コンパクトなクロスオーバーSUV。ホンダ・ヴェゼルの中古情報まとめ
2016/09/14
Nor.M
ホンダが1998年にロゴをベースに開発したコンパクトマルチワゴンのキャパ。そのコンパクトな外観と広い室内空間でコンパクトマルチワゴンとしての使い勝手に優れた車でした。今回は、ホンダキャパについて、様々な面から改めて調べてみました。
ホンダキャパ
ホンダキャパは1998年当時、ホンダが提唱していたJムーバー(楽しさ創造車)シリーズの第1弾として、ロゴのプラットフォームを流用し開発したコンパクトワゴンです。
ホンダキャパは、街乗りでのベストサイズをめざしたコンパクトな車体寸法でありながら、家族で乗ってもゆとりのある室内空間を再現するために 広い室内空間と良好な視界を確保し、室内への機能部分の張り出しを最小限にして、フラットフロアを実現した「デュアルデッキ・パッケージ」を基本に設計されています。
ホンダキャパ
ホンダキャパに搭載されたエンジンは、1500cc4気筒 SOHC 16バルブエンジンのみで、組合わされたトランスミッションは、当初マルチマチック(CVT)のみであったが、マイナーチェンジの際に4速ATが追加されました。
それでは早速、ホンダキャパを性能・デザイン・価格など、ユーザーレビューも交えながら、様々な面から見ていきましょう!
ホンダキャパの性能はどのようなものだったのでしょうか?それでは見ていきましょう!
ホンダキャパ
・全長 前・中期型:3,775mm 後期型:3,790mm
・全幅 1,640mm
・全高 FF:1,650mm 4WD:1,670mm
・ホイールベース 2,360mm
ホンダキャパのエンジンはその当時ホンダが販売していた「ロゴ」と同じ1500エンジンでホンダマルチマチックと呼ばれるCVTが組み合わされていました。
ホンダキャパ
ホンダマルチマチックは通常走行用のD(ドライブ)モードとキビキビした走りが楽しめるS(スポーツ)モードをもち、ステアリングに設置したスイッチによりすばやく切り替え可能でした。
フロント・サスペンションはマクファーソン式、リア・サスペンションはトーショナルビーム式を採用し、安定性と優れた乗り心地を確保していました。また、フロント、リアともスタビライザーを装着。また、フロントにボールジョイント・スタビライザーリンクを採用し、走行安定性を高めていました。
クランクプーリーダンパー採用によりエンジン騒音を、大型吸気消音器により吸気時の騒音を、また、大型プリチャンバー、サイレンサー等により排気音も低減するなど、発生源からの騒音、振動の低減をはかりました。
ホンダキャパ
それでは、実際に所有しているホンダキャパのユーザーレビューを見ていきましょう!
『加速良好で街乗り快適。足回りやハンドリングがウリの車ではないので山道などには向きませんが、普段乗りなら文句なし。』
『ボタン一つでスポーツモードに切り替わりきびきびした走りが期待できる。走り屋でなくてもちょっとした坂道や車線変更時などでも使えるから
満足だ。』
走行性能に関しては、ホンダキャパのユーザーは概ね満足しているみたいですね。また燃費の良さを評価しているユーザーも多数見受けられました。
では続いて、ホンダキャパの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!
ホンダキャパ
ホンダキャパのエクステリアは、力強さと安定感をもたせた台形フォルムと大きなグラスエリアが特徴で、大型マルチリフレクターヘッドライト、フロントグリル、大型バンパーにより存在感を主張しています。当時のCMも映画「フリントストーン」を使って、ファミリー層にアピールしていました。
ホンダキャパ
ホンダキャパは、ゆとりのヘッドクリアランスをもつ、高さ1240mm、長さ1750mmの広い室内を確保、大きなドアと高いシート位置の設定により、腰の上下移動量が少なくてすむ優れた乗降性を実現しています。
ホンダキャパ
ホンダキャパは、大開口テールゲートはインナーハンドルつきで使い勝手を良くしています。また紫外線を大幅にカットし、車内温度の上昇を抑える高熱線吸収UVカットガラスをすべてのウィンドウに採用しています。
では続いて、ホンダキャパの乗り心地とデザインについて見ていきましょう!
『ボンネットがぐっと低く抑えられていて前がとても見やすい、そして室内空間はとても広くて180センチの身長でも余裕の広さ。それでコンパクトカーの部類なので便利このうえないです。』
『乗り心地よし。後ろの席は非常にゆったりとしたスペースがありくつろぎやすい。荷物をたくさん積めるし、大型犬のレトリバーも乗せて遊びに行ける。』
『車高が高く,少し安定性に欠けます。また,車が好きで乗る人にとってはあまり特徴がないかもしれません。』
キャパのデザインは、取りまわしもしやすく、荷物も積みやすいと高評価が多い中、その高い車高からくるカーブでの安定感に不満があるユーザーも見受けられました。
それでは気になるホンダキャパの価格について見ていきましょう!
ホンダキャパ
1998年当時ホンダキャパは次の2グレード展開で以下の価格で販売されていました。
・C 139.8万円(消費税抜き)
・D 155.8万円(消費税抜き)
ホンダキャパの価格は最終モデルで以下のように設定されていました。
・B FF 4AT 129.8万円(消費税抜き)
・ツイッテル FF 4AT 138.8万円(消費税抜き)
ホンダマルチマチックS 141.8万円(消費税抜き)
4WD ホンダマルチマチックS 159.8万円(消費税抜き)
・L FF 4AT 151.8万円(消費税抜き)
ホンダマルチマチックS 154.8万円(消費税抜き)
4WD ホンダマルチマチックS 172.8万円(消費税抜き)
ホンダキャパ
1997年、ホンダが東京モーターショーにおいて、21世紀にむけてのクルマづくりにおける一つの提案「Small is Smart」の考えに基づくJムーバー(楽しさ創造車)シリーズの第一弾として、ホンダキャパはコンパクトな「街乗りベスト」サイズを基本にスペース、スタイル、走りにおいて楽しさあふれるマルチワゴンです。
さていかがでしたか?今回はホンダキャパを性能面を含め、様々な角度から見てきました。販売は終了していますが、ホンダキャパのコンセプトは、モビリオそして、フリードへ引きつがれています。
これをきっかけに、改めてコンパクトマルチワゴンについて見直してみるのもいいですね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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