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イギリス生まれのローバー・75!性能や評価をまとめてみました!

イギリスの自動車メーカー、ローバーから発売された75。2005年に生産中止されたため、希少車となったローバー・75ですが、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど極めて評価の高い車です。そんなローバー・75について紹介します!

ローバー・75とは

まずはローバー・75について、軽く説明したいと思います。

ローバー・75は、イギリスの自動車会社ローバーから1999年に発売された乗用車です。ローバーはBMWの支配下にあり、ローバー・75は競合し得るBMWの各モデルとの差別化のため、スポーティーさを排除し、レトロなデザインが採用されたといわれています。ローバー・75の開発のテーマは、「運転のストレスを解消し、走る楽しさを取り戻すこと」。1300億円もの巨費を投じ、新たな世界戦略を担うべく開発されたローバー・75は、そのテーマ通り、エクステリア、インテリア、性能、どれをとってもストレスを感じさせない、心穏やかにしてくれる車となりました。

そして、ローバー・75は日本に導入された1999年に、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞します。その年の10ベストカーには、アウディTTクーペ、メルセデス・ベンツSクラス、VWニュービートルなどのそうそうたる車が並んでいた中、栄冠を勝ち取ったのがローバー・75でした。

しかしその後、BMWの支配下だったローバーグループは買収され、MGローバーが設立されましたが、2005年4月に経営破綻し、ローバー・75の販売も終了しました。

現在は、ほとんど知られていないローバー・75ですが、かつてはとても評価の高い車だったようです。そんなローバー・75の性能から、見ていきましょう。

ローバー・75の性能

まずは、ローバー・75の燃費や走行性能について紹介します。

ローバー・75(コニサー)のスペック

全長:4755㎜
全幅:1780㎜
全高:1425㎜
ホイールベース:2745㎜
総排気量:2497㏄
エンジン種類:V型6気筒
最大出力:177ps/6500rpm
最大トルク:24.5kg-m/4000rpm

ローバー・75の燃費

ローバー・75の燃費は
カタログ燃費 7㎞/L~10㎞/L
実燃費 8.26㎞/L
でした。

ローバー・75の走行性能

2500ccのKV6エンジンはクワッド・カムで177馬力。数値こそ平凡ですが、4000回転を超えてからの咆哮はなかなかのもので、アルフォアロメオのV6エンジンを彷彿とさせます。高回転型のユニットのため、回せば回すほど元気なエンジンです。BMWが設計に携わっており、FF車としてはかなり良く曲がります。また、ホイールベースの長さから来る直進安定性も特筆もので、車のキャラクターに似合わず、峠道も楽しいですし、高速走行もお手の物です。一見エレガントで、静々と走る車のように見えますが、そこには見事なジョンブル魂が隠されているのです。

出典:http://minkara.carview.co.jp

実際に走らせてみると、本当に楽に運転出来る。トルクも十分にあり、発進加速も申し分ない。適度に重みのある操作系も、ゆったりとした運転に良くマッチしている。多少の古さを隠せないのが、トランスミッション。いわゆるティプトロニック機構のような、前後に倒してマニュアルシフトを楽しむことが出来ない。ただ、制御はそんなに悪くはなく、5 速ギアの変速もジェントルなものである。

出典:http://www.vividcar.com

5速ATの恩恵で高速巡航も静かで快適。120km/hあたりからアクセルを踏み込むと2段落ちて6000回転あたりまでタコメーターが上がり、クォーンと良い音色を奏でながら力強く加速していく。けして速くはないが、なかなか気持ちがいい加速感だ。

出典:http://www.motordays.com

ローバー・75の走行性能は、パワーはそこまでないという評価でしたが、取り回しも良く運転しやすいということでした。

ローバー・75の乗り心地やデザイン

続いて、ローバー・75の乗り心地とインテリアなどのデザインを紹介します。

ローバー・75の乗り心地

エンジンの音や振動、キシミ音の低減にも影響しており、室内は高級車らしい静粛性を保っている。一方、段差の吸収はあまりいいほうではなく、小さなデコボコも細かく拾いがちで、硬質な突き上げが伴うのが気になるところ(新車の硬さ&タイヤのせいかも? )。やや重めのステアリングといい、硬めの足回りといい、一言でいってしまえばかなりドイツ車っぽい乗り味だ。クラシカルな内外装からは少しギャップを感じさせる。

出典:http://www.motordays.com

やや固めの乗り心地ですが、欧州車としては標準的だろうと思います。懐の深いサスペンションで、首都高の継ぎ目の多いギャップもリズミカルに吸収して走ります。いわゆるジャガーの猫足に近いのではないかと思います。静粛性も非常に高く、英国調のインテリアと合わせて、とても落ち着く室内空間となっています。

出典:http://minkara.carview.co.jp

ローバー・75の乗り心地は、固めの乗り心地のようですが、静粛性が高く快適な運転ができそうですね。

ローバー・75のデザイン

ローバー・75のエクステリア

異彩を放つエレガントなエクステリア。伸びやかなラインとクロームパーツを効果的に配し、優雅さを演出している。

ローバー・75のインテリア

柔らかいクリーム色の内装。質感も高級車らしい仕上がりで、内装色は5色から選べる。後席のフロントシートバックが大きくえぐれているため、足元のスペースは不満なく座れる。

ローバー・75の運転席

切り立ったダッシュボードや楕円やウッドで統一された内装は、英国テイストで溢れている。また、シートはパイピングが施され、硬すぎず柔らかすぎない乗り心地。

ローバー・75のインパネ

アンティーク時計のようなメーターや直感的に操作できる操作性に優れたスイッチ類。

ローバー・75の価格

それでは、ローバー・75の気になる価格について紹介します。

新車価格 コニサー465万円、クラブ425万円
中古価格 28万円~98万円

現在ローバー・75は、かなりの安値で手に入るようです。やはり企業が破産してしまったのもあり、ディーラー数や修理工場の少なさなどが原因のようです。

まとめ

ローバー・75について、紹介しましたがいかがだったでしょうか?

あまり知られていないローバー・75ですが、内装などに英国らしさが詰まった車でした。現在は、安値で手に入るので故障など不安に思う方もいるかもしれませんが、多少の消耗品を除けば、ほとんど故障の心配はないようです。ローバー・75は安全性に優れた設計です。メンテナンスをしっかり行ってくれるところを見つければ、安心して乗ることが出来ると思います。

ローバー・75を購入を検討している方は参考になったでしょうか?最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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