2015/11/15
YMOTOHASHI
アメリカの自動車メーカーゼネラルモーターズの子会社から、かつて販売されていたサターン。アメリカでは人気のあったサターンですが、その評価は?走行評価、燃費評価、乗り心地評価からサターンのメリットとデメリットを探ります!購入の際の参考になればと思います!
まずサターンとはどのような車なのでしょう?評価を見ていく前に、概要を紹介します。
サターン
燃費も信頼性も低いことから、オイルショック以降日本車に自国市場を攻略されていたゼネラルモーターズは、挽回するため1985年に、新ブランド「サターン」を設立しました。1990年にサターン「Sシリーズ」がアメリカ市場で発売され、環境保護とメンテナンスコストに配慮し、鋼板モノコック上に架装されたドアやボディーの一部をぶつけても復元する樹脂製にする独自の製造法で造られました。その後、ディーラーへの親身な対応などが評判になり、サターンは8年間で200万台を売り上げました。
サターンは1997年には日本へ進出。右ハンドル化され、日本人の体型を考慮した細かい調整を行い日本市場に対応しようと試みました。そして「礼をつくす会社、礼をつくす車」というキャッチコピーで広告展開し、ワンプライス制で値引きなし、来店客に店側からは声をかけないノープレッシャー営業など、誠実さを最大限に打ち出し、アメリカでの販売面での成功例をそのまま導入しました。
サターン
しかし、知名度の低さやディーラー網の小ささなどが原因で日本市場では受け入れられず、2001年にサターンは日本市場から撤退。その後2009年にゼネラルモーターズの経営が破綻し、サターンのブランドは廃止されました。
そんなサターンは現在ほとんど中古でも売られていませんが、中古価格を見てみましょう。
<中古価格> 9万~26万円
現在は、ゼネラルモーターズのディーラーでも修理を断られることが多く、部品の入手が困難なため、あまり人気のないサターンですが、実際に購入した人の評価はどうなのでしょうか?サターンの評価を紹介します!
サターンの走行評価はどのように評価されているのでしょうか?まとめてみました。
サターン
エンジン:直列4気筒DOHC1.9L
最高出力:126PS/5600rpm
最大トルク:16.8kgm/4800rpm
排気量:1900㏄
全長×全幅×全高:4590×1725×1335㎜
コーナーやレーンチェンジでのロールは小さく抑えられており、フラットで姿勢変化の少ない収まりの良さも評価できるところだ。ただ、普通に粘る、パワーに見合ったコーナリングであり、オーバースピードでムリをすればすぐ姿勢を崩すことは覚えておくべき。
サターンの走行評価は、加速性能が良く、ハンドリングも良いようです。無理なスピードを出さなければ、快適に運転出来そうです。
続いてサターンの燃費についての評価を見ていきたいと思います。
サターン
サターンの燃費評価を紹介しました。サターンの実燃費は平均8.61㎞/Lですが、アメ車とは思えないほど燃費が良いという評価が多く、高評価でした。
ここまで、サターンの走行評価、燃費評価とみてきましたが、サターンの乗り心地評価についても見てみましょう。
サターンの内装
安全面でほしい装備は標準でそろっているので購入時にオプションをつける必要がなくこの点は高く評価しています。反面、居住性は前席重視といわざるおえなく、後席はスペースとしては十分ながら大人が座ると非常に居心地が悪いです。これはクーペというボディー形状ではある程度仕方がないことでしょう。
エンジン音が静かになっているのが新型の特徴だ。レッドゾーンの6500rpmまで一気に吹け上がるが、音は4000rpmまでは小さめ。100km/h走行の4速は2500rpm、3速でも3700rpmなので、高速走行でも静粛性は保たれている。
サターンの乗り心地評価はこのような評価でした。静粛性に優れ、ボディ耐性が高いのは安心ですね。装備に関しては、トラクションコントロールやクルーズコントロール、サンルーフなどが付いて安い価格で手に入るところが、とても高評価でした。ただ後部座席の、居心地の悪さや天井の低さなども指摘されています。
最後に全体的なサターンに対する評価をまとめてみました。実際に購入した人は、サターンをどのように評価しているのでしょうか?
サターン
維持費もかからないので学生には嬉しいですな。そして注目度抜群!もう10万キロ近くきてるから、ガタは結構きてて、右ミラーが自動で動かない、トランク、サンルーフから雨漏り(ちょっと)などなど。
そこは安いからしょうがないということで(^_^;)むしろ初めてのクルマだから浮かれて悪いところが見えません!
まさにライトウェイトスポーツだ。以前CR-Xに乗ってたが一脈通じるものがある。ミニバンやRVなど年とってからでも乗れる。子供2人いても第3のドアがあるからスーイスイ。これからも親子連れでカッコ良くドライビング!
とんでもなくユニークなのに乗りやすい。低馬力のはずなのに、低回転でのトルクが太くて凄いパワフルに感じるエンジン。新手のジョーク?と言われながら、実際使ってみるとただただ驚くばかりのリアアクセスドア。ウィンカーレバーが渋い渋いと評判だけれど、そもそもそのウィンカーレバーが右に付いていたりする純日本仕様。ヘンな顔だけど、その個性で誰の目も引っかけてしまうエクステリア。カタログだけでは分からない魅力に溢れたクルマです。
サターン
いかがだったでしょうか?
走行評価、燃費評価、乗り心地評価などからサターンのメリット、デメリットに注目してみました。
アメリカでも、購入者の満足度が高いことで有名だったサターンですが、日本でも満足度は高いようです。しかし現在は中古しかなく、ディーラーも存在しない希少価値の高いサターンは、購入が難しいでしょう。ただ、安く手に入る上維持費も安いので、アメ車を気軽に味わいたいという方にはおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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