高速道路で速度違反で捕まるとどうなる？捕まらないための対策方法

高速道路は一般道路と違い、速いスピードを出すことが出来る道路です。長距離移動などにはかかせない高速道路ですが、速度違反にならないために、まずは速度規制の標識がない区間での制限速度について見ておきましょう。

最高速度100㎞/h⇒大型乗用車、特定中型貨物自動車以外の中型自動車、普通自動車（三輪以外）、大型自動二輪車、普通自動二輪車
最高速度80㎞/h⇒上記以外の自動車、他の車を牽引するとき
最低速度50㎞/h⇒上記の自動車すべて

高速道路で速度規制の標識がある場合は、その標識の指定速度を超えてはいけないということになります。雪などの悪天候時は速度規制が変わる可能性があるので、標識に注意して運転しましょう。

高速道路での速度違反の取り締まりは主にオービスと覆面パトカーで行われます。オービスとは、固定式の自動速度取締機のことです。速度違反車両を見つけると車のナンバーや運転手の顔を撮影します。オービスは、制限速度10キロオーバー程度では反応しませんが、30キロオーバーで撮影されるといわれています。

ちなみにオービスは、警察庁では道路使用者への事前通告なく写真を撮ることが禁止されているため、事前に予告看板が設置してあります。高速道路で速度違反を避けるためには、その看板を見つけたときに、スピードを緩めて安全走行を心がければ、速度違反の取り締まりを避けることが可能です。

オービスは速度違反車両を見つけると、このように赤く強く光ります。これは、速度超過したことを運転手に知らせるためであり、たとえボーっとしていてもすぐに分かるくらい強く光るそうです。撮影されると、遅くても30日以内に警察から警察署へ出頭通知が送られてきます。

高速道路での速度違反取り締まりで最も多いのが、覆面パトカーによるものです。覆面パトカーは、一般の車のような見た目で、大抵左車線を速度違反しないスピードで走っています。そして追い抜いていく速度違反車両を見つけると、その違反車両の後ろに付き、赤色灯を光らせて追いかけてきます。他にもスピーカーで声を流したり、後ろのウィンドウに電光掲示板が出てメッセージが表示される場合もあります。その後、速度違反車両を高速道路の路肩やサービスエリアなどに誘導し検挙します。

高速道路で覆面パトカーを見分ける一番の方法は、車種で見分けるという方法です。覆面パトカーに最も多い車種は、クラウンです。ゼロクラウンと呼ばれるタイプ以降のもので、白やシルバーや黒が使われています。他には、キザシやインプレッサWRX、レガシィツーリングワゴンなど、国産のセダン型が多いようです。

その他に覆面パトカーの特徴として、乗車定員が2人で、青い制服を着ている場合が多いようです。後ろの窓にスモークが貼ってあり、高速道路で後ろから確認するのは難しいですが、追い抜くときにパトカーっぽい怪しい車をチェックするのも一つの方法です。

ただ、夜間は特徴を判別しづらいのもあって捕まりやすいようです。もし高速道路で追い越し車線に入った瞬間、追いかけてきた車がいれば、車線を譲ってみたり、自分の車を追いかけているのか探りを入れてみるなどして、対処しましょう。

高速道路での速度違反の点数や罰金は、一般道路と異なります。普通自動車の場合の反則金額をご紹介します。

15㎞未満⇒1点、9000円
15㎞～20㎞⇒1点、12000円
20㎞～25㎞⇒2点、15000円
25㎞～30㎞⇒3点、18000円
30㎞～35㎞⇒3点、25000円
35㎞～40㎞⇒3点、35000円
40㎞～50㎞⇒6点、簡易裁判で罰金決定（赤キップ）
50㎞以上⇒12点、簡易裁判で罰金決定（赤キップ）

高速道路での速度違反の取り締まりについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか？

高速道路では、速度違反の取り締まりが厳しく行われています。とくに速度規制が80㎞制限の高速道路では、十分に注意が必要です。普段と同じ速度で高速道路を走っていると、速度違反で捕まってしまったという人も多いようです。高速道路で速度違反で捕まらないためには、普段からなるべく適度な速度を心がけるのが安心ですね。速度違反で捕まらないように気を付けてください！