自動車のシートカバーはどの様なものが販売されているのでしょうか。
2016/11/30
なみけん
現在の有名メーカーも昔があって、畑違いからの苦労した時代があるものです。Gショックで有名なカシオの始まりは計算機。ゲーム機で有名な任天堂の始まりは花札でした。ではトヨタ自動車の始まりは何だったのでしょう?そのトヨタ自動車の始まりについて取り上げてみました。
世界最大手の自動車のメーカー「トヨタ自動車株式会社」の始まりを見ていこうと思います。
現在のトヨタを知っていて当たり前。でも昔の事を知らなくても、もっと当たり前です。
せっかくの日本を代表する企業ですから、もっと知って貰おうと取り上げて見ました。
1933年に「豊田自動織機製作所自動車部」を開設。
豊田自動織機製作所は豊田佐吉が1926年に創業し、その中に息子である豊田喜一郎が自動車部を立ち上げました。
要するに自動車部は、豊田自動織機製作所からの派生部門という事になります。
1935年には「A1型トラック」を発表。
そして販売部門「日の出モータース株式会社」を設立。(現・愛知トヨタ株式会社)
この「A1型トラック」は、「AA型乗用車」開発中に割り込んだ形で、政府からの依頼で生まれたトラックです。
エンジンは「AA型乗用車」用に開発されていた、A型エンジンが使われました。
1936年に「AA型乗用車」を発表。
エンジンはシボレーのコピーで製作され、シボレー用部品との互換性を持たせ、整備の迅速化を図ったとされています。
排気量は3,389ccで、わずか65馬力の出力しか持っていなかったようです。
1937年に「トヨタ自動車工業株式会社」を設立。
豊田自動織機製作所から独立し、自動車部の代わりに新会社を立ち上げました。
初代社長には義兄である利三郎、副社長に喜一郎が就任。
1982年に「トヨタ自動車株式会社」へ。
企業統廃合の結果、現在のトヨタ自動車があります。
そして新会社の社長は、喜一郎の長男である章一郞が就任しました。
現在の6代目社長は章一郎の長男である、章男が就任しています。(通算11代目)
トヨタ自動車の原点である「豊田自動織機製作所」は現在、「株式会社豊田自動織機」として繊維機械、自動車、産業車両等の製造・販売および物流事業等を行っています。
トヨタ自動車の原点がわかって頂いたので、次は所在地について見て頂こうと思います。
トヨタ自動車は、愛知県を代表する企業です。
愛知県は自動車産業が発達する共に、繊維産業が衰退していった背景があります。
よく考えると分かるのですが、どちらもトヨタ企業の影響ですよね。
現在の愛知県の産業は自動車産業を筆頭に、農林水産業や航空宇宙産業、セラミックス産業などがあり中京工業地帯の中心となっています。
中でもトヨタ自動車のある豊田市は、全国市町村で製造品出荷額が一位。
いかにトヨタ自動車や関連企業の影響が大きいかが分かります。
愛知県の産業をも変えたトヨタ自動車ですが、いかに期待された企業なのかを見て頂こうと思います。
当時建築した「挙母工場」の住所は、愛知県西加茂郡挙母町大字下市場字前山8番地でした。
しかし現在の本社は、「愛知県豊田市トヨタ町1番地」となっています。
というのは愛知県の西加茂郡が豊田市へ改称した際、トヨタ自動車を中心に町づくりをした結果で、住所が後付けなのは言うまでもありません。
その本社のあるトヨタ町は、大部分がトヨタ自動車本社工場の敷地で占められていて、住居表示未実施のエリアで、人口のほとんどが敷地内にある社員寮の居住者だそうです。
人口は約750人で、施設はトヨタ自動車本社をはじめ、トヨタ会館、豊田通商、トヨタマックス本社、協豊製作所本社、豊興神社 、山神社、中部電力挙母変電所が存在しています。
トヨタ自動車株式会社 トヨタ記念病院
メディカルサポート部が運営し、地域周産期母子医療センター、救命救急センターを持つ企業立病院です。
1938年に開設した工場内の診療所から始まり、トヨタ自動車工業附属トヨタ病院を経て、現在の トヨタ記念病院が開設され、その敷地内には看護士育成の為のトヨタ看護専門学校があります。
トヨタ博物館
トヨタ自動車創立50周年記念事業で建設された、トヨタ自動車の運営する自動車に関する博物館です。
自動車の歴史をテーマに、トヨタ車だけでなく各国の自動車が展示され、中にはとんでもない特別展も行います。
この他にも、トヨタ会館やトヨタ鞍ヶ池記念館も運営しています。
子会社と関連企業等
トヨタ車体、トヨタホーム、豊田中央研究所、豊田合成、トヨタ紡織、デンソー、愛知製鋼、豊田自動織機、ジェイテクト、アイシン精機、豊田通商、東和不動産…
キリがないのでこの位に…。
とにかく、愛知県豊田市周辺にはトヨタ関連の施設や企業ばかりがあり、愛知県はトヨタ車しか走っていないと言う冗談があるのも分かる気がします。
全国展開されている販売チャンネルですが、ディーラーごとに取り扱い車種が異なる販売方法をです。
トヨタ自動車へ移籍した日本ゼネラル・モータース販売広告部長が、ゼネラルモータースの販売方法を採用した結果、このようなチャンネル体制のなったと言われています。
では、現在の販売チャンネルはどうなっているのか見て頂こうと思います。
トヨタ店(旧トヨタ自動車販売)
当時、トヨタが最初に作った販売店。
=取り扱い車種=
アクア、ポルテ、アイシス、エスクァイア、エスティマ、シエンタ、アリオン、クラウン、SAI、センチュリー、プリウス、アベンシス、FJクルーザー、ランドクルーザー、プラド、86、コースター、サクシード、ダイナ
トヨペット店
当時、トヨペットをメインに扱いました。
=取り扱い車種=
アクア、ポルテ、ラクティス、アルファード、エクスファイア、シエンタ、ハイエースワゴン、SAI、プリウス、プレミオ、マークX、アベンシス、ハリアー、Rush、86、コンフォート、サクシード、トヨエース
カローラ店(旧トヨタパブリカ店)
当時、パブリカを取り扱った販売店。
=取り扱い車種=
アクア、スペイド、パッソ、ラクティス、エスティマ、シエンタ、ノア、カムリ、カローラアクシオ、SAI、プリウス、カローラフィールダー、86、タウンエース、プロボックス、ピクシス
ネッツ店(旧トヨタオート店~旧ネッツトヨタ店~ビスタ店統合)
改名統合の結果、一番新しい販売店。
=取り扱い車種=
iQ、アクア、ist、ヴィッツ、オーリス、スペイド、bB、WISH、ヴェルファイア、ヴォクシー、シエンタ、SAI、プリウス、アベンシス、RAV4、86、ライトエース、レジアスエース、ピクシス
レクサス店
海外展開から日本展開した高級ブランド。
=取り扱い車種=
LS、GS、ES、IS、HS、CT、LX、GX、RX、NX、RC、GS F、RC F
見て頂いた通り、各販売店のイメージカラーも整理され、トヨタ店の「赤」、トヨペット店の「緑」、カローラ店の「オレンジ」、ネッツ店の「ブルー」、レクサス店の「黒」と一目で販売店をユーザーが認識できるようになり、いかに販売やサービスを大事にする企業なのかわかって頂けたと思います。
現在も「株式会社豊田自動織機」は存在し、トヨタ企業の自動織機部門も自動車部門も、それぞれ独立した会社というのが「カシオ」や「任天堂」との違いです。
しかし共通する事は、原点を大事にし現在も作り続けているという事ではないでしょうか?
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