トヨタの86をTRDがチューニングした！どんなスペックの86なのか！
2016/10/24
takurou1986
ステージはストリートからサーキットへ！86 TRD 14R-60の魅力とは？
TRDがトヨタ86をベースに100台限定のコンプリートカー、「86 TRD 14R-60」を発売。その完成度はサーキットも楽しむのではなく、サーキットで楽しむ1台に仕上がっているようです。今回は86 TRD 14R-60について調べてみました。
目次
86 TRD 14R-60
86 TRD 14R-60は、2012年に発表されたトヨタ86をベースに「究極の86」を目指してTRDが製作した「86 TRD Griffon Concept」から得られたデータを、フィードバックして開発された限定100台のコンプリートモデルです。
サーキット走行を念頭に置いているため、ベースになるモデルにも最軽量のグレードのものを使用し、HIDヘッドライトはもちろん、プッシュ式のエンジンスターターも装備されていません。エアコンもマニュアルエアコンが装備されています。
86 TRD 14R-60
・全長 4,355mm
・全幅 1,820mm
・全高 1,305mm
・ホイールベース 2,570mm
86 TRD 14R-60 エンジン
水平対向4気筒直噴DOHCエンジン
総排気量 1,998cc
最高出力 200ps / 7,000rpm
最大トルク 20.9kgm / 6,400-6,600rpm
モノブロックブレーキキット (フロント対向4ポッド/リヤ対向2ポッド）
86 TRD 14R-60にはフロント対向4ポッド、リヤ対向2ポッドのモノブロックブレーキが装備されており、装着される鍛造ホイール、タイヤも86 TRD 14R-60用に特別開発されたものです。
車高調整式サスペンション（倒立式）
86 TRD 14R-60には、バネ下荷重軽減を狙い、車高調整式の倒立式サスペンションを採用しています。また、ピロアッパーマウント付なので、フロントのみキャンバー調整も可能です。
では、86 TRD 14R-60のレビュー記事を見てみましょう！
ギア比(1/2速)やファイナル(4.1→4.555)は加速重視の設定に変更されているが、エンジンはノーマルなので絶対的な加速力は大きく変わらない。しかし、驚くのはコーナリング性能で、ステアリング操作に対して全てがダイレクトに反応するが、クルマの動きは非常にリニアなので安心感は非常に高い。これは強靭なボディ剛性のおかげである。
サスペンションの動きも実に読みやすい。どうストロークしてどう収まるのか？ 1つ先の状況が読み切れるところが魅力的で、筆者が求める通りにクルマは姿勢を変えていく。グリップ走行でもドリフト走行でもOK。スピンすれば「オマエがわるい」という仕上がりだ。だが、決してピーキー過ぎるわけでもなく、コントロール性に優れているところが魅力である。
86 TRD 14R-60に対する評価はかなり高いようで、特にボディの剛性感の高さ、足回りのセッテングにその評価が集中していました。
カーボンルーフ
86 TRD 14R-60装備のカーボンルーフは、純正スチール製ルーフと交換することにより、ルーフ部を軽量化し、形状を見直すことで空力性能も向上しています。
フロントオーバーフェンダー
86 TRD 14R-60には、タイヤサイズ拡大によるトレッド幅の変更に伴い、専用のオーバーフェンダーを装着。これによりフェンダーアウトレットを追加し、ホイールハウス内の乱れた空気を排出し、ダウンフォースの増加に寄与しています。
フルバケットシート
86 TRD 14R-60には、TRDのロゴが入るフルバケットシートやTAKATA製4点式シートベルトを標準装備し、車両の重量減にも貢献しています。
86 TRD 14R-60
86 TRD 14R-60は、すでに限定台数100台に達しており、新車での購入はできません。ちなみに台数はかなり少ないですが、中古車では600万円前後で取引されているようです。
86 TRD 14R-60の価格は以下の通りです。
86 TRD 14R-60 6,300,000円（税込）
86 TRD 14R-60 & 14R
86 TRD 14R-60は販売を終了しましたが、そのコンセプトを受け継いだストリート向けモデルが、86の2015年モデルの年次改良と合わせて発表されたTRDのコンプリートカー「14R」です。ちなみに14Rは限定販売ではなく通常販売されるモデルです。
14R MT 3,767,237円（税込）
14R AT 3,849,710円（税込）
さていかがでしたか？
今回は86 TRD 14R-60の性能面を含め、様々な角度から見てきました。86 TRD 14R-60は、TRDがカスタマイズしたコンプリートカーでしたが、スタイルだけではなく、そのサーキット走行からフィードバックされた運動性能や空力性能はさずがTRDと思わせる１台でした。
これをきっかけに86をご購入予定の方は、14Rついてもご検討されてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
