コンパクトなクロスオーバーSUV。ホンダ・ヴェゼルの中古情報まとめ
2016/09/14
Nor.M
ホンダのガレージボックス？！ホンダモビリオスパイクの魅了とは？
ホンダが２００２年にモビリオから派生した、コンパクトマルチワゴンのモビリオスパイク。その独特な外観と広い室内空間で、マルチワゴンとしての使い勝手はもちろん、趣味性を重視した１台でした。今回は、ホンダモビリオスパイクについて、様々な面から改めて調べてみました。
ホンダモビリオスパイク
モビリオ スパイクは、フィット、モビリオに続くホンダ「SMALL MAXシリーズ」の第3弾として登場しました。「クルマで遊ぶ」ことを大切にするお客様の期待に応えるため、「ガレージボックス」をコンセプトに開発されました。
モビリオスパイクはその名前からもおわかりのように、モビリオの派生車種ですが、趣味の道具であることを重視したため、リアクオーターウインドウがあった箇所に小物入れを用意したり、テールランプをリアバンパー内に埋め込みリヤゲート幅をより広げるなど、独自の仕様および装備が設定されていました。
ホンダモビリオスパイク
ホンダモビリオスパイクは、奥行き１８５５mm、高さ１１１０mmを確保し、１０４５L（2名乗車時）というクラストップレベルの大容量とスクエアなカーゴスペース、またアレンジ豊富なシートでさまざまな形状、大きさの荷物も簡単に積むことができ、自分流のカーゴスペースを自在に創ることを可能にしました。
それでは早速、ホンダモビリオスパイクを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう！
ホンダモビリオスパイクの性能はどのようなものだったのでしょうか？それでは見ていきましょう！
ホンダモビリオスパイク
・全長 4,125mm
・全幅 1,695mm
・全高 FF:1,740mm 4WD:1,760mm
・ホイールベース 2,740mm
ホンダモビリオスパイクに搭載されるエンジンは、１５００cc SOHC VTECエンジン1種類でした。変速機はホンダマルチマチックS（CVT）のみでしたが、グレードによっては手動操作で7段階に変速比を変えられる仕組みを備えていました。
ホンダモビリオスパイク
サスペンションは基本部分をモビリオと共通としていますが、スプリングレート、ダンパー減衰力を専用に最適チューニング。しなやかな乗り心地としっかりとした操縦安定性を両立させました。
また、モビリオで採用したEPS（電動パワーステアリング）システムを、専用にチューニングし、低速から高速域まで自然でしっかりとした操舵フィーリングを実現しています。
エンジン本体の振動・騒音を低減するとともに、ボディパネルの剛性を向上。また軽量・高効率な最新の防音材を施工することで、高い静粛性を実現しています。
ホンダモビリオスパイク
それでは、実際に所有しているホンダモビリオスパイクのユーザーレビューを見ていきましょう！
『カタログ値だけの話なら最近の車種と比べて見劣りはしない感じがします（1500ｃｃ110ｐｓ）、あくまで素人目には・・・。３０００回転あたりの音が官能的です。うっとりします。』
『エンジンや走行性能は大きいボディーをものともしない華麗な走り。特に足回りの良さはこの大きさの車では相当良い感じではないでしょうか？』
走行性能に関しては、ホンダモビリオスパイクのユーザーは概ね満足しているみたいですね。また燃費の良さを評価しているユーザーも多数見受けられました。ただ、CVTに関しては発進時にもたつく、滑る、ジャダーが起こるなどの症状が出ることもあるみたいです。
では続いて、ホンダモビリオスパイクの乗り心地とデザインについて見ていきましょう！
ホンダモビリオスパイク
モビリオとは違い、精悍なフロントマスクに加え、堂々とした存在感と重厚感を醸し出す極太のリアクォーターピラーが個性を与えていました。また、個性で選べる、新鮮ボディカラーを全10色用意していました。
ホンダモビリオスパイク
ホンダモビリオスパイクの最大のアピールポイントは何と言っても、アレンジ多彩な荷室空間でしょう。センタータンクレイアウトの恩恵で５種類のモードで様々な空間を作り上げます。
ホンダモビリオスパイク
インテリアは、ブラックを基調にしたデザインの可倒式大型アームレスト付きベンチシートを前席に採用しています。センターパネルはメタル調にし、スポーティーな走りをイメージしたホワイト3眼メーターも一部グレードに採用しました。
では続いて、ホンダモビリオスパイクの乗り心地とデザインについて見ていきましょう！
『ゴツンとした四角いスタイルは好みが分かれそうですがこれが購入の決め手となりました。似た車種にはルミオンや旧型のBBなどもありますが、あの押し出した感じの力強いフロントフェイスは他に無いですね。』
『古い車なのか足回りのゴム部品のへたりのせいなのか乗り心地はあんまし良くないです。軽よりは全然良いですが、シートが固めで割りとショックが伝わる感じです。』
『室内の広さには満足しています。荷室は最大縦に１９０センチのフルフラット！これはこのクラスではまぁありません。海水浴など，大人でも車内で着替えができ便利です。』
モビリオと差別化したデザインは概ね高評価を得ているようでした。しかしその乗り心地についてはリアの乗り心地の硬さと、シートへの不満が多いみたいです。室内空間に関してはほぼ皆さんが満足されているみたいです。
それでは気になるホンダモビリオスパイクの価格について見ていきましょう！
ホンダモビリオスパイク
ホンダモビリオスパイクは２００８年にモビリオがフリードにその役目を引き継いだことで、同年６月に販売終了となりました。
２００２年の発売当時ホンダモビリオスパイクは次の３グレード展開で以下の価格で販売されていました。
・W 7スピードモード付
FF １４９．９万円（消費税抜き）
4WD １６７．９万円（消費税抜き）
・A 7スピードモード付
FF １３９．９万円（消費税抜き）
4WD １５７．９万円（消費税抜き）
・Y HMM-S
FF １３４．９万円（消費税抜き）
4WD １５２．９万円（消費税抜き）
ホンダモビリオスパイク
ホンダモビリオスパイクの開発のテーマは、次の３つだったそうです。
・荷室空間（CARGO）＝自分流にとことん使える空間
・スタイリング（STYLING）＝愛着を感じさせるこだわりのあるカタチ
・居住空間（CABIN）＝一人でも仲間とでも楽しく過ごすとっておきの場所の創造
このテーマは今もフリードスパイクへと受け継がれていますね。
さていかがでしたか？今回はホンダモビリオスパイクを性能面を含め、様々な角度から見てきました。現在販売は終了していますが、ホンダモビリオスパイクのコンセプトは、さらに進化して、フリードへ引きつがれていると思います。
これをきっかけに、改めてコンパクトマルチワゴンについて見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
