プラグ交換をしたら、こんなに良くなった!プラグ交換の効果とは?
2016/02/09
echigoya.t
イリジウムプラグって、「大して普通のプラグと効果に変わりないのに高価な物」と思っていましたが、調べてみるととんでもないことが分かりました。イリジウムプラグの特徴から効果の内容を、そのカラクリから調べてみました。どうぞご覧いただき、ご自分の愛車に・・・・
点火プラグとは、予混合燃焼式内燃機関において混合気に点火する装置のことです。
電気的に火花(スパーク)を発生させる方式のものはスパークプラグ、電熱線または燃焼熱によって金属を赤熱(グロー)させる方式のものはグロープラグとも呼ばれています。
プラグと略してよばれる場合が多いようです。
予混合燃焼式内燃機関の概念図を掲載します。
典型的な4ストロークDOHCピストンエンジンの概念図
(S)点火プラグ
(E)排気カムシャフト
(I)吸気カムシャフト
(V)バルブ
(P)ピストン
(R)コネクティングロッド
(C)クランクシャフト
(W)冷却水が通るウォータージャケット
スパークプラグの働き
点火プラグの一種に、『イリジウムプラグ』というものがあります。
一部のカーマニアにはたまらないアイテムの『イリジウムプラグ』ですが、そもそも『イリジウムプラグ』って何なのでしょうか・・・・?
使うと、どんな効果があるんでしょうか・・・・?
点火プラグは、前述の概念図に見られるとおり、内燃機関の内部に顔を出して電気スパーク等の方法により混合気に着火をおこし、爆発によりピストンを動かす為の効果をしています。
従って、スパークプラグの効果の如何によって、着火性能が左右されエンジン性能に影響を与えるのです。
『イリジウムプラグ』は、そんなスパークプラグの電極部分にイリジュームを使用することにより、中心電極を非常に細くできる効果があり、外側電極先端にテーパーカットを細工しやすくなり、火花が飛びやすく着火性能を向上させる効果を期待することができます。
そんな『イリジウムプラグ』では、プラグ電極の消炎作用が小さくなる効果がありますので着火性能が向上し、始動性・加速性・アイドリングの安定性の向上、さらに燃費を向上させる効果を期待できることとなります。
さらに、イリジウムプラグの絶縁体先端部にスペースを設けることによって、堆積したカーボンを微小放電などによって焼き切る効果が得られ、イリジウムプラグの絶縁性の低下も防止します。
イリジウムプラグを使用する効果としては、従来のプラグに比べ発火時の炎の広がりが速く、燃焼効率が上昇することが挙げられます。
イリジウムプラグを使用することで、優れた放電性と強力な燃焼でエンジンの性能を最大限に引き出せ、スロットルに瞬間的に反応するワンランク上の加速性が実現する効果があります。
また、イリジウムプラグでは微小放電が生れるサーモエッジを絶縁体先端部分に設計することにより、濃すぎる混合気や長時間の低速走行によって絶縁体に付着するカーボンを微小放電で焼き切り、イリジウムプラグの着火性能を常に高く維持する効果を持つことができます。
一般プラグ
絶縁体内側にサーモエッジ部がほとんどないため、微小放電などが発生しにくく、カーボンを焼き切る効果は期待しにくい。
イリジウムプラグ
イリジウムプラグの発火部全体にカーボンが堆積していますが、絶縁抵抗は∞値で火花性能の劣化は無く、発火効果に影響はありません。
点火プラグには、用途により様々な形状・効果・特徴を持つものがあります。
代表的のものを形状・効果・特徴と共にまとめてみます、
ワイドギャッププラグ
火花ギャップ寸法を1.1~1.5mm程度まで広げ、電極の消炎作用を小さくして、着火・効果を向上させています。ただし、電源能力が充分でないと、ワイドギャッププラグは使用できません。
主体金具突出しプラグ
金具突出しプラグは、外側電極の加熱防止効果と、スパーク位置を燃焼室の最適位置にする効果で、燃焼の安定を図ります。
(注)このプラグは指定エンジン以外には使用できません。
イリジウムプラグ
イリジウムプラグはイリジウム合金を使用した効果で中心電極径を白金プラグより細くでき、また外側電極先端部をテーパーカットした効果により着火性能、加速性を向上させる高性能プラグです。
ロングリーチプラグ
プラグのネジ長を伸ばすことによってシリンダヘッドの冷却性効果の向上に役に立ちます。今後このロングリーチプラグ採用エンジンが増える可能性があります。
半ネジプラグ
ネジ径の小さいプラグに設定されていて取付ネジ部分が特殊な形状になっています。指定以外の車種に使用しますと、シリンダヘッドのプラグネジに損傷を与えますので指定車でのみ効果を発揮します。
産業エンジン用コンパクトプラグ
チェンソー、刈払い機、発電機などの小型エンジンには、小型で軽量なコンパクトプラグが使用されています。
ここまでイリジウムプラグについて調べてきましたが、ここでイリジウムプラグの特徴や効果をまとめてみます。
イリジウムプラグは、0.4mm径イリジウム合金中心電極と特殊な接地電極の採用により、かつてない優れたスパーク性能効果が実現できますので、走りにこだわるドライバーにとっては、様々な運転条件下において安定したハイレスポンス効果を生み出してくれます。
また、自動車を普段使いとして毎日使われる方には、燃費は大きな問題ですネ・・・・!
イリジウムプラグなら、そんな悩みにお答えし、良好な燃費を望めます。
スパークプラグは、消耗品です。
しかし、車の整備程度によりその寿命は大きく変わってきます。
スパークプラグの交換時期を見分ける方法としては、
1)電極消耗
電極の角がとれ、丸みを帯びてくると、火花が飛びにくくなり、始動困難・走行中失火等を起こし、エンジン性能を発揮 することができません。
2)くすぶり
プラグ発火部に付着したカーボンを伝わって電気がリークし、失火を起こし、始動が悪くなります。
3)デポジット
プラグに付着した燃えカスが過熱され、異常燃焼(プレイグニッション)を起こし、プラグの電極溶解を招く原因にもなり ます。
がありますが、これらが見えたら交換時期と思った方が良いです。
また、車の特性または使用環境によって異なりますが、交換距離のおおよその目安は、
【一般プラグ・白金プラグ】で
●四輪車 15,000~20,000km
●軽四輪車 7,000~10,000km
●二輪車 3,000~5,000km
【白金プラグ(長寿命タイプ)・イリジウムプラグ(長寿命タイプ)】で
●四輪車 ~100,000km
といったところです。
イリジウムプラグは、装着したら交換の必要がないと言われる理由が分かったようですネ・・・・。
あなたの愛車は、いま何キロ??
イリジウムプラグに、換えてみますか・・・・?!
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