2016/09/25
るおう
仕事や行楽で使う機会も多い高速道路。高速道路の標識って、渋滞してない限り、じっくり見るチャンスもなかなか無いですよね。パッと見て何が書かれているのか分かるようになっている高速道路の標識。今回は、そんな高速道路の標識について調べてみました!
色々な標識
一般道路でも高速道路でも、至るところにある標識。これらの標識は、都道府県の公安委員会や国土交通省などの道路管理者などが設置しています。標識には大きさが決められており、例えば円形の標識は直径60cmです。しかし、道路の状況により、標識の大きさを調節することができます。
標識には、案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種類の本標識と、本標識に付属する補助標識とがあります。
高速道路を走っていると、一般道路では見ない標識がたくさん設置されています。逆に、当然と言えば当然ですが、一般道路で見るような標識はあまり見かけません。高速道路の標識には、どんな特徴があるのでしょうか。
見やすいですね!
高速道路の標識の色と言えば、緑のものをイメージする方が多いのではないでしょうか。入り口、出口の予告、サービスエリアの予告等、なぜ緑色なのでしょうか。理由は、次のようなものが挙げられます。
・一般道と区別するため。
・目の負担を軽くするため。
見やすさの点から、『青地に白文字』と『緑地い白文字』で検討、アンケートがなされて『緑地に白文字』に決定したようです。現在は、高速道路、自動車専用道路の標識には緑、一般道路では青、と使い分けされています。有料道路だから緑、と言うことでは無いようですね。
左が公団ゴシック、右がヒラギノ角ゴシックW5
次は、高速道路標識の書体に注目してみたいと思います。高速道路標識の文字と言えば、全体的に四角くて、適度に簡素化された文字。高速道路を走りながらでも判別できる、見やすい文字ですよね。その文字が、最近変化したと言うのですが、ご存知でしたか?
今までは『公団ゴシック』という日本道路公団オリジナルの独特の書体が用いられていました。長年、見慣れた公団ゴシックで書かれた標識が、現在『ヒラギノ角ゴシック体W5』と言う市販の書体に変化しました。
実は、公団ゴシックは、文字の組み合わせによりそれぞれのバランスを細かく調節し、見やすくしていました。例えば同じ『京』と言う文字でも『東京』と『京都』では微妙に違っていました。しかし市販の書体を使うことで、この微妙なバランスを考慮する必要が無くなりました。
高速道路の標識の特徴を簡単に説明しましたが、お分かりいただけましたか?それでは、次は高速道路の標識にはどんなものがあるのかを見て行きましょう!
高速道路の標識の中で、一般道路に設置されているものがあります。それは、高速道路の入り口の標識。一般道路上で、高速道路に向かう交差点までの距離や、インターチェンジの入り口の方向を示しています。
一方、出口の標識は高速道路上でインターチェンジやジャンクションまでの距離を示しています。
高速道路で多数の車線がある場合、自分の走行する車線がどこに向かうものなのか、主要地点を示しています。また、インターチェンジなどでは、多方面を示したものが設置されています。
高速道路上で、走行車線や追い越し車線を示す他、ETCレーンや非常駐車帯を示しているものがあります。
高速道路上で、サービスエリアの予告は2km手前からパーキングエリアは1km、500m手前から設置されています。
ガソリンスタンドや駐車場の他、コーヒーカップで『軽食』、コーヒーカップとナイフフォークで『レストラン』を表しています。
また『i』のマークはインフォメーションがあることを表しています。
高速道路には、道路沿いに数字が書かれている標識があります。これはキロポスト。高速道路の起点からの距離が書かれています。
また、青と黄色の四角や十字の小さい標識を見ることがあります。これは、『投雪禁止区域指定表示板』と言って、その禁止区域の始点と終点を表しています。
また、最高、最低速度を表示しているものもあります。
投雪禁止区域指定標識。手前が始点、奥にあるのが終点。
高速道路の出口の標識の向かって左下に数字が書かれています。白地に緑の文字で書かれたこの数字はインターチェンジ番号と言うものです。起点に近いインターチェンジを1とし、順番に番号が振られています。
高速道路の標識をご紹介しましたが、いかがでしたか?高速道路には、ここにご紹介した標識以外にも非常電話や料金所などの標識があります。パッとみてすぐに内容を把握できる高速道路の標識。高速道路でも安全運転に、ぜひ標識に注目してみてくださいね!
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