプリカ愛好家に言わせると、日本にあるカウンタックレプリカの履いているカウンタックホイールは、全部このメーカーの物であったそうです。
ミラージュのボディキットをもとにパッケージ販売されていて、ドアオープナーまで忠実に再現されているプローバ以上に本物に近いカウンタックです。
ただし完成車はアメリカ人らしい大まかなところがあり、今のところ日本には輸入されていないようです。
Here it is after weeks of building lol Dans Countach Euro works ready to go home to New York!!!!
プローバ社の型を受け継いだイギリスのキットメーカーです。
レーザー加工技術などで質の良いボディキットを用意し、フレームワークもしっかりとしていて、特に足回りは本格派です。
しかしながら、残念にも倒産してしまい、現在はありません。
25台しか生産されず、どれも未完成車として出荷されたそうです。
ただし、シエナカウンタックのオーナーは本物のカウンタックや新車のランボルギーニが余裕で買える程お金をかけて仕上げているので、もし売りに出ていたら本物のオーナーもうらやむほどのものだそうですヨ・・・・!!
メーターナセルの形状が本物の四角から台形多角形に変更され、シートも本物のような感じではありません。
基本デザインはそのままにお金をかけた高級スポーツカーのような綺麗な仕上げです。
本物のカウンタックが欲しいけれど高くて買えず、買えたとしても維持する自信がない人にとって、本物と見分けのつかないレプリカで、作りの良いビルダー出荷の物を狙ってみるのも、楽しいかもしれませんネ・・・・!!
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