T600。ご存知ですか？戦後の日本をある意味支えたオート三輪車です！

『マツダ・T600』の歴史は、1959年6月にK360のボディ・エンジンをスケールアップしたモデルとして発売されたことに始まります。。

1962年には、K360と同様に引きちがい式だったドアウィンドウが4段階の昇降式に変更されたほか、三角窓とサイドベンチレーターが追加されるというマイナーチェンジが行われました。

1964年マイナーチェンジ。これもK360同様で、キャビンのルーフが鋼板化されました。

そしてついに1971年、『マツダ・T600』の生産は中止されました。

『マツダ・T600』は、本来の使われ方に変わって種々の利用がされました。
その最たるものが、『マツダ・T600』のバキュームカー利用ではないでしょうか・・・・？！

『マツダ・T600』が活躍していた昭和40年前後には、まだ水洗トイレ普及率がまだまだ低い時代でしたので、バキュームカーは必需品でした。そんな中、小回りのきく『マツダ・T600』は日本の道路事情に見事に合致し、ウッテツケだった訳ですネ・・・・！！

『マツダ・T600』の新車価格を調べようと、いろいろ調査してみました。
ところが、なかなか『マツダ・T600』の新車価格に関する資料に行き当りませんでした。
しかし、幸運にも次のような記事に行き当る事が出来ましたので、以下に引用します。

というものでした。

前項で、当時の価格は分かったものの、果たして販売価格28万5000円が今の物価に換算してどのくらいなものなのか知りたくなりました。

1959年当時に28万5000円だったわけですから、企業物価および消費者物価の戦前基準指数を１つの参考として

企業物価指数　　　　　735.4　　　　÷ 　　　348.3　　　＝ 2.1倍
　　　　　　　　　　　　（平成26年）　　　　　（昭和34年）
消費者物価指数 1,786.1　　　÷　　　　316.2 　　　＝　　2.3倍
　　　　　　　　　　　　（平成26年）　　　　　（昭和34年）

という式が成り立ちます。

企業物価指数での計算が2.1倍、消費者物価指数での計算が2.3。平均2.2倍とすると

　　　285,000　　×　　2.2　　＝　販売価格：627,000円（消費税価格は考慮せず）

となり、『マツダ・T600』の新車を今購入するなら62.7万円の価格で買えることになります。

この価格、安いですか、高いですか・・・・？

因みに、「けさぶろう」（K360)の当時価格が23万円で、当時のT600の価格とK360の価格差は5.5万円でした。
ということは、現在の価格に換算してT600の価格とK360の価格差は12.1万円だったということが分かります。

この価格差も、安いですか、高いですか・・・・？

調査のために国内の中古車価格掲載サイトを見てみましたが、『マツダ・T600』の中古車価格を掲載する中古車価格掲載サイトは、見つかりませんでした。
ダメもとで、海外のサイトを調べたところ、次のような記載がありましたので掲載します。

最後に『マツダ・T600』の中古車価格を、調べてみたいと思います。

価格がUS　 $7.99。
1USドルが、約121円。
7.99　×　121　＝　約970円

『マツダ・T600』の中古車価格が970円・・・・？？？

失礼しました・・・・！！！間違いでした・・・・！！！

結局、『マツダ・T600』の中古車価格に関しては、調べがつきませんでした。

最後に『マツダ・T600』の価格を付けられないほどホレボレする音と動画をお楽しみください・・・・！