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知っているようで知らない!?タクシーとハイヤーの違いって?

普段利用する機会も多いタクシー。街中でもタクシーは良く見かけますよね。では、ハイヤーは?ハイヤーって、名前は聞くけど、タクシーと違いがどこにあるのかご存知ですか?電話で呼んだらハイヤー?流しはタクシー?今回はタクシーとハイヤーの違いに迫ってみましょう。

タクシーとハイヤー

タクシーとハイヤー

普段から、交通手段として利用することの多いタクシー。駅前で待機していたり、街中を流しで走っていたり、見かけることも多いですよね。では、ハイヤーはどうでしょうか?『ハイヤー』と書いていある車を見かけることも無く、電話で自宅からの送迎を頼んだとしても、迎えに来てくれるのはハイヤーではなく、タクシー。会社名に「〇〇ハイヤー」とあったとしても、実際にはタクシーだったりします。
今回は、知っているようで知らない、タクシーとハイヤーの違いを調べてみました。タクシーとハイヤーには、どんな違いがあるのでしょうか?

タクシーって?

カラフルなタクシー

タクシーとは、運転手と車両を借りる公共交通機関のことです。普段は、駅や空港などで待機しているタクシーを利用するのが一般的です。また、営業所に電話して、ホテルや自宅に送迎を依頼することも可能です。東京都内などの都市部には、お客さんを乗せない状態で走っている流し営業が行われていて、空いているタクシーを見かけたら、手を挙げてタクシーを利用することもできます。

ハイヤーって?

黒塗りの高級車を使ったハイヤー

ハイヤーとは、営業所などを拠点に、要請があれば配車を行う営業形態です。実は、道路運送法ではハイヤーはタクシーとの違いは明確にされておらず、ハイヤーもタクシーの一部、と言うことになっています。
ハイヤーはタクシーとは違い、流し営業はせず、予約を基本としているため、目立つ必要がありません。そのため黒塗りの自動車が使用されるのが一般的です。
ハイヤーとは英語で書くと「hire」。雇用、と言う意味があるそうです。利用客はその時間、車と運転手の両方を雇った、という風にも捉えられます。タクシーが公共交通機関であるのに対し、ハイヤーは個別輸送機関であると言えます。

タクシーとハイヤーの説明を大まかにしましたが、少しお分かりいただけましたか?それでは早速ハイヤーとタクシーの違いを調べてみましょう!

タクシーとハイヤーの違い①利用方法の違い

タクシーの乗車システム!ハイヤーとの違いは、予約無しでOK。

タクシーとハイヤーの違いで最も大きな違いは、利用方法。タクシーは、先ほども説明したとおり、いつでも誰でも、タクシーが空いてさえいれば利用可能。駅などで待機しているタクシーや流し営業をしているタクシーを利用できるのはもちろん、営業所に連絡すれば自宅や病院、ホテルなどにも配車してもらえます。もちろん、予約もできますし、予約無しでも利用できるのがタクシーです。
乗車する際には、ドアは自動開閉で、利用客が操作することはありません。

ハイヤーの利用システム!タクシーとの違いは、完全予約制。

一方、ハイヤーは完全予約制の営業形態です。個人契約の場合は少なく、多くは会社やホテルなどが契約しているハイヤーを使う、と言うことになります。会社では役員や来客の送迎や接待に、ホテルでは宿泊客の送迎などに利用されています。官公庁など、身分証明書の提示が必要な場所への入場などは、ハイヤーでないと入れない場所への送迎には、タクシーではなくハイヤーが利用されます。
個人で利用する場合にも事前予約で利用可能です。接待や冠婚葬祭など、普段使いではなく、特別な場合に利用される場合が多いようです。
タクシーと同じく、ドアは利用客が操作することはありません。しかし、自動ドアではなく、運転手がドアの開け閉めをしてくれます。

タクシーとハイヤーの違い②車の見た目の違い

タクシーの見た目!ハイヤーとの違いは、ココ。

タクシーとハイヤーの違いを見てみる時に、気が付くのが、まず車のこと。街でよく見かけるタクシーは白に青いラインが入っていたり、黄色や緑など、目を引く色をしています。また、黒いタクシーも実際には多く見られます。タクシーにはドアなどにタクシー会社の名前が入っており、窓には広告が貼ってあるものも良く見かけます。タクシーには屋根にランプが付いており、会社ごとに提灯やカタツムリなど、ユニークな形をしているものもあります。

ハイヤーの見た目!タクシーとの違いはココ。

ハイヤーは黒塗りの車が多く使用されています。タクシーにも使われていますが、違いは一目了然。車体に会社名や広告などはありません。また、タクシーには付いているランプも付いていません。また、ハイヤーは高級車が使用されるのが一般的です。クラウンやフーガ、セドリックはもちろん、センチュリーやプレジデントもよく使用されています、またベンツなどもハイヤーで見かけますね。

タクシーとハイヤーの違い③料金の違い

タクシーの料金!ハイヤーとの違いは、メーターで確認できること。

タクシーの料金は、ご存知の通り料金メーターで利用客にも分かります。また窓に初乗り料金が書かれています。東京都内では初乗り730円が一般的で、距離は乗車してから始めの2kmまでです。その後は、利用距離により加算されていきます。また、低速走行しかできない場合は、その分の運賃も加算されます。
配車を依頼した場合は、迎えから目的地までが料金発生区間で、利用客を降ろしてから車庫までは料金は発生しません。
また、基本的には降車の際に清算しますが、ハイヤーとは違い、タクシーチケットがあれば後日精算が可能になります。

ハイヤーの料金!タクシーとの違いは、メーターでは確認できないこと。

ハイヤーの料金は、距離のみで決まる訳ではありません。完全予約制なので、車種や利用時間などによって複合的に決定されます。個人契約の場合、多くは1時間単位や3時間単位、または1日の貸し切り料金など、料金設定はハイヤーの会社毎に代わってきます。法人契約の場合は、事前に交渉がなされ料金が決定します。また、タクシーとは違い、料金メーターが利用客の目の届くところに置いてあることはありません。
営業所を拠点とする完全予約制のため、ハイヤーが車庫から出発するところから、車庫に帰るまでの間、全てに料金が発生します。また、キャンセル料が発生する場合もあるので予約前に確認しておくのが良いでしょう。

タクシーとハイヤーの違い、いかがでしたか?

結婚式の送迎に使われるハイヤー
『寿』の文字が。

知っているようで知らない、タクシーとハイヤーとの違いをご紹介してきましたが、いかがでしたか?それぞれの違い、お分かりいただけましたか?今まで、何となくハイヤーに高級なイメージを持っていた人も多いのではないでしょうか。タクシーとハイヤーの違いを調べてみると、そのイメージもあながち間違いではありませんでしたね。気軽に利用できるタクシーと、特別な時に利用することの多いハイヤー。目的に合わせて、使い分けしたいですね。

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